投稿者「toin-principal」のアーカイブ

桐蔭学園高校を受験する皆さんへ

2/11(祝土)、いよいよ桐蔭学園高校の入試が行われます。

受験生の皆さん、今どんな気持ちですか。

不安、緊張──当然でしょう。どんな人でも、いよいよ雌雄が決する場面に臨むときには不安を感じ、緊張するものです。

でも考えてみてください。その不安や緊張というのは、君が今まで努力してきたからこそ感じているのではありませんか。もし、何も準備をせずに受験に臨むのだとしたら、結果は火を見るより明らか──そう、不安や緊張など感じるはずはありませんよね。

【学園祭で生徒たちと(9月)】

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君が今、不安・緊張を感じているのは、今までしっかりと準備をしてきたからこそ。だから受験を前に不安・緊張を感じたら、「しめた!」と思ってください。うまくいく可能性が高まってきたからこそ感じているのです。

私は、しっかりと準備をしてきた末に感じる不安や緊張というものは、「うまくいくためのエネルギー」だと思っています。

【スポーツ競技会(5月)】

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ただ、そのエネルギーをコントロールするためにはちょっとしたコツが必要です。それは、いよいよという場面に「日常」を持ち込むこと。

受験だからといって、普段と違うことをしてはいけません。いつも友だちとワイワイ過ごすタイプなら当日もそうそればよいし、逆にひとりで行動することが多いタイプならやはりそうすればよい。試験場という「非日常」にいかに「日常」を持ち込めるかがカギといえます。

不安や緊張を感じているなら、それは準備をしてきた証拠。あとは自分の力を100%発揮できるよう「日常」を持ち込むこと。

2/11は、普段の君の姿を見せてください。いつもの君のままで。

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中等教育学校入試(第3回)

2/5(日)、中等教育学校の第3回入試(最終回)が行われました。今年は3日間とも天候に恵まれ、正直ホッとしました。

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「なぜ勉強するの?」──教師であれば、一度は生徒から尋ねられたことがある質問です。私(岡田)が教師になりたてのころ、やはりこのように尋ねられ、自分の考えを伝えたものの、何か奥歯にものが詰まったような返答になっていたことが気がかりでした。

このことを担当クラスの保護者会でお話ししたところ、ずいぶん後になって、ある一人の方から次のような趣旨の手紙をいただきました。

「先生があのときお話しになっていたことの答え、『感動するため』ではないでしょうか」

ストンと腑に落ちました。

【生徒が制作した学校紹介動画より】

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私たちは今まで知らなかったことを知ったり、わからなかったことがわかったりすると、「ああ、そうだったのか!」という感動を得ることになります。これこそが学ぶことの意義だと思うのです。ここで得た感動は、間違いなく私たちを新しい世界へと導いてくれます。そして、たくさんの世界を知れば知るほど、私たちは精神的に豊かになれます。豊かな人生を送ることができるのです。

受験勉強を通じて、お子さまはそれこそ多くの「ああ、そうだったのか!」を経験してきたはず。それだけでも中学受験には大きな意味があったといえるのではないでしょうか。

【今回は試験中の時間を利用して、シンフォニーホールにて学校説明会を行いました】

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桐蔭学園中等教育学校を受験してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

これから始まる新しい生活が素晴らしいものとなることを願っております。

【おつかれさまでした!】

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中等教育学校入試(第2回)

2/2(木)は中等教育学校の第2回入試を行いました。午後のみの実施です。

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今年もコロナ感染予防対策として、校舎への各エントランスでの検温(手首)と手指消毒を行っています。ご協力ありがとうございます。

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私たち大人はさまざまな顔を持っています。家庭での顔、仕事先での顔、仕事を離れた友人関係での顔…。これらの顔を(決して悪い意味ではなく)使い分けています。大人になるということは多くの顔を持つということなのかもしれません。

お子さまが幼少のころは、それこそ家庭での顔しか持っていなかったはずです。家庭が世界のすべてであったわけですから。

それが保育園・幼稚園での顔、小学校での顔、習い事や塾での顔…というように、世界が広がるにつれてさまざまな顔を持つようになります。必ずしも保護者の皆さまが知っている顔ばかりとは限りません。

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今回、お子様は「中学受験生の顔」を持つことになりました。それはシンフォニーホール前で保護者の方と別れ、たった一人で試験場へと歩んでいくお子さまが、私たち教員に見せてくれた凛々しい顔です。シンフォニーホール前で心配そうにいつまでもお子さまの後姿を追っている保護者の方に、「大丈夫ですよ、お子さまはしっかりやっていますから」と声をかけたくなるのは例年のこと。

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保護者の皆さま。

「中学受験生の顔」から「家庭での顔」へと戻ったお子さまに、どんな言葉をかけてあげますか?

