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高校入試を受験された皆さんへ

2/11(火祝)、高等学校の入学試験が行われました。受験された皆さん、おつかれさまでした。

受験勉強がつらいとき、「何で勉強するんだろう」「こんなこと何の役に立つんだろう」と思ったことはありませんか。私(岡田)も皆さんと同じ時分、なぜ勉強するのか疑問に思ったことが幾度となくありました。

残念ながら、当時の私は答えを見つけることができませんでした。しかし、今では明確に答えることができます。それは「感動を得るため」です。

私たちは今まで知らなかったことを知ったり、わからなかったことがわかるようになると、「ああ、そうか!」という感動を得ることができます。これが勉強することの意義なのです。

夢は大切です。しかし、夢とははじめからあるものではありません。感動を積み重ねていくことでやがてそれが夢へと成長する、そういうものなのです。

一見無味乾燥に思える受験勉強にも、「ああ、そうか!」と感動する瞬間がいくつもあったはず。そして高校に入学すると、感動を得る場面はもっともっと多くなります。どうかこれから始まる高校生活を楽しみにしていてください。

公立高校の受験を控えている皆さん、体調を万全に整えて引き続き頑張ってください。

 

高校ラグビー部 県庁、市役所、YokohamaMBC 表敬訪問

2/10(月)、花園全国大会を制した高校ラグビー部が、神奈川県庁、横浜市役所、YokohamaMBC内のテレビ神奈川・神奈川新聞からご招待いただき、表敬訪問を行いました。

県庁では黒岩祐治県知事、柳下剛県議会議長、近藤大輔同副議長をはじめとする県関係の皆様と面会。全国大会での健闘を讃えてくださいました。

【「神奈川を盛り上げてくれました」ー黒岩知事と恒例の 〝 VICTORY!″】

市役所では山中竹春市長と面会。ラグビー経験者である市長からは、かなり専門的な質問もありました。

YokohamaMBCではテレビ神奈川・熊谷典和社長、神奈川新聞・須藤浩之社長からご祝辞をいただきました。

【終了後の記念撮影ーリラックスした雰囲気です】

全国優勝を果たしたことで、ラグビー部の生徒たちは、普通の高校生では経験できないような貴重な機会をたくさんいただいています。このような機会を重ねることで、生徒たちが日々成長していることを実感しています。

本日はお招きくださり、誠にありがとうございました。

 

第3回 中等教育学校入試

2/5(水)、中等教育学校の第3回入試が行われました。中等教育学校の入試はこれが最終回となります。

【冷え込みが厳しい今朝の TOIN グラウンド。うっすらと白くなっていました】

中学受験をすると決めたその日から、お子さまは目標に向かって頑張ってきました。好きなスポーツや習い事をしばらく封印したお子さまもいらっしゃることでしょう。

勉強しても思うような結果が出ず、人知れず涙を流したことがあるかもしれません。また、友だちがスポーツをしたり習い事をしているのを羨ましく見つめたこともあったでしょう。

それらすべてを含めて成長なのだと思います。中学受験という経験によって得られる成長です。

そもそもお子さまは、なぜ中学受験を志したのでしょうか。それはお子さまの幸せのためにほかなりません。お子さまの幸せという「目的」のために、中学受験という「目標」を設定したということです。

そう、「目的」はあくまでのお子さまの幸せのため。中学受験という経験を通じて、お子さまの幸せという「目的」に一歩でも近づくことが大切なのです。

こう考えてみると、極端な話、受験の合否というものはあまり関係ないのかもしれません。

今回の中学受験という「目標」が、お子さまの幸せという「目的」に向かってどのような意味を持つのか。それを決めるのは、お子さまの自己肯定感だと思います。

保護者の皆さま。どうかお子さまの自己肯定感を醸成してあげてください。「目標」に向かって頑張ってきたお子さまを大いに褒めてあげてください。今回の中学受験の経験が、お子さまの幸せにつながることを切に願います。

【試験おつかれさまでした】

 

第2回 中等教育学校入試

2/2(金)、中等教育学校の第2回入試が行われました。午後のみの実施です。

前日までは降雪の予報。大変心配していましたが、幸い雪にはならず、雨模様。午後にはその雨も上がりました。

日本の子どもたちは自己肯定感が低いといわれています。ある調査によると、特に中学校に上がる段階で自己肯定感が大きく下がるようです。これにはさまざまな理由があるのでしょうが、そのひとつに、小学校時代の自分自身の成長が自覚できていないことがあるように思えてなりません。

小学校時代をふり返ってみると、実に多くのことが「できる」ようになったはずです。本来、それをしっかりと自覚することで自己肯定感が生まれ、次の成長へとつながるのですが、その自覚が持てないまま中学校生活をスタートさせてしまうことがあるのではないでしょうか。

昨日のブログで「中学受験を通して成長してほしい」と記しました。受験を通して成長する──よく耳にする表現です。

もちろん、受験というものは合格することが目的ですから、その目的が達成されることで自己肯定感が生まれ、成長することはできるでしょう。では、達成されなかったら成長は見込めないのでしょうか。

