11/9(水)、シンフォニーホールにて、令和四年度 松竹特別巡業「中村獅童のHOW TO かぶき」を開催しました。
桐蔭学園シンフォニーホールでは、毎年「松竹大歌舞伎」の公演を開催してきましたが、ここ2年間はコロナの影響により中止を余儀なくされました。
今年はようやく「中村獅童のHOW TO かぶき」の公演が実現し、この日は高校1年・中等4年の全員と高校3年・中等6年の希望者が鑑賞しました。
ほとんどの生徒が歌舞伎を鑑賞したことがない中、前半は歌舞伎についてわかりやすく解説してくださいました。「26年前にもここ桐蔭学園の舞台で歌舞伎の公演をしたことがある」とおっしゃる獅童さん。たっぷりのユーモアを交えつつ、生徒たちを話に引き込んでいきました。
また、俳優さんが実際に化粧をし、衣装をつけ、鬘をかけ、女方ができあがるまでの過程を舞台上で披露してくださいました。こちらも獅童さんの解説付き。普段目にすることのできないもので、大変貴重な経験となりました。
後半は、獅童さんの朗読「絵本 あらしのよるに 一人語り」。嵐の夜に偶然出会った狼のガブと山羊のメイとのやりとりを通じて、観客の想像力がどんどん膨らんでいきます。
「高校生の皆さんは無限の可能性を秘めている。決して夢をあきらめないように」──獅童さんが桐蔭生に向けてくださった、力強く熱いメッセージです。
今回の公演によって、生徒たちは歌舞伎への親しみを感じたはずです。これをきっかけに、一人でも多くの生徒が歌舞伎に関心を持ってくれたら嬉しいことです。