2022年」カテゴリーアーカイブ

英語の「多読」──いよいよ終盤です

桐蔭学園英語科が「多読」指導をスタートして5年目、生徒たちが昼休みや放課後に図書室で英語の本を読む風景はすっかり日常のものとなりました。

今年度の多読は今週末(2/18)にひと区切りを迎えます。図書室は連日、オレンジ色の「読書記録手帳」を持った生徒たちでいっぱいです。

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入学したての4月は1冊10語ほどの本から読み始め、今では多くの高校1年生が1冊2千語の本を読むようになりました。ちなみに1年生の年間目標は8万語、2年生は15万語(2年間の累計)! 中にはすでに20万語を達成した1年生もいます。

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「簡単な英語から始め、自分に合った本を読むことで力がつくことがわかった」

「今では2千語の本を読むようになって、自分の成長を感じる」

「英検で長文問題が速く読めるようになった」

──生徒たちの感想です。

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大学入学共通テストの英語は、80分間で約6千語に対応しなければなりません。いかに速く英語を読みこなすかが求められるのです。このような力を身につけることができる多読は、共通テスト対策としても有効であることを実感しています。

学びというものは、本来自らの意志で主体的に行うもの。そして何よりも楽しいものであるはずです。多読に励む生徒たちの姿を見ていると、改めてこのことを実感します。

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2023年度 高校入試を実施しました

2/11(祝土)は桐蔭学園高校の入試です。

早朝の様子。グラウンドには前日降った雪がうっすらと残っていました。

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寒い中、出足が早い受験生の皆さん。エントランスでは手首による検温と手指の消毒にご協力いただきました。ありがとうございます。

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〇桐蔭学園を受験してくださった皆さんへ

あるフランスの心理学者の説によると、15歳の人が感じる1年というのは、30歳の人が感じる1年の2倍、45歳の人の3倍の長さになるそうです。

皆さんは長い人生の中で、今、最も多感な時期にいます。嬉しいこと楽しいことに喜び、悲しいこと辛いことに傷つき、また時には理不尽なことに腹が立つ……そんな毎日を送っていることでしょう。それは、人生で最も豊かな時間を過ごしているということでもあります。

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私たち人間というものは、自分が想像できる以上のことは決して実現できません。ですから、いかに豊かな想像力を持てるか──これが自分の夢の大きさを決めることになります。想像力とは文字通り「力」なのです。多感なこの時期にどれほど多くのことに喜び感動してきたか、また時には傷つき怒りを感じてきたかさえ、皆さんの豊かな想像力を育みます。

どうかこの時期に、多感で豊かなこの中学3年生の時期にこそ、大きな夢を持ってください。そして、その夢を語れる情熱を持ってください。

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皆さんはどんな高校生活を送りたいですか。どんな大人になりたいですか。どんな未来を生きたいですか。

未来は「今」の積み重ねで作られていくもの。一瞬一瞬の「今」を大切にすることが夢に向かって進んでいくということなのです。

公立高校の受験を控えている皆さん、体調を万全に整えて頑張ってください!

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桐蔭学園高校を受験する皆さんへ

2/11(祝土)、いよいよ桐蔭学園高校の入試が行われます。

受験生の皆さん、今どんな気持ちですか。

不安、緊張──当然でしょう。どんな人でも、いよいよ雌雄が決する場面に臨むときには不安を感じ、緊張するものです。

でも考えてみてください。その不安や緊張というのは、君が今まで努力してきたからこそ感じているのではありませんか。もし、何も準備をせずに受験に臨むのだとしたら、結果は火を見るより明らか──そう、不安や緊張など感じるはずはありませんよね。

【学園祭で生徒たちと(9月)】

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君が今、不安・緊張を感じているのは、今までしっかりと準備をしてきたからこそ。だから受験を前に不安・緊張を感じたら、「しめた!」と思ってください。うまくいく可能性が高まってきたからこそ感じているのです。

私は、しっかりと準備をしてきた末に感じる不安や緊張というものは、「うまくいくためのエネルギー」だと思っています。

【スポーツ競技会(5月)】

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ただ、そのエネルギーをコントロールするためにはちょっとしたコツが必要です。それは、いよいよという場面に「日常」を持ち込むこと。

受験だからといって、普段と違うことをしてはいけません。いつも友だちとワイワイ過ごすタイプなら当日もそうそればよいし、逆にひとりで行動することが多いタイプならやはりそうすればよい。試験場という「非日常」にいかに「日常」を持ち込めるかがカギといえます。

