月別アーカイブ: 2023年2月

中等教育学校入試(第3回)

2/5(日)、中等教育学校の第3回入試(最終回)が行われました。今年は3日間とも天候に恵まれ、正直ホッとしました。

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「なぜ勉強するの?」──教師であれば、一度は生徒から尋ねられたことがある質問です。私(岡田)が教師になりたてのころ、やはりこのように尋ねられ、自分の考えを伝えたものの、何か奥歯にものが詰まったような返答になっていたことが気がかりでした。

このことを担当クラスの保護者会でお話ししたところ、ずいぶん後になって、ある一人の方から次のような趣旨の手紙をいただきました。

「先生があのときお話しになっていたことの答え、『感動するため』ではないでしょうか」

ストンと腑に落ちました。

【生徒が制作した学校紹介動画より】

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私たちは今まで知らなかったことを知ったり、わからなかったことがわかったりすると、「ああ、そうだったのか!」という感動を得ることになります。これこそが学ぶことの意義だと思うのです。ここで得た感動は、間違いなく私たちを新しい世界へと導いてくれます。そして、たくさんの世界を知れば知るほど、私たちは精神的に豊かになれます。豊かな人生を送ることができるのです。

受験勉強を通じて、お子さまはそれこそ多くの「ああ、そうだったのか!」を経験してきたはず。それだけでも中学受験には大きな意味があったといえるのではないでしょうか。

【今回は試験中の時間を利用して、シンフォニーホールにて学校説明会を行いました】

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桐蔭学園中等教育学校を受験してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

これから始まる新しい生活が素晴らしいものとなることを願っております。

【おつかれさまでした!】

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中等教育学校入試(第2回)

2/2(木)は中等教育学校の第2回入試を行いました。午後のみの実施です。

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今年もコロナ感染予防対策として、校舎への各エントランスでの検温(手首)と手指消毒を行っています。ご協力ありがとうございます。

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私たち大人はさまざまな顔を持っています。家庭での顔、仕事先での顔、仕事を離れた友人関係での顔…。これらの顔を(決して悪い意味ではなく)使い分けています。大人になるということは多くの顔を持つということなのかもしれません。

お子さまが幼少のころは、それこそ家庭での顔しか持っていなかったはずです。家庭が世界のすべてであったわけですから。

それが保育園・幼稚園での顔、小学校での顔、習い事や塾での顔…というように、世界が広がるにつれてさまざまな顔を持つようになります。必ずしも保護者の皆さまが知っている顔ばかりとは限りません。

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今回、お子様は「中学受験生の顔」を持つことになりました。それはシンフォニーホール前で保護者の方と別れ、たった一人で試験場へと歩んでいくお子さまが、私たち教員に見せてくれた凛々しい顔です。シンフォニーホール前で心配そうにいつまでもお子さまの後姿を追っている保護者の方に、「大丈夫ですよ、お子さまはしっかりやっていますから」と声をかけたくなるのは例年のこと。

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保護者の皆さま。

「中学受験生の顔」から「家庭での顔」へと戻ったお子さまに、どんな言葉をかけてあげますか?

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中等教育学校入試(第1回)

2/1(水)、いよいよ中等教育学校の入試が始まりました。本日は午前、午後2回の入試が行われました。

今朝の学園の様子。澄んだ冷気に身の引き締まる思いです。

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中学入試の意味とは──この答えは、「人それぞれ」と言うしかありません。それは、中学入試がすべて終了したあと、今までの自分の軌跡をふり返ったときに初めてわかるものだから。個人の内面と深くつながったものなのです。

過去の「体験」をふり返り、それが今の自分にどのような影響を及ぼしているかを考えることで、「体験」が「経験」へと変わります。成長とは、「体験」を「経験」に変えていくことといえるのかもしれません。

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どうか中学入試を「体験」に終わらせることなく、自分の「経験」として蓄積してください。中学入試を経て成長することができたならば、私たち私学人にとってこんなに嬉しいことはありません。

受験生の皆さんの健闘を祈ります。

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下の写真は、保護者控室となったシンフォニーホールでの在校生による学校生活プレゼンテーションの様子です(左は1年生、右は3年生)。お子さまが桐蔭学園に入学されたあとの成長がイメージできたことと思います。

大きな拍手をいただきました。

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