3/24(水)は今年度の最終登校日。終了式はシンフォニーホールから私(岡田)の講話を各クラスのスクリーンに配信するスタイルで実施しました。
「皆さんが生きる時代はAIが台頭する時代になります。私たちはAIにはできないことができる力を身につけなければなりません。AIにはできないこと──たとえて言えば、馬車から鉄道を生み出す発想をすること──イノベーションです。私は、今回の新型コロナウイルスの問題を中高の時代に経験した皆さんこそが、次の時代のイノベーションを起こせると信じています。スマホはそれまで『奇跡』と思われていたことを『日常』に変えました。これもイノベーションの成果。次の時代、今はまだ『奇跡』と思われていることを『日常』へと変えるのは、皆さんです」
生徒たち、よく聴いてくれました(写真は高1共学)。
その後は各学年ごとにさまざまな行事が行われました。
中等1年では「まなび未来PASS」の返却に合わせ、「ふり返り」と短時間での「カウンセリング」を実施しました。今回は特に「コンピテンシー(≒行動する力)」に着目。
また、高1共学では2年生に進級する際にクラス替えが行われます。つまり、今日は現クラスで集まる最後の日。プログレスコースでは「さよならドッチボール大会」を実施。盛り上がりました。
この1年間は、生徒たちにとって本当に厳しいものであったと思います。それは私たち教員にとっても同じこと。コロナ禍の中、学校の意義、そして教員であることの意味を問い続ける1年となりました。
しかし、限られた行事の折に、卑屈さなど微塵も感じさせない活き活きとした桐蔭生の姿を見るにつけ、むしろこちらが元気をもらってきました。
そんな桐蔭生を改めて頼もしく、誇らしく思う1年でもありました。
来年度もよろしくお願いいたします。