不安や緊張を感じているなら、それは準備をしてきた証拠。あとは自分の力を100%発揮できるよう「日常」を持ち込むこと。

2/11は、普段の君の姿を見せてください。いつもの君のままで。

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中等教育学校入試(第3回)

2/5(日)、中等教育学校の第3回入試(最終回)が行われました。今年は3日間とも天候に恵まれ、正直ホッとしました。

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「なぜ勉強するの?」──教師であれば、一度は生徒から尋ねられたことがある質問です。私(岡田)が教師になりたてのころ、やはりこのように尋ねられ、自分の考えを伝えたものの、何か奥歯にものが詰まったような返答になっていたことが気がかりでした。

このことを担当クラスの保護者会でお話ししたところ、ずいぶん後になって、ある一人の方から次のような趣旨の手紙をいただきました。

「先生があのときお話しになっていたことの答え、『感動するため』ではないでしょうか」

ストンと腑に落ちました。

【生徒が制作した学校紹介動画より】

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私たちは今まで知らなかったことを知ったり、わからなかったことがわかったりすると、「ああ、そうだったのか!」という感動を得ることになります。これこそが学ぶことの意義だと思うのです。ここで得た感動は、間違いなく私たちを新しい世界へと導いてくれます。そして、たくさんの世界を知れば知るほど、私たちは精神的に豊かになれます。豊かな人生を送ることができるのです。

受験勉強を通じて、お子さまはそれこそ多くの「ああ、そうだったのか!」を経験してきたはず。それだけでも中学受験には大きな意味があったといえるのではないでしょうか。

【今回は試験中の時間を利用して、シンフォニーホールにて学校説明会を行いました】

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桐蔭学園中等教育学校を受験してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

これから始まる新しい生活が素晴らしいものとなることを願っております。

【おつかれさまでした!】

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中等教育学校入試(第2回)

2/2(木)は中等教育学校の第2回入試を行いました。午後のみの実施です。

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今年もコロナ感染予防対策として、校舎への各エントランスでの検温(手首)と手指消毒を行っています。ご協力ありがとうございます。

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私たち大人はさまざまな顔を持っています。家庭での顔、仕事先での顔、仕事を離れた友人関係での顔…。これらの顔を(決して悪い意味ではなく)使い分けています。大人になるということは多くの顔を持つということなのかもしれません。

お子さまが幼少のころは、それこそ家庭での顔しか持っていなかったはずです。家庭が世界のすべてであったわけですから。

それが保育園・幼稚園での顔、小学校での顔、習い事や塾での顔…というように、世界が広がるにつれてさまざまな顔を持つようになります。必ずしも保護者の皆さまが知っている顔ばかりとは限りません。

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今回、お子様は「中学受験生の顔」を持つことになりました。それはシンフォニーホール前で保護者の方と別れ、たった一人で試験場へと歩んでいくお子さまが、私たち教員に見せてくれた凛々しい顔です。シンフォニーホール前で心配そうにいつまでもお子さまの後姿を追っている保護者の方に、「大丈夫ですよ、お子さまはしっかりやっていますから」と声をかけたくなるのは例年のこと。

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保護者の皆さま。

「中学受験生の顔」から「家庭での顔」へと戻ったお子さまに、どんな言葉をかけてあげますか?

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中等教育学校入試(第1回)

2/1(水)、いよいよ中等教育学校の入試が始まりました。本日は午前、午後2回の入試が行われました。

今朝の学園の様子。澄んだ冷気に身の引き締まる思いです。

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中学入試の意味とは──この答えは、「人それぞれ」と言うしかありません。それは、中学入試がすべて終了したあと、今までの自分の軌跡をふり返ったときに初めてわかるものだから。個人の内面と深くつながったものなのです。

過去の「体験」をふり返り、それが今の自分にどのような影響を及ぼしているかを考えることで、「体験」が「経験」へと変わります。成長とは、「体験」を「経験」に変えていくことといえるのかもしれません。

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どうか中学入試を「体験」に終わらせることなく、自分の「経験」として蓄積してください。中学入試を経て成長することができたならば、私たち私学人にとってこんなに嬉しいことはありません。

受験生の皆さんの健闘を祈ります。

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下の写真は、保護者控室となったシンフォニーホールでの在校生による学校生活プレゼンテーションの様子です(左は1年生、右は3年生)。お子さまが桐蔭学園に入学されたあとの成長がイメージできたことと思います。

大きな拍手をいただきました。

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