桐蔭学園中等教育学校の入試はいよいよ2月1日(月)から始まります。
私(岡田)は中学・高校の6年間、桐蔭学園で過ごしました。もう40年以上も前になりますが、皆さんと同じように中学受験を経験しています。長い年月を経ると、昔の記憶はだんだんとぼやけてくるものですが、不思議とこの日のことは今でも鮮明に覚えています。
寒い朝、母親に何枚も重ね着をさせられたおかげで、混雑する小田急線内で汗びっしょりになったこと。受験教室で焚かれる石油ストーブの匂い。試験監督の先生の顔。校舎内の案内をしてくれた中学生の先輩がやたらと大人びて見えたこと。その先輩がさりげなくかけてくれた一言で、絶対この学校に入りたいと思ったこと…等々。おそらく一生忘れることはないでしょう。
そう。中学入試の当日というのは、君にとって忘れられない日になるはず。だからこそ、「悔いの残らない1日」にしてほしい。忘れられない1日、それが「悔いの残る1日」であってはあまりにも悲しい。結果はどうであれ、「全力を出し切った!」と言える1日にしてほしいのです。
今までさまざまな準備をしてきたことでしょう。本番では準備してきたこと以上の力を出すことは絶対にできません。緊張するのは当然。今まで準備をしてきたからこそ緊張するのです。だから、当日緊張したら、「しめた!」と思ってください。しっかり準備してきた証拠だ、と。
桐蔭学園では1/27(水)からオンライン授業になっており、在校生たちは登校していません。これは2/1からの入試に備え、校舎内にウイルスを持ち込まないための措置です。また、お知らせしてあるとおり、当日は検温の実施、消毒液の設置、受験教室の人数を例年の半数程度として座席の間隔を空ける、換気を十分に行う等、万全の対策をとります。どうか安心してお越しください。
4月には桐蔭学園の桜は満開になります。この桜の下で、在校生たちとともに、皆さんをお迎えする日を心待ちにしています。
頑張ってください!