月別アーカイブ: 2020年5月

先生たちのおススメ本紹介 その4

 今日も、先生たちからのおススメ本紹介です。今日はだれ先生のおススメかな?想像しながら読んでみてくださいね!


 5月1日から各学年のZoomHRが始まりました。先生たちも、画面越しではありますが、皆さんの元気そうな笑顔に会えてとてもうれしく感じました。みなさんも、なかなか会えない友だちの姿を見ることができ、とても嬉しそうな表情をしていましたね。楽しい会話や、遊び、たまにはケンカもする友だち。やっぱり友だちって自分にとって大きな存在ですよね。会ったら何を話そう、何をして遊ぼう。これからの学校での生活を楽しみに、今はお家で改めて友だちの存在の有難さについて考える時間にしてみてもいいかもしれません。そんな『友だち』についていろいろ考えられる本を今回は2冊紹介します。

【低学年のみなさんにおすすめ】
『トラネコとクロネコ』宮西達太
 野原に落ちていた桃をみつけて取り合いになったトラネコのたまと、クロネコのブルース。そこから、2匹のネコの自分の方がかっこいいとか素敵だとか自慢のしあいっこが始まります。お互いの苦手なことも言い・・・・最後は、かけっこで勝負をつけることになりました。
 さて、トラネコのたまとクロネコのブルース勝ったのはどちらでしょう?最後の結末に注目です。

ともだちといっしょにいると、たのしいこともあればケンカをするこもありますね。でも、それはともだちがいるからできることなのかもしれません。今はお家でなかなかともだちにあえませんが、ともだちにあったら、いっしょにわらって、いっしょにないて、たまにはケンカして。なぐさめて、なぐさめられて、たすけて、たすけられて・・・。そんなともだちにはやくあいたいね。

【高学年のみなさんにおすすめ】
『チョコレート戦争』大石真
 すずらん通りにある洋菓子屋さんの金泉堂。その人気店は、洋菓子をいくつ食べたかが、子どもたちの自慢の種にもなっているほどです。その金泉堂と子どもたちの間で突然トラブルが!!!
 光一と明が学校の帰りに金泉堂に立ち寄り、ショーウインドーに飾ってある大きなチョコレートのお城をのぞいていていると、いきなり目の前のガラスがガシャーン!と割れてしまいました。2人はお店の人に犯人扱いされてしまうのです。「やっていない」と言っても大人たちは誰も信じてくれません。ただ、信じてくれたのは桜井先生という若い女の先生と友だちだけ。
 くやしくてたまらない光一は金泉堂に戦いを挑みます。果たして大人VS子どもの戦いの結末は・・・。

自分を認めてくれた時・信じてくれた時みなさんはどんな気持ちになりますか。とてもうれしい幸せな気持ちになるのと同時に、力が湧いてきませんか?自分は1人ではない。大切な心強い仲間がいると思うとどんなことでも挑めそうです。これは、大人も子どもも同じですね。この本を通じて、友だちの存在。家族の存在についても考えてみてください。

 

先生インタビュー③

今日は、3人目の先生インタビューです。今日は、図工科の神山先生がインタビューに答えてくれました!どんな本を紹介してくれるか、楽しみですね!

<先生へインタビュー!>
Q1 名前、担当教科や学年を教えてください。

神山素来(かみやま そら)
3年2組副担任
3年・6年図工担当

Q2 先生のマイブーム、趣味は何ですか?

●木工作=先生の1番の専門は「陶芸」なのですが、実は最近は「木」をつかった作品をつくっています。石故先生にも依頼をうけて、図書室の返却箱も新たにつくりました。 電動工具でどんどん作業をしていくのが楽しいので、次は何をつくろうかなぁと考え中です。
●ラジオ=高校生、大学生の頃もラジオが大好きで、朝から晩までラジオを聴いているような日もあったぐらいです。最近また、ラジオを聴く機会が増えてきました。最近はインターネットをつかって一般の人もラジオを配信できるので、色々なものを聞いています。

Q3 小学生のころに読んで好きだった本は?

●『日本一短い母への手紙』
福井県丸岡町という町が企画し「母への手紙」というテーマで全国から寄せられた作品から選抜された作品が掲載されています。日本語の美しさが心に残る一冊です。
●『磯野家の謎』
あのサザエさんにまつわる謎を徹底的に解説した本です。とてもマニアック、そんなこと普通は気にしないよ!と思うようなことまで詳しく書かれています。サザエさん好きにはオススメの一冊です。

Q4 最近読んだ本で面白かった本は?

