2017年」カテゴリーアーカイブ

生徒の安全に関わる行事

避難訓練

本日は生徒の安全に関わる大切な行事がありました。「全学園合同避難訓練」です。

 桐蔭学園は幼稚部・小学部から大学・大学院までを擁しているのですが、春と秋に1回ずつ、同日の同時刻に全学園をあげて避難訓練を行う日を設けています。

 私たちは「いつどこで大きな地震が起きてもおかしくない」と言われる国で生活しています。昨年の熊本地震、6年前の東日本大震災も記憶に新しいところです。常に「自然に対する謙虚さ」を持ち続けることが大切との思いから、この避難訓練には特に真剣に取り組むようにしています。

 本校では大地震発生時のガイドラインを以下のように定めています。

 机の下にもぐる→身体を丸くして頭を保護する→揺れがおさまったらドア・カーテンを開放する→「お・か・し・も」(注・おさない、かけない、しゃべらない、もどらない)の約束のもとで避難開始→校舎外に出たら小走りで集合場所へ→ホームルームごとに集合・点呼

 写真は中学男子・中等前期校舎から避難してきた生徒たちが、小走りで集合場所へと移動しているところです。

 熊本地震や東日本大震災などの過去の災害を風化させない──口で言うのは簡単ですが、それは私たちが真剣に「備え」をしておくことでこそ成し得るものだと信じています。

 

 

中高女子部書道部作品

道

女子部校舎を歩いていると、この作品が目に飛び込んできました。廊下の天井近くから床にまでおよぶこの作品。

 「どんなに迷ったって信じる所へ進めばいい それが正しい道となる」とあり、「道」が大書されています。

 これは、新入生オリエンテーションにおけるクラブ紹介の際、会場である体育館で、書道部が新入生の目の前で書き上げたものです。

 私は書には疎いのですが、『書とはどういう芸術か 筆蝕の美学』(石川九楊)には「書は筆と墨と紙の芸術であり、墨跡には深さと速度と力が秘められている」とあります。

 「深さ」「速度」「力」──少なくとも私には全てが伝わってくる作品です。

 

 

新入生歓迎会(中学男子・中等前期編)

歓迎全体 グリー 卓球? 鉄研

前回は高校男子部の新入生歓迎会の様子をお伝えしました。今回は中学男子部および中等教育前期の様子をお伝えします。

 「上級生が大人に見える」という点でいうと、やはり小学校から中学校に上がった時にそれが最も強く感じられるものでしょう。

 1年生たちは、体育館で各クラブの上級生たちによるパフォーマンスを観たのち、マルチパーパスの「出店」に出向き、興味あるクラブの説明・勧誘を受けます。ここで仮登録を済ませ、本日(4/17)から仮入部、5/8から正式入部となります。

 多感な中高時代に経験するクラブ活動は、大げさではなく、自分の人生に大きな影響を与えるはずです。新入生たちには、クラブ活動を通じて豊かな6年間を過ごしてほしいものです。

勧誘

 

新入生歓迎会

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本日は中学・高校男子部および中等教育学校で新入生歓迎会が行われました。

 写真はシンフォニーホールでの吹奏楽部によるパフォーマンスと、高校校舎マルチパーパスでの各クラブによる新入生勧誘の様子です。

 「新歓─シンカン」という言葉の響きにはワクワクします。「歓迎される」立場であっても「歓迎する」立場であっても、新しい出会いにつながるチャンスだからでしょう。

 今から40年近く前(もうそんなに経つのか…)、桐蔭学園中学校に入学したばかりの私にとって、上級生たちはものすごく大人に見えました。見た目はもちろんのことですが、バスの中で立つ新入生の重い鞄をさりげなく持ってくれたりといった、日常のちょっとした所作に「大人」を感じたものです。そして「自分もあんなふうになりたいな」などと憧れたものです。

 新入生にとって、本日の上級生たちのパフォーマンスはどう映ったのでしょうか。

 

中学校女子部1年 校外宿泊研修

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本日(4/14)、中学校女子部1年生たちが校外宿泊研修へと出発しました。1泊2日の行程です。

 8:20HR教室に集合、開校式を行ったのち、いよいよバスへ。写真はバスへと移動する様子です。

 本日の予定は、千葉県・マザー牧場でグループごとの飯盒炊爨&カレーライス作り、その後園内を散策してから、宿泊地である南房総市の「ホテルリゾートIN白浜」に向かうというものです。

 入学してからわずか10日後に行うこの行事、新しい仲間たちとの親睦を図ることはもちろん、これから6年間にわたる集団生活のルールを学び、協働性への目を開いていくことが目的です。

 そのことをふまえ、生徒たちには次のような目標を示しています。

「友達101人できるかな?」(注・この学年の生徒は全部で102人います)

  1. 挨拶しよう~笑顔で相手を見て誰にでも
  2. 時間を守ろう~集団行動時は5分前精神で
  3. 協力しよう~新しい仲間と声をかけ合って

見送りに出た私に、生徒たちは早速元気の良い挨拶をしてくれました。

明日は佐倉市の国立歴史民族博物館を見学したのち、帰途につきます。

 

 

自然にALに慣れる

「授業開始に向けた決意」ペアワーク「授業開始に向けた決意」発表

本校では2015年度より、本格的にアクティブラーニング(AL)型授業を導入しています。この年の新入学年から段階的に導入し、今年で3年目、完成年度を迎えました。

中学校男子部1年生と中等教育学校1年生は、いよいよ本日から通常授業スタートです。これに向け、オリエンテーション期間には、各学年ごとに準備のためのさまざまなプログラムを展開してきました。プログラムのテーマは「自然にALに慣れる」。写真は、昨日中等1年生で行われた「授業開始に向けた決意」に関するワークの様子です。

本校のAL型授業では「個⇒協働⇒個」という流れを重視しています。最初の「個」はいわゆる知識をインプットするためのステージ。従来の講義などもこれに該当します。次の「協働」ではその知識をもとにペアワーク・グループワーク・発表等を行って相互に考えを共有、最後はもう一度「個」に戻って自己成果を確認します。

昨日のワークでは、まずは教員から「知識がなければ考えられないことがたくさんある」「私たちの今の学ぶ環境は非常に恵まれている」というエピソードを紹介。その上で生徒たちに考えてもらいました。

発表の場面では、各クラス一人ずつを乱数で指名。代表となった生徒たちは150人を前にしてさぞかし緊張したことでしょう。

本校の新ビジョン「自ら考え判断し行動できる子どもたちの育成」は、このようにしてスタートするのです。