2/5(日)、中等教育学校の第3回入試(最終回)が行われました。今年は3日間とも天候に恵まれ、正直ホッとしました。
「なぜ勉強するの?」──教師であれば、一度は生徒から尋ねられたことがある質問です。私(岡田)が教師になりたてのころ、やはりこのように尋ねられ、自分の考えを伝えたものの、何か奥歯にものが詰まったような返答になっていたことが気がかりでした。
このことを担当クラスの保護者会でお話ししたところ、ずいぶん後になって、ある一人の方から次のような趣旨の手紙をいただきました。
「先生があのときお話しになっていたことの答え、『感動するため』ではないでしょうか」
ストンと腑に落ちました。
【生徒が制作した学校紹介動画より】
私たちは今まで知らなかったことを知ったり、わからなかったことがわかったりすると、「ああ、そうだったのか!」という感動を得ることになります。これこそが学ぶことの意義だと思うのです。ここで得た感動は、間違いなく私たちを新しい世界へと導いてくれます。そして、たくさんの世界を知れば知るほど、私たちは精神的に豊かになれます。豊かな人生を送ることができるのです。
受験勉強を通じて、お子さまはそれこそ多くの「ああ、そうだったのか!」を経験してきたはず。それだけでも中学受験には大きな意味があったといえるのではないでしょうか。
【今回は試験中の時間を利用して、シンフォニーホールにて学校説明会を行いました】
桐蔭学園中等教育学校を受験してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
これから始まる新しい生活が素晴らしいものとなることを願っております。
【おつかれさまでした!】