月別アーカイブ: 2023年3月

「がんばれ!! 桐蔭学園!!」を開催しました

3/24(金)は2023年度最終登校日。修了式を行いました。

そして、15時からはシンフォニーホールにて高校2年生・中等5年生を対象に、「がんばれ!! 桐蔭学園!!」を開催しました。

さまざまな分野で活躍する著名な卒業生をパネリストとしてお招きし、桐蔭学園在学中のエピソードや現役の在校生たちへの熱い想いなどを語っていただくパネルディスカッションがこのイベントです。まあ、かなりゆるやかな「トークイベント」といったところですね。

通算10回目の開催となる今回お越しくださったのは、やくみつるさん(10回目)、デーモン閣下さん(10回目)、椿鬼奴さん(7回目)、立川志ららさん(4回目)、ゆきりぬさん(3回目)の5名です。

2023がんばれ桐蔭学園

会場は大変盛り上がり、生徒たちは5名の「先輩方」から大きなパワーを受け取ってくれたようです。

詳しくは後日あらためて報告します。

 

卒業証書授与式(高校共学)

3/16(木)、高校共学の卒業証書授与式が行われました。スタンダードコース174名、アドバンスコース230名、プログレスコース187名の計591名が晴れて卒業の日を迎えました。

入口

担任の先生が一人ひとりの氏名を心を込めて呼び、卒業生はその場で起立していきます。皆、晴れやかな良い表情をしています。

式場

各クラスの代表が、クラス全員分の証書を受け取ります。

アドバンス1 スタンダード1プログレス1

私(岡田)からの告辞です。

「夢を語れる情熱を──皆さんに常に伝えてきたことです。夢は、決してはじめからあるわけではありません。感動を積み重ねていくことで、やがてそれが夢へと成長するものなのです。そして夢は語ることで一歩ずつ近づいていけるものなのです。行き着く先を見失わないよう、君の夢を語っていこう」

校長

続いて、溝上理事長からの祝辞です。

「すべてのことに『まこと』をつくそう。最後までやり抜く『強い意志』を養おう。この二つは創立以来大切にしている校訓です。卒業してだいぶ経つのにこの校訓は忘れない──多くの卒業生の言です。 桐蔭のエートスとして根付いている校訓、皆さんも忘れることなく、力強く歩んでいってください」

理事長

最後は卒業生代表による謝辞。それぞれの3年間の経験をもとに、自分の成長を確認し、次のステージに向けての決意を表明してくれました。 3人とも列席者の心を打つ、大変すばらしい謝辞でした。

【中瀬亮誠さん(スタンダードコース)】

スタンダード2

【棚網はなさん(アドバンスコース)】

アドバンス2

【村田愛佳さん(プログレスコース】

プログレス2

3年前、「国内初の新型コロナウイルスによる肺炎患者が確認された」──このような報道がなされたわずか1か月後、全国の小・中・高、特別支援学校に対して、政府から、臨時休校の要請が出されました。

4月の入学式。出席は新入生のみ、保護者の皆さまにはライブ配信という、異例のものとなりました。その後は、6月まで自宅でのオンライン授業を継続するという形で、この学年の高校生活はスタートしました。以来、前代未聞の事態が連続する3年間となってしまいました。

このような高校時代を過ごした彼ら彼女らの締めくくりとなる今回の卒業式。私は今回の式を通して「どんな経験をも自分にとってプラスにすることの大切さ」を学びました。そして、この世代の今後の活躍を確信しました。

おめでとう。皆さんの今後を心から楽しみにしています。

プログレス3

 

みらとび代表発表会

3/14(火)、「みらとび代表発表会」を開催しました。

さる11/18(金)に行われた「みらとび発表会」において特に素晴らしい発表をした生徒たちを代表として選出し、改めて発表をしてもらうのがこの「代表発表会」です。

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最初に司会より趣旨説明がありました。

「来年度に向けてブラッシュアップを図るべく、後輩たちが参考になるような発表を記録することが今回の目的です」

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「みらとび」とは桐蔭学園探究授業の別称「未来への扉」の略称。その名のとおり、自ら「考えられる」「判断できる」「行動できる」力を身につけて、未来に向かって羽ばたいてほしいという願いのもとで展開されている授業です。

代表生徒というだけあって、さすがにプレゼンのクオリティーも高いものがあります。感心しました。

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発表終了後は聴き手がグループワークを行い、感想や疑問点について話し合います。その後、質疑応答へ。こちらも活発に行われていました。

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日常抱く自分の中の「なぜ?」──「みらとび」の出発点はここにあります。この「なぜ?」の芽を大切に育てていくことこそが「学び」の王道です。

「学び」とは本来楽しいもの。「なぜ?」に対する答えを自分で考え、見つけ出すというクリエイティブな営みだから。その過程で味わう感動は、何物にも代えがたいはずです。

 

卒業証書授与式(高校女子部)

3/11(土)、高校女子部の卒業証書授与式が行われました。40期生88名が、慣れ親しんだ学び舎を旅立ちます。

卒業証書の授与。担任の先生が一人ひとりの氏名を読み上げ、その場で起立、最後に各クラス代表にクラス全員分の証書を手渡します。みな晴れ晴れとした良い表情をしていました。

