月別アーカイブ: 2022年4月

スポーツ競技会(高校3年共学)

4/28(木)、高3共学のスポーツ競技会を行いました。綱引き、リレーは男子・女子混合で、サッカー、バスケットボールは男子・女子に分かれて実施しました。

開会式。開会あいさつ・諸注意をはじめ、企画・運営はすべて生徒たちの手によるものです。

no1開会式

彼ら彼女らが桐蔭学園に入学したのは今から2年前、新型コロナウイルスが猛威をふるい、日本中の高校が休校措置をとっていた頃です。予定どおり4月に入学式はできたものの、その後は自宅でのオンライン授業に。6月にはようやく対面授業が始まったものの、クラブ活動は満足にできない状況が続きました。

no3 バスケット no2 サッカー

予定されていた学園祭、スポーツ競技会をはじめとする多くの学校行事は中止、もしくは大幅に規模を縮小したものとなり、なかなか高校生になった実感を得られなかったはずです。この3月に延期された修学旅行も、結局は中止となってしまいました。

綱引き リレー

今回のスポーツ競技会は、そんな彼ら彼女らに、せめて最後の1年間は桐蔭学園での生活を存分に楽しんでほしいとの思いで実施しました。

競技への参加はもちろん、思いっきり応援を楽しんだり、休憩時間に友だちと談笑したり。コロナ禍の高校生にとっては、大変貴重な経験なのです。

応援女子 応援男子

この日、たくさんの弾けるような「笑顔」に接しましたが、この2年間の彼ら彼女らの学校生活を思い合わせて、妙に胸が熱くなったことでした。

 

スポーツ競技会(高校3年男子部・女子部)

4/27(水)、高校3年男子部および同女子部のスポーツ競技会が行われました。中高6年間の生活で最後となるスポーツ行事です。

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男子部の種目はバスケットボール、バレーボール、ドッジボール。すべて体育館での実施です。コロナ禍の中、久しぶりのスポーツイベントということもあり、白熱した熱戦が繰り広げられました。大変な盛り上がりようです。

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女子部は午前中は体育館、午後はグラウンドでの実施。定番の種目から、「スポーツが苦手な生徒のために」と用意された椅子取りゲームまで、バラエティに富んだプログラムです。ドッジボールでは各クラスに教員(男性)が加わり、当然のごとく「標的」に(笑)。

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「3年生らしい成熟した楽しみ方・盛り上がり方で、学年教員も嬉しくなるようなすがすがしい笑顔がたくさん見られました」とは男子部の松本学年主任の言。

また、女子部の吉積主任は「一日中、本当に楽しそうにしている生徒たちの笑顔を見て嬉しく思いました」とのことでした。

生徒の実行委員たちが企画・運営を担当してくれたこのスポーツ競技会。生徒たちが笑顔になる、そしてそれを見た私たち教員が嬉しくなるイベントになりました。高校生活の一コマとして記憶に残るものとなったことでしょう。

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スポーツ競技会(高校女子部2年)

4/26(火)、高校女子部2年でスポーツ競技会を実施しました。朝から曇天で、日中は少し雨がぱらついた時間帯もありましたが、無事予定通りのプログラムで行うことができました。

2022④

今回のスポーツ競技会の企画は、この3月に実行委員の希望者を募ったところからスタートしました。種目はすべて生徒たちがものです。「宅配便リレー」や「逃走中」など、今までにはなかった種目も。

2022① 2022②

もちろんサッカーやリレーなど、「定番」の種目もありました。

2022③ 2022⑤

この学年は女子部として最後の学年となります。中学入学以来、常に「最下級生」であった彼女たちはどことなく遠慮がちで、上級生に気兼ねしているようにも見えていました。山瀬学年主任いわく、「今回は自分たちの学年だけでの実施となったため、どことなく伸び伸びとしていたように感じました」とのこと。

彼女たちには、さまざまな行事において、女子部としての有終の美を飾ってほしいと願っています。

 

駐ブルキナファソ特命全権大使が来校されました

4/18(月)、駐ブルキナファソ日本国特命全権大使である加藤正明氏が来校されました。桐蔭学園高校の卒業生(12期)である加藤大使とのご縁で、このたび本校で使わなくなったスポーツ用品を同国に寄贈させていただくことになり、ご挨拶を兼ねて実に44年ぶりに母校にお越しくださったものです。