●『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』
スマホゲームのヒットを重ね、わずか10年で大企業に成長した会社「アカツキ」の社長による会社の成長の記録です。いくつもの困難を乗り越え、いまではスマホゲーム以外にも横浜駅に隣接した「アソビル」などのエンターテイメント施設も運営するようになっていく過程が克明に描かれています。ゲームであっても、実際の施設でも、人を楽しませるためにはどんなことを大切にしてく必要があるのか、とても参考になる一冊でした。

Q5 各テーマのおススメの本は?

 読んだら元気が出る本
『ジェネラルルージュの凱旋』(海堂尊)
半沢直樹でおなじみ? 堺雅人さん主演で映画化もされた医療系の物語です。とある大学病院 の救急救命センターのセンター長が主人公となり、病院内 で次々と起こる事件を解決したり、大きな災害が発生し、次々と運び込まれてくる患者を相手に奮闘する様子がテンポよく描かれています。たくさん苦しみながらも戦っていく主人公がカッコいい一冊です。

 「仲間を大事にしたくなる本」
『虹色のチョーク』
学校で毎日使っているあのチョーク、どのような会社が作っているかみなさんは知っていますか?今では数少なくなった国産チョークメーカーの1つ、日本理化学工業株式会社さんの会社の物語です。どうして仲間を大事にしたくなるのかは、ぜひ読んでみてください。学校が再開した時、チョークを大切にしたくなる1冊です。

 「おいしそうな食べ物が出てくる本」
『将太の寿司』
漫画です。職人になる(ひとつのことをやりつづける)ってとても苦しく、でもとても素晴らしいことなんだということを主人公が教えてくれます。そして、なによりもお寿司に関する知識がたくさん学べるので、お寿司屋さんに行くのが楽しくなります。

 「絵や音楽に触れたくなる本」
『THE ART OF Ponyo on the Cliff 』(ジブリTHE ARTシリーズ)
作品を見たことがある人もたくさんいると思いますが、ジブリ映画の名作のひとつ「崖の上のポニョ」の原画&設定集です。この本は、「ポニョ」のあらすじはほとんど書かれておらず、たくさんの制作スタッフがどのようにして映画をつくっているか、映画制作の裏側がおさめられています。一番最初に紙と鉛筆でキャラクターを描く人、登場人物や風景に1つずつ色をつけていく人、パソコン上でより綺麗 に仕上げをしていく人などとても多くの人が関わって、1本の 映画ができていることがよくわかります。高学年の人であれば文章もしっかり読めると思いますし、低学年の人もながめているだけで幸せになれる一冊です。

 「文字が少ない本」
『GIONGO GITAIGOJ“ISHO(ぎおんごぎたいごじしょ)』
擬音語や擬態語(オノマトペ)だけがたくさんのっている「辞書」です。辞書と言っても、普通の国語辞典のように字でうめつくされてはいません。例えば、「きらきら」というオノマトペがあったら「きらきら」の様子を、独特の文章と「イラスト」で表現しています。
私が最も尊敬するアートディレクター森本千絵さんがプロジェクトに関わっており、大塚いちおさんというイラストレーターが絵を担当しています。大塚さんは、Eテレ「みいつけた!」に登場するサボさんやコッシーを描いた方です。
短い言葉から、とてもたくさんのイメージがひろがっていく人間の発想力の素晴らしさを感じることができる1冊です。

Q6 みんなに向けて一言をお願いします。
先生は、文字がたくさんの本もたくさん読んできましたが、それと同じぐらいイラスト集や写真集も見てきました。最近はタブレットで本が読めるようになってきましたが、イラストや写真は、きれいに印刷された本のほうが美しく表現できると私は思っています。図書館や本屋さんに行ける日が戻ってきたら、そういった本にもたくさん親しんでもらえればと思います。

 

先生たちのおススメ本紹介 その3

 今日は先生たちがおうちで読み聞かせをしている本紹介、第三弾!家で読んでもらっている(読んでもらっていた)本はありますか?

