8/24(土)、「フロンティアセミナー for juniors」が開催されました。中学2、3年(男子部・女子部)および中等2、3年を対象に、各界で活躍する社会人卒業生の皆さんが講演してくださるキャリア企画です。全38講座。生徒たちは、自分の興味関心に応じて選択した1講座に参加しました。
こちらは、前田恵理子氏(女子13期)による「リアル・ラジエーションハウス~現代医療の基盤としての画像診断~」です。
前田氏は桐蔭学園在学中、重症喘息により16回の入退院を繰り返しながら東大理三に進学。学生時代に解剖学の教科書を執筆し東京大学総長賞を受賞しました。現在は東大病院放射線科の特任助教として活躍しています。
4年半前よりご自身で発見した肺癌と闘病しており、この6月には波瀾万丈の半生を記した『Passion~受難を情熱に変えて~』(医学と看護社)を出版されました。
こちらは、相川雅紀氏(男子22期)による「目の前で見えているものと見えていないもの~都合よく未来を見通せたら苦労はないが、何か考えておかないと苦労はする~」です。
海外のデータマーケティングの基盤となるデータやシステムの開発プロジェクトをリードする氏は、「変化のスピードが速くなっている現代社会で、誰も未来を見通すことはできない。さまざまな軸で考えること、自分の頭で考えること、そして自分の意思で行動することが大切である」と強調されていました。
終了後、多くの質問も出されました。
こちらは、岡田祐子氏(女子5期)による「思ってもみなかった『起業家』というお仕事~新しいことにチャレンジする楽しさ」です。
氏は大学卒業後、印刷会社に入社。10年目で社内ベンチャー制度に応募し、国内初のポイントサービスのコンサルティング事業で株式会社エムズコミュニケイトを設立、同社グループ初の女性かつ最年少社長となりました。
「ガイアの夜明け」等にも出演されています。
こちらは、本池高大氏(男子42期)による「社会が求める人材=”結果にコミットする人材”になる為の考え方~ビジネスで成功者になる為に今から準備しておく事」です。
桐蔭学園在学中、中学では野球部、高校ではソフトボール部で活躍。進学した東京理科大でもソフトボール部に入部し、全国大会でベスト8に入る成績を残されました。現在は総合商社にて、世界を舞台に活躍されています。
「言い訳を語るな、戦略を語れ」「凡事徹底=当たり前の事を誰も真似できないほど徹底的に行う」「苦しい時は成長している時」などなど、成功に導くさまざまなパワーフレーズを披露してくださいました。
岩田智雄氏(男子18期)は「外国特派員の仕事 新聞記者の現場」というタイトルで講演してくださいました。産経新聞外信部次長である氏は、ご自身の豊富な海外特派員経験を紹介しながら、新聞社の仕事とはどのようなものかについてわかりやすく説明してくださいました。
8/25(日)の同紙社会面にて、その様子が紹介されています。
今回の「フロンティアセミナー for juniors」も、社会人としての「熱い思い」を伝えるという形で、卒業生と現役の桐蔭生をつなぐきっかけとなりました。
きっと多くの生徒たちの心に残るものとなったことでしょう。