月別アーカイブ: 2021年6月
今年度4回目の学校見学会(中等教育学校)
6/25(金)、今年度4回目となる学校見学会を実施いたしました。
一昨年まではシンフォニーホールにて学校説明会を行った後、中等前期の生徒たちが生活しているF棟校舎に移動して校舎見学を行っていたのですが、昨年のコロナ禍以降は100名様限定による学校見学会を行っています。
心配された雨も上がり、コートでは3年生のバレーボールの授業が行われていました。
受付では距離をとって並んでいただきました。ご協力ありがとうございます。
10名様1グループに案内教員が1名ずつついてのご案内です。気軽にご質問いただける雰囲気を大切にしました。
図書室です。桐蔭学園には各校舎に図書室が設置してあり、ここはF棟生徒専用となっています。普段は読書をしたり自習をしたり、生徒たちは思い思いに利用しています。
ちょうど2校時には図書室を利用した、1年生の社会の授業が行われていました。
F棟校舎を歩いていると、学年で作成したこのようなメッセージボードをよく見かけます。
グラウンドも見学していただきました。木々に囲まれた、気持ちの良い空間です。
生徒たちの人気スポットであるグローバルラウンジ。英語を使ってネイティブの教員や友だちとコミュニケーションを取ることができる場です。生徒たちは気軽に立ち寄り、英語を通じてさまざまな体験をしています。また、英語の資格・技能試験に対するアフタースクールプログラムも行われます。
春から夏にかけて行われる学校見学会(中等教育学校)は今回が最後となります。ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
秋に行う学校見学会については、6/26(土)以降に「桐蔭タイムライン」にて発表いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
(下の写真は、各グループの出発前にご挨拶する私(岡田)です。)
オンライン父母会・保護者会
6/19(土)は、高校・中等全体で父母会・保護者会が開催されました。本来であれば保護者の皆さまに学校までお越しいただいて直接ご説明したり、クラス懇談を行ったりするのですが、コロナ禍の中、昨年度同様オンラインによる開催となりました。
まずは私(岡田)からご挨拶。桐蔭学園の教育方針、 コロナ禍の中での対応、今年度の進学状況等についてスライドを使いながら説明しました。
次に各学年主任から学年の指導方針や状況について説明したのち、Zoom によるクラス懇談となりました。
クラス懇談実施前、準備中のあるクラスの様子。生徒たち、興味津々ですね。
いよいよクラス懇談開始です。ipad や PC に向かって話しかけるのは、画面の向こうにいらっしゃる方々の反応がつかめず、馴れていないとどうしてもぎこちなくなってしまうものですが……。
クラスの様子を伝えたり、今まで実施した行事について動画を交えて紹介したり──担任は「そつなく」こなしていました。
教室内の掲示物やサイド黒板の生徒による「メッセージ」(?)を紹介する担任も。
Zoom によるクラス懇談会は今回が初めてとなりました。一部細かなトラブルがあり、ご迷惑をおかけしましたが、全体的には大きなトラブルもなく、無事終了することができました。
保護者の皆さま、ご参加誠にありがとうございました。
(無事クラス懇談を終え、ホッと安堵する表情の担任。お疲れさまでした!)
