桐蔭生の皆さん、こんにちは。
本来であれば8/26(木)から2学期がスタート、夏休みを経て一段成長した皆さんと再会できる……、はずだったのですが。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、今までは感染しにくいとされてきた中高生にも広がっています。どうやら、より強い感染力をもつ「デルタ株」に置き換わりつつあることがその背景にあるようです。
このような中、桐蔭では2学期をオンライン授業でスタートすることを決めました。桐蔭生の皆さんとそのご家族の方々の安全、そして皆さんの学びを止めないことを第一に考えた結果です。
2年生以上の皆さんは、昨年の4月~6月に行われたオンライン授業のことを覚えていることでしょう。桐蔭のオンライン授業のポイントは「皆さん自身が主体的に学習を進めていく」ところにあります。一方的に講義を行ったりその動画を配信するだけ、あるいは課題を配信するだけ、といった形は取りません。それでは皆さんの主体的に学習する姿勢が育たないからです。
本格的なコロナ禍となって1年半以上。この間、私は今直面している大変な問題の中から、「次」に向かってプラスになる「何か」を得ようとずっと考えてきました。これが「ピンチをチャンスに変える」ということなのだと思います。
オンライン授業の間、友だちと直接会うことができない、外出もままならないといった不自由な状況になります。しかし、視点を変えてみると、それは自分でコントロールできる時間がたっぷりあるということでもあります。
私たちが平等に持っている最大の資源は時間です。時間は資源なのです。有効に使えるか、それとも浪費してしまうか、それは皆さん自身の意志にかかっています。
2学期からのオンライン授業、ぜひ主体的に取り組んでください。私たち教員はオンライン授業を通じて、皆さんの主体的に学習に取り組む姿勢が身についたならば、こんなに嬉しいことはありません。
皆さん自身とご家族の健康と安全を第一に、頑張りましょう。