『おかえし』村山 桂子(むらやま けいこ)作 織茂 恭子(おりも きょうこ)絵 福音館書店
たぬきさんの家のとなりにきつねさんの親子が引っ越してきました。引っ越しの挨拶にいちごを持って行ったら…。題名にある「おかえし」とは?たぬきさんもきつねさんもいい人(?)全開で読んでいて優しい気持ちになります。

となりに きつねさんが ひっこしてきたよ!きつねさんの おかあさんが いちごをもって きて くれたよ。でも、そのあと、ぼくの おかあさん、ずっと おうちと となりの おうちを いったりきたり しているよ…。「おかえし」って なんかい いうんだろう…。まあ、ぼくは その あいだに もらった いちごを たらふく たべられたから いいけど…。でも、おかあさんまで いなくなって しまったら さびしいな。

ねずみくんの絵本 シリーズ
なかえよしを 作 上野紀子(うえの のりこ)絵 ポプラ社

ねずみくんとその友だちたちのお話です。時にはけんかをすることもあるけれど、最後はみんな仲良くできたり優しくできたり… みんな友だちを思いやることができる、やさしい仲間たちです。繰り返しの文が多いので、読んでいるうちに文を覚えてしまい、小さな子でも自分で絵を見ながら文を言うことができるようになってしまいます。たくさんシリーズの本があるので、色々な話が読めるのも楽しみのひとつです。

ねずみくんの絵本シリーズのひとつから
『どうしちゃったの?ねずみくん』(ねずみくんの絵本27)
ねずみくん、げんきがないけどどうしちゃったの?ぼくのとくいのきょくげいをみせてあげるよ。ぼくのきょくげいじゃ、げんきがでない?じゃあ、ぼくのは?だれがやってもだめかなあ…。どうしたらげんきがでるかな?

 

自宅で読める電子書籍情報 その2

4月の10日の記事で、自宅で読める電子書籍をご紹介しました。あれから1か月がたち、読めるものが変わってきていますので、本日はそちらをご紹介します!

 
ヨメルバ(KADOKAWA) 5月31日まで
ラインナップが変わり、24冊の児童書が無料公開中!「赤毛のアン」や「サッカク探偵団」など!

小学館の自宅学習支援サイト うちスタ(小学館)
引き続き日本の歴史が読めますが、今はそれに加えてドリルやパズルがダウンロードして楽しめます。ことばパズル、面白いですよ!

銀の鈴社電子ブックストア(銀の鈴社)6月30日まで(延長するかも?)
500冊が無料公開中。谷川俊太郎や井上靖、内田麟太郎作品など多数あります。

ソノラマ+(朝日新聞出版)6月2日まで(延長するかも?)
歴史マンガが無料公開中。もう一つのおススメはサザエさんのマンガ。アニメは見たことがあっても、新聞に連載されていたマンガを読んだことがある人は少ないのでは?

ゼブラック(集英社)
少年ジャンプのマンガなどの過去の分を無料公開中。ワンピースのマンガはなんと61巻分無料!ちなみにワンピースは累計発行部数4憶7000万部の2位以下をぶっちぎりの日本一売れているマンガです。鬼滅の刃の小説版の乗っているノベルジャンプなども期間限定(予定では今日まで)で公開中!

 

桐蔭版こどもの本総選挙 その2

昨日は第2位まで発表した桐蔭版こどもの本総選挙、今日はいよいよ第1位の発表です。何の本か、予想はつけたかな?

それでは、発表します!
桐蔭学園小学校の中で一番面白い!という人がもっとも多かった本は!

 
 

『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ ポプラ社


 

でした!予想していたみなさん、当たりましたか?
本家の方でも第2回でも2位に選ばれている、大人気の本ですね。
まだ読んだことがないという方はぜひこの機会に読んでみてください。
ちょっとヘンな本がたくさんで、読み始めたら止まらなくなる一冊です。
桐蔭電子図書館にもありますので、ぜひ調べてみてくださいね!

 

桐蔭版こどもの本総選挙

 8日の記事で、「小学生が選ぶこどもの本総選挙」の結果発表があった、と紹介しました。
(まだ見ていない人はこちらを先にみてね)
実は、桐蔭のみんなが書いてくれたはがきを先生が集計していました。そこで、本日は桐蔭版こどもの本総選挙の結果発表です!
 はたして桐蔭生に一番人気だった本は何なのか?ランキング形式で発表です!同点の本がたくさんあったので、3位までをご紹介します。

第3位
『おしりたんてい むらさきふじんのあんごうじけん』
『続・わけあって絶滅しました』
『もっと ざんねんないきもの事典』
『ルルとララのカップケーキ』
『ルルとララのコットンマカロン』
『四つ子ぐらし』

第2位
『ざんねんないきもの事典』
『続ざんねんないきもの事典』
『天気の子』
『ふしぎ駄菓子屋銭天堂』

そしていよいよ残すは第1位!……ですが、第1位は次回の記事で発表します!なんの本か、予想して明日の更新を待ってくださいね!

