投稿者「toin-principal」のアーカイブ

世界の10代と歌う「We are the world」

本校の高校2年の生徒が企画したプロジェクト~「世界中の10代で歌ってみた!」”We Are The World”-covered by Teenagers All Over The World(Project For Peace)が、youtubeで公開されています。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=17&v=gGcK5VyeEIw&feature=emb_logo

プロジェクトを中心になってまとめたのは村石るいさん。現在、高校模擬国連部の部長を務めています。

企画から伴奏、録音、編集まですべてを10代だけで担当したこのプロジェクトは、コロナ禍の中、隔てられてしまった人と人との距離を、リモートによって心を一つにすることで乗り越えようという一心で進めてきたものです。

村石さんは「この動画が、人類がかかえている様々な困難に対して、10代でもできることを考える一つのきっかけとなり、行動する勇気を与えることができたら幸いに思います」と思いを語っています。

どうそご覧ください。

 

「甲子園のない夏」(NHK BS1)~卒業生・早見和真さん

5/22のこのブログで、小説家・早見和真さんによる朝日新聞への寄稿を紹介しました。早見さんは桐蔭学園の卒業生で、高校時代は硬式野球部に所属。このときの寄稿は、今夏の甲子園大会が中止になったことを受け、ご自身の経験をふまえての高校球児、特に三年生へのメッセージとなっていました。

https://toin.ac.jp/principal/?p=5511

そしてこのたび、9/14(月)の21:00~21:49にNHK BS1で放送される「甲子園のない夏」というドキュメンタリー番組の制作に、早見さん自身が取材として関わっています。

https://natalie.mu/eiga/news/395963

先の寄稿の中で、「どの大人も経験したことのない三年生の夏を過ごすすべての高校生が、十年後、二十年後の社会の真ん中に立ち、新しい言葉と考えを武器に次々と何かを打ち出しているべきだと思っている」と記していた早見さん。今回の番組に寄せて、「最初から最後まで、彼らをうらやましいと思うことばかりでした。悲劇のヒーロー、時代の被害者はきっとどこにも映っていません」とコメントしています。

甲子園を失った高校球児たちがどのような姿として描かれるか、どうぞご覧ください。

 

先輩の1分間スピーチに学ぼう(高校共学1年・2年)

桐蔭学園では、キャリア教育の一環として、朝のホームルームの時間に「1分間スピーチ」を行っています。あるテーマについてクラス全体の前でスピーチすることで「伝える力」を、また全員でしっかりと耳を傾けることで「傾聴する力」を養うことがねらいです。

このたび、いよいよ1分間スピーチが始まる1年生の教室に、2年生の先輩が「お手本」を示しにやってきてくれました。

日記の魅力について語ってくれたFさん。説得力のある語り口です。

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ダイビングについて語ってくれたSさん。熱い思いが伝わってきます。

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真剣な表情で聞き入る1年生。先輩の話に自然と引き込まれている様子がよくわかります。「傾聴」の姿勢です。

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最後は盛大な拍手。話し手に対する「承認」の証ですね。

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終了後、先輩に渡すメッセージカードを記入します。これも「承認」です。

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カードを受け取った話し手にとって元気が出るようなコメントが並びます。たとえば…「話し方が堂々としていて、引き込まれるというか、とても見習いたい話し方でした。話の内容も、自分の事だけでなく、メッセージが込められていたので、聞けて良かったです。イケメンですね」━━宝物になりますね。 桐蔭学園が目指している「傾聴と承認」の姿勢はこうして養われていきます。

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今回の企画は、一日の長がある2年生が1年生のために大役を買って出てくれたことで実現しました。初対面の後輩たちの前で、しかも朝一番に話すということで、さぞかし緊張したことでしょう。見事大役を果たした2年生たち、さすがです。

来年は、成長した現1年生たちが後輩に「お手本」を示してくれるはず。これも桐蔭文化の継承の一つといえましょう。

 

学校見学会を実施しました(中等教育学校)

9/5(土)、中等教育学校の学校見学会を実施しました。

例年、シンフォニーホールにて桐蔭学園について説明させていただいた上で校舎内をご覧いただくのですが、新型コロナウイルス下ではそれが叶いません。そこで、今年度は計6回の学校見学会を企画しました。その1回目となります。

