学校法人 桐蔭学園 桐蔭横浜大学

2025年度大学間越境学習プログラム「持続可能なエネルギー社会を考える」を開催!

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大学×高校×社会 「三者共創」で、地域のエネルギー課題に挑む

3月3日(火)~5日(木)、桐蔭横浜大学に、全国から7つの大学と2つの高校から生徒・学生が集結し、自治体や第一線級の企業22の団体に参画いただき、「持続可能なエネルギー社会」について学びを深めるセッションを実施しました。本セッションは、昨年12月に始動した「2025年度大学間越境学習プログラム」全5回の集大成となるものです。最大の特徴は、地域や学校種などを越境した生徒・学生のアイデアを、企業や自治体の方が職業人の視点で磨き上げる「縦と横の共創」です。地域を越え、世代を越えて、エネルギー社会の未来を思い描き、互いに切磋琢磨する、かつてないスケールの学びの場が実現しました。

全国各地より、大学7校+高校2校+企業・自治体22団体が、桐蔭横浜大学に集結!

プログラムの様子

【大学】
桐蔭横浜大学(主催)、日本文理大学、東京家政学院大学、石巻専修大学、島根大学、北海道科学大学、福岡工業大学

【高校】
宮崎県立飯野高校、和歌山県立新宮高校

【企業・自治体】
地方自治体、第一線級の企業22団体


1日目(3月3日) 大学生×高校生 チームビルディング・学びの振り返り

参加大学、高校の生徒・学生が桐蔭横浜大学に集まり、チームビルディングを行いました。これまで、全4回のセッションでオンライン上で交流してきた生徒・学生たちですが、対面で顔を合わせるのはこの日が初となりました。チームで協力し、自立可能でなるべく高いマシュマロタワーを作成する、といった「マシュマロチャレンジ」に挑戦。緊張が解け、会場には自然と笑い声が広がるようになりました。 チームビルディングで交流が深まった後、これまでのセッションで受講した授業の復習および、本セッションで取り組む課題を確認しました。この3日間で取り組む課題は、「持続可能なエネルギー社会」をテーマに、「指定された一つの地域について、その地域のエネルギー問題を軽減し、かつその地域の特性に合わせた最適なGXのあり方(手法・方法)を提案する」こと。各グループごと、担当する地域が設定されました。
セッションの様子1
セッションの様子2
セッションの様子3
セッションの様子4

2日目(3月4日)大学生×高校生×社会人 解決策の検討・懇親会

2日目より企業・自治体に参画いただき、来訪いただいた皆様に、本学の森朋子学長より、本プログラムの趣旨の説明がありました。その後、生徒・学生と合流し、いよいよグループワークが本格始動します。この日は「解決策の検討」を軸に、実践的かつ論理的な探究が繰り広げられました。 午前中のワークでは、各チームで担当する地域と他地域の事例を比較・吟味しながら、提案の骨子を練り上げていきました。午後に行われた中間報告会では、各チーム5分間のプレゼンテーションに挑戦。質疑応答では「反証」の視点から鋭い質問が飛び交い、社会人の方々からもプロの視点で、実現可能性や地域特性への理解について熱いコメントが贈られました。報告会でのフィードバックを受け、後半のワークでは「対話型論証モデル」を活用して提案の再構築に取り組みました。プログラム終了後は、大学食堂を会場に懇親会を実施しました。大学や高校の枠を越え、そして生徒・学生と社会人の垣根も越えて、自由に交流いただく貴重な時間となりました。
セッションの様子1
セッションの様子2
セッションの様子3
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3日目(3月5日)大学生×高校生×社会人 ポスター発表・フィードバック

最終日となる3日目は、これまでの探究の集大成として、各チームの提案を形にする熱気あふれる一日となりました。 午前中は、前日のワークや社会人からのフィードバックを反映させた最終調整からスタート。90分という限られた準備時間の中で、ポスターの細部までこだわり抜き、チーム一丸となって発表練習に励む姿が印象的でした。成果発表は、ポスターセッション形式で実施しました。各チーム12分間のプレゼンテーションを計5回行い、自分たちが担当する地域の「最適なGXのあり方」を堂々と提案。「事実・データ」に基づき、「主張」を「論拠」で支え、さらに想定される「対立意見」への「反駁」までを網羅した論理的な構成に、聞き入る学生や教職員、参画いただいた企業・自治体の方からも感嘆の声が漏れていました。 午後は、3日間の「越境」を通じた学びの振り返りを行いました。多面的評価システム「VUE」を活用し、自己理解や協働実践力、発信力といった観点から自らの成長を可視化。「異なる大学や高校のメンバーと協力する難しさと、それを乗り越えた時の達成感」「地域課題を自分事として捉えることの重要性」など、生徒・学生たちからは、エネルギー問題への理解を深めただけでなく、人として一回り成長したことを実感させる感想があがりました。 各チームの発表を、参画いただいた企業・自治体の皆様に採点いただき、プログラムの最後に表彰式を行いました。最優秀賞1チーム、優秀賞4チームが選ばれ、森朋子学長から表彰状が授与されました。
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桐蔭横浜大学 森 朋子学長コメント

森 朋子学長

本プログラムは、高校生・大学生、そして社会人が立場を越えて学び合う共創の場として実施しました。高校生・大学生と社会人が交わることで、学びは教室の中だけでは終わらない、社会と地続きの、実践的なものになります。多様な立場との対話を通じて、学生たちは正解のない課題に向き合い、問いを立て、論点を絞り込み、根拠をもって提案を組み立てる力を伸ばしました。参画いただいた企業、自治体の皆様からは、地域や社会の課題に向き合い、対話を重ね、問いを深め、提案を磨いていく過程そのものを高く評価いただいております。この「対話型論証」に基づいた知の交錯こそが、学びのブラッシュアップを加速させ、「教育の質」を担保する核心になると考えています。