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中等教育学校入試(第1回)

2/1(水)、いよいよ中等教育学校の入試が始まりました。本日は午前、午後2回の入試が行われました。

今朝の学園の様子。澄んだ冷気に身の引き締まる思いです。

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中学入試の意味とは──この答えは、「人それぞれ」と言うしかありません。それは、中学入試がすべて終了したあと、今までの自分の軌跡をふり返ったときに初めてわかるものだから。個人の内面と深くつながったものなのです。

過去の「体験」をふり返り、それが今の自分にどのような影響を及ぼしているかを考えることで、「体験」が「経験」へと変わります。成長とは、「体験」を「経験」に変えていくことといえるのかもしれません。

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どうか中学入試を「体験」に終わらせることなく、自分の「経験」として蓄積してください。中学入試を経て成長することができたならば、私たち私学人にとってこんなに嬉しいことはありません。

受験生の皆さんの健闘を祈ります。

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下の写真は、保護者控室となったシンフォニーホールでの在校生による学校生活プレゼンテーションの様子です(左は1年生、右は3年生)。お子さまが桐蔭学園に入学されたあとの成長がイメージできたことと思います。

大きな拍手をいただきました。

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じゃんけん王決定戦(高校共学1年・2年)

1/28(土)、高校共学(1年・2年)では、4校時のロングホームルームの時間を使って「じゃんけん王決定戦」を開催しました。2つの学年全員(1,700名弱)がサッカー場に集合して行うイベントは、コロナ禍以来初めてのこと。

実行委員長の挨拶からスタートです。

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まずは上半期(4月~9月)生まれの生徒たちが競技スペースに出てきて、実行委員との「王様じゃんけん」。これを何度か繰り返します。

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残った生徒が少なくなってきたところで、2~3人での「普通のじゃんけん」。

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上半期の優勝は1年生でした。

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続いて下半期(10月~3月)生まれです。

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1戦ごとに歓声が上がり、大変な盛り上がりを見せます。

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いよいよ最後に残った2人の決戦は…

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勝負ありました!

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下半期の優勝者も1年生でした。

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最後は上半期と下半期の両優勝者による「統一王座決定戦」です。

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2人には賞品として「TOIN パーカー」と「TOIN Tシャツ」のセットが贈呈されました。おめでとうございます!

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実は今回のイベントは、4月に高校共学3学年合同で行われる体育祭のためのシミュレーションでもあるのです。高校が3学年合同で学内で体育祭を行うのは、実に約50年ぶりのこととなります。

ポイントは、高校共学生徒全員が一堂に会して行う体育祭を、生徒が主体となって創り上げていくところにあります。そのため、企画・準備・運営のすべてを生徒たちが担い、現在準備を進めているところです。

現在の桐蔭生が、自分たちの手で新しい TOIN を創っていってくれることを願っています。

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「自分たちで作る」修学旅行(高校1年)

現在の高校1年生は、来年(2024年)の3月に修学旅行に行きます。その旅程3泊4日のうち、1泊目と3泊目は全員神戸なのですが、2泊目は西日本7か所(松江、広島、鳥羽、京都、萩、琴平、倉敷)から各自が自由に選び、小グループごとに行動することになります。いわば「自分たちで作る」修学旅行。しっかりと計画をたてなければなりません。

それに向けて、1/23(月)は修学旅行委員と担当業者さん3名とで初めての打ち合わせを行いました。初回は7か所を紹介するプロモーションビデオのブラッシュアップの仕方について、プロである業者さんからさまざまなご意見をいただくことが目的です。

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委員たちはさっそくメモをとり、スマホを使って器用に動画を編集していきます。さすがデジタルネイディブ世代ですね。

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「自分たちで作る」修学旅行に向けて、委員たちと業者さんとの打ち合わせはこれから定期的に行っていきます。綿密に計画をたてたつもりでもプロの目からすると大幅な修正を要するものであったり…などといった困難も今後当然予想されます。

しかし、それはそれで貴重な経験です。業者さんとのさまざまなやり取りも含め、委員たちにとって大きな学びとなるはずです。

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