【ご卒業以来44年ぶりの桐蔭学園 右が加藤大使】

玄関前

西アフリカに位置するブルキナファソは人口約2,000万人、世界最貧国の一つとのこと。最近ではテロの脅威も高まっており、180万人を超える国内避難民を抱えているそうです。今年1月には政変も起きました。

しかし、国民性は極めて誠実・勤勉、「ブルキナファソ」という国名も現地語で「高潔な人々の国」という意味だそうです。

当初、「こちらで使用済みのスポーツ用品を寄贈するのはあまりイメージが良くないのでは」と少し心配していたのですが、加藤大使いわく、「当地では、日本の柔道家、野球選手らが使用していたものを着ることは、その方の精神を受け継ぎ戦うことができるということで、むしろ誇りと感じるようで、学校名や氏名が入ったユニフォームを喜んで着ています」とのこと。「高潔な人々の国」という国名も首肯できます。

今回寄贈させていただくのは、野球用品(ボール120個、スパイク47足、バット18本、ヘルメット27個、グローブ5個等)、柔道着(100着)、サッカーボール(20個)、ラグビー用品(ボール30個、スパイク30足、ジャージ30着)です。ほとんどは船便で送りましたが、ラグビー用品は加藤大使ご自身が「手荷物」として持ち帰られる予定とのこと。大変な量です!(下の写真)。

受付前

今回、加藤大使と同期の卒業生4名様もご一緒にお越しくださいました。桐蔭学園の思い出話に花が咲き、あっという間に時間が経ってしまいました。

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加藤大使より、お土産をいただきました。アフリカを代表する樹木にバオバブの木がありますが、その果実は猿が好んで食べることから「おさるのパン(PAIN DE SINGE)」と呼ばれているそうです。いただいたクッキーは、ビタミン、カルシウムが豊富なその果実を加工した健康食品とのこと。素朴な味わいで実に美味、コーヒー受けにぴったりです。

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こちらからは桐蔭学園の校旗をお贈りしました。現地での引渡式の際に使用してくださるとのことです。ありがとうございます。

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今回、ささやかながらの寄贈ではありましたが、少しでもブルキナファソの皆様に喜んでいただけたらこの上ない喜びです。加藤大使とは、今後同国の若者と桐蔭学園の生徒たちが交流できる場を実現するためのきっかけになれば、と意気投合しました。

 

避難訓練を実施しました

4/18(月)、避難訓練を実施しました。桐蔭学園では春と秋に1回ずつ、避難訓練を行う日を設けています。今回は3校時の授業中に大地震が発生した想定での実施です。

私たちは「いつどこで大きな地震が起きてもおかしくない」と言われる国で生活しています。常に自然に対する謙虚さを持ち続けることが大切であるとの思いから、この避難訓練には特に真剣に取り組むようにしています。

桐蔭学園では、大地震発生時のガイドラインを次のように定めています。

机の下にもぐる→身体を丸くして頭を保護する→揺れがおさまったらドア・カーテンを開放する→「お・か・し・も」(注・おさない、かけない、しゃべらない、もどらない)の約束のもとで避難開始→校舎外に出たら小走りで集合場所へ→集合・点呼

【校舎外に出たら小走りで集合場所へ】

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【集合場所の所定の場所に着いたら腰を下ろす】

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【授業担当の先生が点呼をとります】

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香川教頭からの講評です。

「災害のときには自分の身を守ることを第一に。それが他の人の命を守ることにもつながる。そのことを考える契機にしてください」──生徒たち、真剣に聞いてくれました。

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過去の災害を風化させない──これは私たちが真剣に「備え」をしておくことでこそ成しえるものだと思っています。

 

新入生歓迎会(クラブ紹介)

4/16(土)、新入生歓迎会(クラブ紹介)が行われました。A・B棟(高校共学1、2年)の様子をお伝えします。

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コロナ前まではシンフォニーホールで文化部を中心としたパフォーマンスを行っていたのですが、今回は感染防止の観点から各教室を中心とした発表となりました。

器楽部では楽器の体験演奏を。上級生が丁寧に教えていました。

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ユニフォーム&プラカードで必死の勧誘です。

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各クラブのブースでは、関心を持ってくれた新入生に説明し、氏名を書いてもらいます。

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今回は感染防止対策をとりながらの実施となったため、コロナ前ほどの盛り上がりまではいきませんでしたが、それでも十分に活気あるイベントとなりました。

何よりも生徒たちの笑顔(マスク越しではありますが)が印象的で、さながら「ミニ学園祭」のよう。私(岡田)も十分楽しませてもらいました。

今年度はたくさんの生徒たちの笑顔が見られることを願っています。