 

こどもの本総選挙、結果発表!

 昨年度に、好きな本を1冊はがきに書いて、図書室の応募箱に出してもらいました。覚えているでしょうか。その、「第2回 小学生がえらぶ! こどもの本 総選挙」の結果が“”発表されました!今回の1位は、いったいどの本になったのでしょうか?先生は結果をみてとても驚きました!まさかそうなるとは !驚きのその結果はこちら! 時間がある人……は動画も見てみてね!

特設サイト
https://kodomonohon-sousenkyo.jp/

Youtube結果発表動画
https://www.youtube.com/watch?v=hBbgacwSIGU

自分の選んだ本は入っていたかな?

 

面白い動画がいっぱい!「おうち授業」の紹介

 Yahoo!Japanのページに、「Stay Home」という特設サイトができています。そこでは家で過ごすための情報がたくさんあるのですが、その中のおうち授業のコンテンツが小学生のみなさんにとっても役に立ちます!
 シンフォニーホールでもサイエンスショーをしてくださったでんじろう先生やプロの芸人さん、アナウンサーの方などがそれぞれの専門のことを動画にしています。ぜひ興味のあるものを見てみてください!
 そして、今日、7日は読書の授業も公開されています。この記事を書いている時点ではまだ未公開なので、内容はまだわかりませんが 。文学……YouTuberベル先生という方が本の面白いところを紹介してくれるみたいです。先生も見てみますので、みなさんもぜひ!

Stay Home 毎日開校 おうち授業
https://ouchi.yahoo.co.jp/study/

 

小学図書館ニュース

 GWの連休が終わりましたね。今年は外出できないGWでしたが、おうちでの時間を充実させられたかな?
 みんなは自宅で過ごすことがほとんどだと思いますが、世の中は仕事をしている人もいます。郵便や配送、食料を扱うお店や電気や水道、電話などの人が生きていくうえで必要なものを扱う仕事の人です。そうした人は、この新型コロナウイルスさわぎの中でも大変な思いをしながら仕事をしてくれています。また、新型コロナウイルスの騒ぎがなくてもそうした人たちはいつもの年のGWなどの時も働いています。みんながお休みやこうした自宅での時間を過ごす裏にはたくさんの人の努力があるんですね。
 なので、学校には今も郵便物が届きますし、学校から送ったものがみんなの手元にも届いています。郵便局の人たちが持ってきてくれているからです。ありがたいことですね。

 今日、そんな郵便物の中からみなさんに一枚ご紹介です。いつもは図書室前に貼られている小学図書館ニュースです。今回、ポスターを作っている会社の人に特別に許可をもらって公開させてもらいました。

 去年授業があった学年の人は、図書室の本の番号のお話をしましたね。その説明のポスターです。全部を覚えなくてもいいけど、そんなきまりがあるんだ、くらいに思ってみてくれたらうれしいです。できる人は自分の興味のある番号だけでも覚えておくと便利ですよ!

 

先生インタビュー②

今日は先生インタビュー、第2回です。
今日は、渡部先生へのインタビューです。国語の先生で、本が大好きだそうです。どんな本が出てくるか、楽しみですね!渡部先生は高学年の国語の担当なので、高学年にお勧めの本を中心に紹介してくれます!

<先生へインタビュー!>
Q1 名前、担当教科や学年を教えてください。

渡部 彩子(わたなべ あやこ)
3年副担任
3年パソコン 5・6年国語

Q2 先生のマイブーム、趣味は何ですか?

●読書=小説と漫画が好きです。小説は、読んでいてドキドキする話、続きが気になって読むのがとまらない話が好きです。人間の深層心理がうかがえるような作品をよく読みます。小説を読んでいると、毎回自分の知らない「人間」の一面を知ることができて、とてもおもしろい!漫画は、少年漫画も少女漫画も、面白ければなんでも読みます。最近は『鬼滅の刃』と『約束のネバーランド』を読みました。
●音楽=聴くことも演奏することも好きです。特に「モーニング娘。」が好きで、よくライブにも行きます。好きすぎて話しだすと止まらなくなります。

Q3 小学生のころに読んで好きだった本は?