受付では手指の消毒やディスタンス確保のお願い。

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検温もさせていただきます。

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十分なディスタンスを確保するため、毎回の定員を100名様に限らせていただきました。計6回の見学会のうち、土曜日に実施するものは2回。この土曜実施分はいずれも予約開始直後に満席になってしまいました。申し込みできなかった皆さま、大変申し訳ありません。

10名様1組に案内教員が1人ずつついての見学です。

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授業見学も。こちらは1年生の英語の授業です。全員がマスクをつけ、机をつけない形でのワーク中でした。

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グローバルラウンジ。英語を使ってネイティブ教員や友人とコミュニケーションを取ることができる空間です。基本、英語のみでのコミュニケーションです。生徒たちは気軽に立ち寄り、楽しい体験することができます。今年度の状況下ではできていませんが、ポップコーンを作ったり、映画を見たりといったイベントも行います。

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暑い中ですが、ちょっと外に出てグランドの見学です。

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校舎内には生徒会が作成したソーシャルディスタンスを呼びかけるポスターや…

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クラブ活動の部員募集のポスターが貼られていました。コロナ予防に細心の注意を払いながら、学校の活動が再開していることがおわかりいただけたと思います。

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コロナ予防に努めながら、一方で受験校の情報を手に入れたいと願うのが受験生と保護者の皆さまのお気持ちだと思います。そのような皆さまに、少しでも桐蔭学園の魅力をお伝えしたいと考えて企画したのが今回の見学会です。その魅力の一端でも感じていただけたならこの上ない喜びです。本日ご参加くださった皆さま、暑い中でしたが本当にありがとうございました。

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メンターを見つけよう(中等1年・2年)

8/29(土)、中等1年・2年の合同企画として「メンターを見つけよう」が実施されました。「メンター」とは「安心していろいろな相談ができる頼りになる人」という意味で捉えています。ちなみに、相談する側の人は「メンティー」。この企画では2年生が「メンター」、1年生が「メンティー」にあたります。

2年生の教室エリアには、このようなホワイトボードがありました━━「今日は本当に先輩になる!」━━2年生の立場からすると、「メンターになろう」という企画なのですね。

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1年生と2年生が4名ずつ8名程度のグループになり、ペアトークを5分ずつ、相手を替えながら計4回行う形式です。グループは男子・女子別です。

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1年生は、あらかじめ「先輩に聞きたいこと」をiPad内のロイロノートにまとめてあります。この質問事項をもとに、先輩たちから話を引き出していきます。

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「部活と勉強を両立するには?」「テスト勉強はいつごろから?」「先輩たちの間で流行っていることは?」などなど。質問力が問われます。なるほど、「メンティーは質問することで成長する」のですね。

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「帰宅後はテレビを見たり、スマホを見たりとダラダラしちゃうから、予定を立てておいたことを最初に実行するよ」━━2年生、去年とくらべて確実に成長しています。「メンターは説明することで成長する」ことがわかります。

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いい表情。傾聴と承認の姿勢、大切ですね。

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中等教育学校が新たに男女共学となって2年目、「先輩━後輩」の関係ができました。今回の企画をきっかけにして縦のつながりを強め、新しい歴史を作っていきましょう。

下の写真は、教室の様子を撮影する私。いつの間にか教員に撮られていました…(笑)。

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コロナの中でもALを止めない

桐蔭学園では8/20(木)から2学期の授業が始まっています。1学期は新型コロナウイルス感染防止のため、6月までオンライン授業を継続してきました。「コロナの中でも学びを止めない」ことを目指してきたのです。

2学期は「学びを止めない」ことはもちろん、「AL(アクティブラーニング)を止めない」ことを目指しています。

写真(左:高校1年、右:中等1年)はペアワークの様子です。全員がしっかりとマスクを着用し、机をつけずに行います。

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こちらはiPadを使ってのグループワークの様子です(中等1年)。

グループワーク(等1)

「まなボード」を使ってのワーク(中等1年)。

まなボード(等1)

そしてクラス全体に向けての発表です(高校1年)。

高1発表② 

このように、コロナ感染予防のための対策を万全に行った上で、AL活動を行っています。

コロナ禍はまだまだ終息する気配はありません。このような中、どうしても「一方通行型」の授業になってしまいがちです。しかし、それでは生徒たちの学びに向かう力や人間性といった資質・能力を伸ばしていく機会は失われてしまいます。

「コロナの中でもALを止めない」━━桐蔭学園では、そのためのさまざまな方法を模索しています。