女子部卒業式1

皆勤賞・精勤賞の授与です。桐蔭学園幼稚部からの14年間皆勤の氣賀澤実花さん(写真左)と同小学部からの12年間皆勤の田邉梓さん(写真右)。

女子部卒業式2

続いて、同中学校からの6年間皆勤の代表・福室舞さん(写真左)、高校からの3年間皆勤の代表・郡杏那さん(写真中)、そして3年間精勤の代表・宮本桂さん(写真右)です。よく頑張りました。

女子部卒業式3

私(岡田)からの告辞、そして溝上理事長からの祝辞です。それぞれの立場から、巣立っていく卒業生たちを激励しました。

女子部卒業式4 女子部卒業式5

在校生代表・佐藤惠凛さん(2年)からの送辞です。「1学年しか違わないのに、自分たちに大きな背中を見せてくれた」先輩方への感謝の気持ちが述べられました。

女子部卒業式7

最後は卒業生代表・野村恵里さんによる謝辞です。中学・高校の6年間をふり返りながら、特にコロナ禍の中でも前向きな姿勢を忘れることなく未来を見据えて過ごしてきた日々が、今となっては大変貴重であったこと、そしてその経験を必ず将来活かしていきたいとの決意が述べられました。立派な謝辞でした。

女子部卒業式8

卒業生の皆さん。どうか「夢を語れる情熱」を持ち続けてください。

万が一、その情熱が消えかかったら…。

最後にあの校舎を出た瞬間、最初の一歩を踏み出した時の気持ちを思い出して。そして、あの校舎で6年間いっぱい笑い合った、この40期の仲間を思い出してください。

桐蔭学園はいつまでも皆さんを応援しています。いつでも母校に帰ってきてください。

女子部卒業式9

 

新入学予定者登校日(高等学校)

3/4(土)は高等学校の新入学予定者登校日。この春、桐蔭学園高校に入学予定の約950名がシンフォニーホールに集合しました。

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ホール入口には、華道部による「歓迎」の意を表す素晴らしい作品が!

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前半は、生徒会による「歓迎イベント」。まずは生徒会長・今野昌幸さん(2年)による熱い歓迎スピーチから。 

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イベントは「ガチャガチャ自己紹介」からスタートです。ガチャガチャを回し、出てきたお題について周辺の3~4人と 話し合うというもの。アイスブレークですね。ちなみに、ガチャガチャは生徒会お手製です。

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出てきたお題は「お気に入りのものは?」「好きな仕草は?」「今までの人生で最も〇〇は?」「高校生といえば?」などなど。

進行役の軽妙なトークで、会場はしだいに和やかな雰囲気に。盛り上がっています。

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桐蔭学園にまつわるクイズ大会や、1年間の行事についてのレクチャーもありました。桐蔭学園について、生徒目線でわかりやすく紹介してくれました。

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イベントの最後は、今回の歓迎イベントを企画・運営してくれたスタッフ全員でごあいさつ。大きな拍手をいただきました。

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後半は、新1年生担当の松本先生からさまざまな説明がありました。

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新入学予定者の皆さんは、今日の登校日で桐蔭での高校生活のイメージが膨らんだのではないでしょうか。桐蔭学園高校第60期生となる皆さんに、明るい気持ちになって帰ってもらえたら嬉しいことです。

新入学予定者の皆さん、桐蔭学園の在校生が皆さんのご入学を待っています。

【イベント終了後、ホールのステージで】

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卒業証書授与式(高校男子部)

さる2/28(火)、高等学校男子部および中等教育学校の卒業証書授与式が行われました。ここでは高校の様子をお伝えします。

各クラス、担任の先生が卒業生一人ひとりの氏名を心を込めて読み上げたのち、代表者に証書を手渡していきます。

2023男子卒業式1

皆勤賞・精勤賞の授与。よく頑張りました。

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私(岡田)からの告辞です。

「皆さんはコロナ禍の影響を最も強く受けた世代です。しかし、被害者意識を持っていると、まさにこの過去と未来との分岐点で過去に飲み込まれてしまいます。どうか未来を見据えて、次の時代を切り拓いてください」

2023男子卒業式3

溝上理事長からの祝辞です。

「桐蔭学園には二つの校訓があります。すべてのことに『まこと』をつくそう。最後までやり抜く『強い意志』を養おう。この気持ちをもって進んでいけば、必ず道は開けていくはずです。皆さんの今後の活躍に期待します」

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在校生からの送辞。山本光太郎さん(2年生)から、卒業生のさまざまな場面での活躍が自分たちの良いお手本となったことが語られました。

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最後は卒業生を代表して、宮本紘太さんからの謝辞です。この3年間、さまざまな行事が中止となる中でも常に前向きに学校生活に取り組んできたことで、自分たちがいかに成長できたかが語られました。すばらしい謝辞でした。

2023男子卒業式7

この学年は、異例尽くしの高校生活を過ごしてきました。しかし、そんな中でも彼らが常に前を向き、楽しもうとしてきた姿を私は見てきました。「気の毒」などと憐憫を垂れるのは彼らに失礼とさえ思っています。

次の新しい時代を創っていけるのは、この時期に高校生活を送ってきた彼らの世代だと信じています。彼らの今までの頑張りに、そしてこれからの活躍に、心からの拍手を送ります。

2023男子卒業式8