決してそんなことはありません。中学受験を通してどんなことが「できる」ようになったのか。結果はどうであれ、たくさんのことが「できる」ようになったことはたしかなはずです。

【本日、学校紹介で登壇してくれた生徒たち。4年生のペア(左)と1年生のペア

保護者の皆さま。どうかお子さまの「できる」ようになったことを自覚させてあげてください。そして自己肯定感を育ててあげてください。受験に向けて頑張ってきたお子さまを、一番近くで見てきた保護者の方だからこその一言──よくがんばったね! 頼もしいよ!──これだけでもお子さまの自己肯定感は確実に育ちます。

【試験終了時、外はもう真っ暗。気をつけてお帰りください】

 

第1回 中等教育学校入試

今日は2/1(土)、中等教育学校の第1回入試です。午前と午後、それぞれの部が行われました。

【今朝の TOIN グラウンド周辺】

私(岡田)は桐蔭学園中・高の出身です。今から45年以上前に中学受験を経験しました。桐蔭学園の入試日は今と同じ2/1、ものすごく寒い日だったことを覚えています。

「寒いから」という理由で、母親は「これでもか」とばかりに重ね着をさせ、混雑する小田急線に揺られて約40分間、汗びっしょりになったこともよく覚えています。

柿生駅から乗ったバスが桐蔭学園に到着し、受験会場までの案内をしてくれた在校生の先輩がとてつもなく「大人」に見えたこと、教室に入ると大きな石油ストーブが独特の匂いを放ちながら燃えていたこと、試験監督の先生が実に厳かな風体をしていたこと、、、、。

初めてのマークシート試験(当時の桐蔭学園はこれでした)に戸惑ったこと、算数の問題がとにかく難しかったこと、何よりも緊張したのが「運動能力テスト」(当時の桐蔭学園にはこれがありました)だったこと等々、、、、。

【本日、学校紹介で登壇してくれた生徒たち】

45年以上も前のことなのに、この日のことは今でも鮮明に覚えています。そう、中学入試の1日というのは「一生忘れられない日」になるのです。

そんな「一生忘れられない日」が、「悔いの残る日」になってほしくありません。結果はどうであれ、「自分の力をすべて発揮できた!」と言える1日にしてほしい。それが自分自身の成長につながるからです。

私たち私学の教員は、受験生の皆さんが、中学受験を通して成長してくれることを心から願っています。

【受験おつかれさまでした】

 

みらとび代表発表会(高校2年・中等5年)

1/11(土)、「みらとび代表発表会」が行われました。

さる11/12(火)、高校2年・中等5年の全生徒が各自の探究テーマに関して中間発表をする「みらとび発表会」が開催されましたが、そのうち各ゼミから推薦され、さらに検討して選抜された代表生徒8名による発表会です。

司会は実行委員の2人が務めてくれました。

関野映理さん(高2)による「確実なおみくじの攪拌方法」。回転のさせ方、容器の大きさ、おみくじの材質等から最も分散しやすい方法について考察しました。

島田 葵さん(高2)による「休日最終日の憂鬱を減らすには」。いわゆるブルーマンデーになりにくい休日の過ごし方について、おもに運動、睡眠の両面から考えました。

高平葵乃さん(高2)による「まぢンコの世界へ」。ミジンコと光の関係についてさまざまな実験を行い、その結果について発表しました。ミジンコへの愛情に溢れた発表でした。

伊藤晴香さん(高2)による「英文に返点は通用するのか?」。文法の構造が似ている英文と漢文を比較し、英文を漢文的に読むことの可能性について考察しました。

前田亜莉紗さん(高2)による「新記録はなぜ出るのか」。水泳において筋力、柔軟性、身長体重の重要性をふまえ、タイムを向上させるのに必要な条件について考察しました。

岩村 昊さん(高2)による「『能登半島地震の現場で見た現実』から考える地震対策」。震災に見舞われた能登半島へ実際に出向き、現地の方々への取材をもとに地震対策について考察しました。

大礒優一さん(等5)による「学校の iPad はどうあるべきか」。1人1台端末における問題点を指摘した上で、生徒が主体となって使い方を議論していくことを提言しました。

山下苺依さん(等5)による「なぜ私たちは”キモイ”に可愛さを見出すのか」。いわゆる「キモ可愛い」と感じる境界線を、主体の年齢とその対象に触れた時間の長さとの関係から考察しました。

それぞれの発表後は、グループワークで議論を深めます。

質疑応答も活発に行われていました。

これからの社会では、自分で問題解決していく力が不可欠です。桐蔭学園の探究(=「未来への扉」~略して「みらとび」)は、「アクティブラーニング型授業」「キャリア教育」とならび、学園が掲げる学びの3つの柱のうちの一つとなっています。

「みらとび」は、自ら設定した課題に対し、情報を整理・分析し、問題を解決する力を身につけることを目的としています。この授業によって、未来への扉を開いてほしいという願いから「未来への扉」と名づけたのです。

まずは身近な関心あるテーマに着眼し、「なぜ」と問いかけることを大切にしています。そのことを実感する機会となりました。