「15歳のグローバルチャレンジ」(中等3年)
中等3年次の探究の授業(=「未来への扉」、略して「みらとび」)では、全生徒が「15歳のグローバルチャレンジ」に取り組んでいます。これは3~4人のチームを組んである国の大使となり、学年末の模擬国連会議に向けてさまざまな問題の解決に取り組む授業です。
このほど、4月からスタートして9回目を迎える授業に参加しました。テーマは「国連総会の議題案をつくろう(前編)」。
写真撮影する私(岡田)も撮影されていました(笑)。
最初は「個」の場面──「ここまでの調査・大使団の話し合いを踏まえ、あなた個人として解決したい国際問題をできるだけたくさん挙げてください」からスタート。 次に生徒各自の iPad に送られた SDGs(2015年の国連サミットで採択された、2030年までに達成する「持続可能な開発目標」) に関する資料をもとに、誰とも相談せずに「個」のワークを展開していきます。
教員はあくまでもファシリテーターに徹します。
次に「協働」の場面──各国の大使団長によるスピーチです。SDGs に掲げられた17の目標のうち、「自国」が最も重視するものについて1分以内でスピーチします。
どれだけ「自国」の問題を理解しているかがポイントとなります。注意しなければならないことは、必ずしも日本から見たその国の問題が「自国」の問題とは限らない、ということ。そして、「私は…」という主語でスピーチしてはいけないということ。
与えられたフォーマットは「〇〇国大使団長の△△です。我が国が最も重視するのはゴール〇です。なぜなら……。」というもの。国(チーム)ごとに話し合いを行い、スピーチの内容を整えていきます。
「大使」たちの話し合いは実に興味深いものがあります。
いざスピーチ。そこは1年次からAL(アクティブラーニング)型授業に馴れている生徒たち。人前で話すことには全く抵抗を感じていない様子で、ごく自然に取り組んでいました。
本日もう一つの「協働」ワークの場面──「スピーチで取り上げた問題を解決するためには、どんな国と協力すべきか」──いよいよ模擬国連らしくなってきました。
溝上理事長とも意見交換。
授業の最後は再び「個」の場面──「ふり返り」です。盛りだくさんの内容でしたので、気づきも多かったようです。書く手がなかなか止まりません。
学年末の模擬国連会議に向けて、これからいよいよ佳境に入っていきます。
なお、本日は、横浜国立大学高大接続・全学教育推進センター准教授の安野舞子先生(下の写真・中央)の視察がありました。中等3年生たちのしっかりとした取り組みに、大変感心されていました。
安野先生、ありがとうございました。
「15歳のグローバルチャレンジ」は、桐蔭タイムラインで連載しています。以下から全ての記事をご覧になれます。
https://toin.ac.jp/ses/miratobi_2019/15globalchallenge/
「スマートフォンの使い方を考えよう」(中等2年)
今週の中等2年の道徳の授業では、学級委員会が企画した「スマートフォンの使い方を考えよう」を実施しました。司会は各クラスの学級委員です。
全体のベースになる実施案は学級委員会で検討して作成しましたが、実際の進行を見てみると、各クラスの司会者が独自にアレンジを加えており、それぞれのクラスの特色が出ていました。
福田学年主任によると、「①同一教材で一斉に授業ができた点、②子どもたち自身の問いを使って授業を構成している点、③『スマホ脳』の紹介について、子どもたち自身が面白いと感じた部分を紹介している点、④みらとび(探究)の授業で扱っている手法を活用している点で、おもしろい実践例になったと感じました」とのこと。
「勉強の妨げになっている」「集中力が下がる」「眠れなくなる」etc.──実施後の「ふり返り」を読んでみると、スマートフォンの悪影響ついて、素直に自分の体験を吐露してくれていることがわかります。教員による「お説教」ではなく、同じクラスの仲間が話をしたからこそでしょうか。
現在自分たちが抱えている問題について自分たちで考え、解決に向かっていく──今後に向けての良い実践例になりました。
今年度3回目の学校見学会(中等教育学校)
6/15(火)、中等教育学校の見学会を実施いたしました。今年度は新型コロナウイルス感染防止のため、100名様限定による学校見学会を行っており、今回で3回目となります。
10名様1グループに案内教員が1名ずつついてのご案内となります。
それぞれのグループが出発する際には、私(岡田)からご挨拶させていただきました。
ご参加くださった皆さまには、中等前期の生徒たちが生活しているF棟の施設や2校時の授業の様子をご覧いただきました。毎回感じることですが、皆さま本当に熱心ですね。
案内の教員に気軽に質問していただけるのも、小規模見学会ならでは。
生徒へのメッセージボード。F棟内の随所に見られます。
特別教室もご覧いただきました。下の写真は図書室です。普段の放課後は思い思いに本を手に取る生徒たちの憩いの場、試験前は自習に勤しむ生徒たちが醸し出す緊張感漂う場となっています。
暑い中ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。1時間弱の見学会ではありましたが、桐蔭学園の魅力を少しでも感じていただけたなら嬉しいことです。
コロナ禍の中での受験、ご苦労も多いことかと思います。まずは健康第一に頑張ってください。応援しています。