月別アーカイブ: 2017年4月

中等教育1年生と「カレーランチ会」

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本日は、中等教育1年生との「カレーランチ会」を行いました。4月生まれの1年生7名を校長室に招待し、私と一緒にカレーライスを食べるという企画です。

 最初は緊張気味でしたが、一人ひとり自己紹介をしていくうちにだんだんとリラックス。最後は皆打ち解けた雰囲気になりました。

 それにしても──皆よく食べます。私は、内心「こんなに食べきれるかな?」と少し心配しながら全員分のルーをよそっていったのですが、完全に杞憂に終わりました。全員あっと言う間に完食です。

 この企画は毎月1回、そのお誕生月の生徒を集めて行います。

 来週は月曜日に中学男子部1年生、水曜日には中学女子部1年生と同様に「カレーランチ会」を行います。そのときの様子もここでご報告します。

 

中学男子部2年生による清掃指南

指南 手取り足取り お礼

先週13日(木)の授業開始日から、中学男子部では「清掃指南」を行ってきました。これは、放課後の清掃時間に2年生数名ずつが1年生の教室に出向いて清掃のやり方を教えたり、一緒に清掃したりするものです。 

最初は照れたり、同学年で群れたりしていた2年生ですが、そのうちしっかりと指示が出せるようになっていきました。トイレなどでは、私たち教員以上に段取りよく清掃のコツを説明する場面も。

この年代の生徒たちは、ともすれば私たち教員に言われるよりも、上級生に言われた方が心に響くことがあります。特に「汚い」「面倒くさい」といったイメージを持ちがちな清掃に、明るく前向きな姿勢で取り組むことができる点で効果的です。

一方の2年生たちは、1年生からお礼の言葉を受け、一様に誇らしげな様子でした。このような体験が、上級生としての自覚や自己肯定感につながるのかもしれません。

「指南」は昨日で終了。本日からは1年生だけで自分たちの担当エリアを清掃することになります。こうして少しずつ自立していくのです。

 

生徒の安全に関わる行事

避難訓練

本日は生徒の安全に関わる大切な行事がありました。「全学園合同避難訓練」です。

 桐蔭学園は幼稚部・小学部から大学・大学院までを擁しているのですが、春と秋に1回ずつ、同日の同時刻に全学園をあげて避難訓練を行う日を設けています。

 私たちは「いつどこで大きな地震が起きてもおかしくない」と言われる国で生活しています。昨年の熊本地震、6年前の東日本大震災も記憶に新しいところです。常に「自然に対する謙虚さ」を持ち続けることが大切との思いから、この避難訓練には特に真剣に取り組むようにしています。

 本校では大地震発生時のガイドラインを以下のように定めています。

 机の下にもぐる→身体を丸くして頭を保護する→揺れがおさまったらドア・カーテンを開放する→「お・か・し・も」(注・おさない、かけない、しゃべらない、もどらない)の約束のもとで避難開始→校舎外に出たら小走りで集合場所へ→ホームルームごとに集合・点呼

 写真は中学男子・中等前期校舎から避難してきた生徒たちが、小走りで集合場所へと移動しているところです。

 熊本地震や東日本大震災などの過去の災害を風化させない──口で言うのは簡単ですが、それは私たちが真剣に「備え」をしておくことでこそ成し得るものだと信じています。

 

 

中高女子部書道部作品

道

女子部校舎を歩いていると、この作品が目に飛び込んできました。廊下の天井近くから床にまでおよぶこの作品。

 「どんなに迷ったって信じる所へ進めばいい それが正しい道となる」とあり、「道」が大書されています。

 これは、新入生オリエンテーションにおけるクラブ紹介の際、会場である体育館で、書道部が新入生の目の前で書き上げたものです。

 私は書には疎いのですが、『書とはどういう芸術か 筆蝕の美学』(石川九楊)には「書は筆と墨と紙の芸術であり、墨跡には深さと速度と力が秘められている」とあります。

 「深さ」「速度」「力」──少なくとも私には全てが伝わってくる作品です。

 

 

新入生歓迎会(中学男子・中等前期編)

歓迎全体 グリー 卓球? 鉄研

前回は高校男子部の新入生歓迎会の様子をお伝えしました。今回は中学男子部および中等教育前期の様子をお伝えします。

 「上級生が大人に見える」という点でいうと、やはり小学校から中学校に上がった時にそれが最も強く感じられるものでしょう。

 1年生たちは、体育館で各クラブの上級生たちによるパフォーマンスを観たのち、マルチパーパスの「出店」に出向き、興味あるクラブの説明・勧誘を受けます。ここで仮登録を済ませ、本日(4/17)から仮入部、5/8から正式入部となります。

 多感な中高時代に経験するクラブ活動は、大げさではなく、自分の人生に大きな影響を与えるはずです。新入生たちには、クラブ活動を通じて豊かな6年間を過ごしてほしいものです。

勧誘

 

新入生歓迎会

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本日は中学・高校男子部および中等教育学校で新入生歓迎会が行われました。

 写真はシンフォニーホールでの吹奏楽部によるパフォーマンスと、高校校舎マルチパーパスでの各クラブによる新入生勧誘の様子です。

 「新歓─シンカン」という言葉の響きにはワクワクします。「歓迎される」立場であっても「歓迎する」立場であっても、新しい出会いにつながるチャンスだからでしょう。

 今から40年近く前(もうそんなに経つのか…)、桐蔭学園中学校に入学したばかりの私にとって、上級生たちはものすごく大人に見えました。見た目はもちろんのことですが、バスの中で立つ新入生の重い鞄をさりげなく持ってくれたりといった、日常のちょっとした所作に「大人」を感じたものです。そして「自分もあんなふうになりたいな」などと憧れたものです。

 新入生にとって、本日の上級生たちのパフォーマンスはどう映ったのでしょうか。