●青い鳥文庫の「パスワード」シリーズ(松原秀行作)と「名探偵夢水清志郎事件ノート」シリーズ(はやみねかおる作)
特に、『いつも心に好奇心!名探偵夢水清志郎VSパソコン通信探偵団』はこの二つがコラボした作品だったので、何度も読みました!謎解きが入っている作品が、自分も登場人物になって一緒に謎解きしているような気持ちになれて、とても好きでした。
最近読んだ角川文庫の『きみが見つける物語 スクール編』という短編集にはやみねかおるさんの作品が入っていたのですが、読んでいてとてもなつかしい気持ちになりました!
(もちろん謎が盛り込まれた作品でした^^)

Q4 最近読んだ本で面白かった本は?

●『ぶたぶた日記』
ぶたのぬいぐるみが主人公の物語です。この主人公のぶたのぬいぐるみ、見た目はとってもかわいいのに、中身はおじさん!しかもそれが、とっても素敵で優しいおじさんなんです!読んだら誰もがぶたぶたのとりこになること間違いなし!読んでいて本当に癒されるし、優しい気持ちになります。31冊もシリーズがあるので、ぜひ読んでみてください!
●『嫌われる勇気』
人におすすめされて読んだ本です。自分の生き方について深く考えられる本でした。二人の登場人物が対話する形式で話が進むのですが、読んでいて心に刺さる言葉がたくさんあり、自分を見つめ直すきっかけをたくさんもらいました。読んでいる日の心理状態によっても受け取り方が変わりそうで、何度読んでもおもしろいと思います。そして、単純に登場人物のキャラクターとセリフまわしがシュールでちょっと嫌味っぽいところがおもしろくて、お気に入りのセリフをたくさんみつけました。

Q5 各テーマのおススメの本は?

 知識をたくさん得られる本
『植物図鑑』
まるで少女漫画を読んでいるかのような恋愛小説。植物がたくさん出てくるので、植物について詳しくなれます。

 友達を大事にしたくなる本
『かがみの孤城』
泣きました。途中胸が苦しくなる部分もあったけど、読み終わって一言、「よかった」。本当にこの言葉が全てを表していると思います。ハードカバーでとても分厚かったですが、一気に読みました。

『ワンピース』
これは言わずもがなですね。いろんな場面で泣きました、感動して。私もルフィと友達になりたいし、ルフィのために体を張りたい。

 おいしそうな食べ物が出てくる本
『和菓子のアン』
読み終わったら絶対に和菓子屋さんへ直行すると思います。食べ物の描写が、もう、本当においしそう。これを書いている今も、あんこがぎっしり入っているお饅頭が食べたくなってきました。

 続きが気になる本
『銃とチョコレート』
続きがある本ではないのですが、ページをめくる手が止まらないという意味で選びました。少年リンツの冒険小説。子ども向け冒険小説と侮るなかれ。大人が読んでも夢中になる展開に、あっとう言う間に読み終わること間違いなしです!

 絵や音楽に触れたくなる本
『のだめカンタービレ』
高校生の時に読んで、音楽大学への進学を一瞬考えたほど、とにかく音楽がしたくなる漫画です!好きすぎてドラマもアニメも見ました!

 ちょっと怖い本
『暗いところで待ち合わせ』
表紙がちょっぴり怖いですが、中身は心が温まる作品です。タイトルの意味は作品を読んでみたらきっとわかるはず!

文字が少ない本
『Good Luck』
あっという間に読み終わるのに、心にぐっとくる作品です。実は、特装版の赤い表紙のものを持っていて、とてもお気に入りです。

 考えさせられるテーマの本
『きよしこ』
どの年代の人が読んでも、その時々で考えさせられる作品だと思います。短編連作なところも、考えさせられる理由の一つなのかもしれません。

『こころ』
高校の授業で読んでから今まで、何度も何度も読みました。登場人物の「先生」と自分を重ねてしまって、読んでいて本当に苦しくなります。それでも、何かを得たいと読まざるをえない。この作品を読むと、自分の勝手な部分を本当に反省します。歳を重ねるほど、読んでいて苦しくなるけれど、それだけ成長もしているのかなと思えます。この作品は小学生にはまだ早いけれど、人生で一度は絶対に読んでほしい。そんな作品です。そして、これだけ経ってもそう思わせる表現ができる夏目漱石が、すごい。

Q6 みんなに向けて一言をお願いします

こんな時だからこそ、本を読もう!
なかなか難しい本も多く紹介してしまいましたが、自分で読んで本当におもしろかったものばかり紹介しました!
本は普段自分が行けない世界へ連れていってくれるステキなものです。
この機会に、いろいろな世界へ旅しよう!