11/7(水)、桐蔭学園「アクティブラーニング公開研究会 2018」が行われました。この研究会も早4回目を数えます。平日開催にもかかわらず、全国から多くの教育関係の皆様にご来場いただきました。
今回のテーマは『「習得」から始まるAL型授業━━学習指導要領・大学入試改革のなかで考える授業改革━━』です。
まずはシンフォニーホールにて、私(岡田)から開会の挨拶をさせていただきました。
つづいて公開授業です。参観者多数のため、今回は体育館での授業となります。
こちらは中学1年(男子部)を対象とした数学の授業「1次方程式の利用~食塩水問題に焦点を当てて~」。ペアワークの様子です。
生徒たちのワークの様子を、机間を巡回しながら参観します。
こちらは中等3年を対象とした探究の授業です。「国際理解を通じた探究的学習」というテーマのもと、「国連で販売するグローバル定食を提案する」という課題に取り組んでいます。
生徒相互で大変活発なやりとりがなされていました。
そして中等5年の英語「リスニング教材を活用した言語活動」です。
What do you think of the British minister’s idea? Give two reasons to support your idea.━━「イギリスでは、仕事をすることを願う母親が増えているが、保育園の数が足りないことが大きな問題になっている。これに対して、ある大臣がユニークな解決方法を提案した。母親が仕事をしている間に孫の世話をした祖父母に対して、国が給料を支払うという案である」という内容のリスニング演習を行った後、出された問いです。グループディスカッションを経ての発表の様子です。
最後は個人で「ふり返り」。
授業後は、授業参観参加者によるワークショップです。
ワークショップでは、授業に参加した生徒から直接意見を聴く場面も。
再びシンフォニーホールへと戻り、講演会となりました。
まずは、福本徹先生(国立教育政策研究所)による基調講演「新学習指導要領と授業づくり━━アクティブラーニングを成功させるために━━」。
つづいて、本校教育企画室長・川妻篤史による報告「桐蔭学園の取り組み」です。
そして最後は、本校トランジションセンター所長・教授である溝上慎一より、総括的挨拶をいたしました。
終了後の情報交換会の様子です。本日の「ふり返り」が、和やかな中にも熱く語られていました。
桐蔭学園では、ますますグローバル化が進み、AIに象徴される技術革新が急速に進む時代においても力強く生きていける人物を育てるべく、2015年度からアクティブラーニング型授業を本格的に導入しています。
今回の研究会を通じ、桐蔭学園のアクティブラーニング型授業を一段とブラッシュアップしていきたいと思います。
ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。