年別アーカイブ: 2019年

合唱コンクール(中学女子部・中等1年)

12/19(木)、中学女子部・中等1年の合唱コンクールが開催されました。従来は中学女子部単独で行ってきましたが、今年度は男女共学化した中等1年が同じ校舎で生活しているため、共同での開催となりました。

中学女子部は従来通りコンクール形式です。クラスごとにその表現力と技術力を競います。

中2のテーマは「合唱曲の名曲に挑戦し、歌詞や曲に込められているメッセージを表現できるように歌います」。

中2の優秀賞は「はじまり」を歌ったB組です。指揮をした佐治奈那子さんは指揮者賞にも輝きました。おめでとうございます。

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中3は全クラス共通課題曲「青い鳥」と自由曲の2曲を歌います。テーマは「ミュージカル、映画音楽など永遠に歌い継がれていく名曲を英語の歌詞で歌います」。

課題曲優秀賞を受賞した1組です。見事な声量とまとまりでした。

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そして自由曲優秀賞は「Dancing Queen」を歌ったB組です。ダンスを交えてのノリのよい演奏で、観客を魅了していました。

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表彰式の様子です。中学女子部長・岩橋先生から賞状が贈られました。

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中等1年は順位をつけない、いわゆる「エキシビジョン」としての参加です。どのクラスも初めてとは思えない堂々とした歌いぶり。混声合唱として力強く、伸び伸びとした演奏を披露してくれました。今後が楽しみです。

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共学中等副校長・玉田先生より講評です。

「自分の個性を安心して出せるホームルームであること。すばらしい合唱をするための条件はここにあります。今日はそのことをあらためて認識できました」

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最後は岩橋先生からの講評です。

「心を一つにすること。合唱の意義はここにあります。異なる個性が決して馴れ合うことなく調和した時に、素晴らしい合唱が実現します。クラスの絆が深まったことでしょう」

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合唱を聴いていると、音楽で人を感動させるのは決して技術のみによるわけではないことをあらためて感じます。技術的には劣っていても、人の心を揺さぶる演奏をすることができます。この日に向けてさまざまな葛藤があったとしても、それを含めて演奏者がいかに「想い」を表現することができるかにかかっているのです。

生徒の皆さん、感動をありがとうございました。

 

合唱コンクール(中等2年・3年・4年)

12/17(火)、中等教育学校2年・3年・4年で「合唱コンクール」が開催されました。それぞれの学年の各クラスが、その技術力と表現力を競うのがこのコンクールです。クラスの団結力が試されます。

私(岡田)はプログラムの途中、3年生の演奏から観賞しました。3年生ともなるとまさに「男性合唱」。迫力ある演奏が続きます。

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そして、4年生の音楽授業選択者(後期課程になると、芸術科目は美術、音楽、書道の中から1つ選択することになります)による演奏です。「全員で合わせる練習はほとんどできなかった」とのことですが、なかなか見事な演奏でした。

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いよいよ審査結果の発表です。

1位は2クラス。RADWIMPSの「正解」を歌った3-Aと、レミオロメンの「3月9日」を歌った3-Dです。3-Aは「インパクト賞」にも輝きました。おめでとうございます!

【写真左は3-A、右は3-D】

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3位も2クラスとなりました。SEKAI NO OWARIの「サザンカ」を歌った3-Bと、同じく「プレゼント」を歌った3-Cです。

【写真左は3-B、右は3-C】

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全ての演奏終了後、中等教育学校部長・松行先生より講評がありました。すると…

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なんと、最後にギターを持ち出し、弾き語りをしてくれました! 完全なサプライズ。会場は拍手喝采です。

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音楽の良し悪しは単に「技術」だけでは語れません。しかし、ある程度の技術を伴っていなければ「思い」を届けることはできません。今回の合唱コンクールは「技術」と「思い」両方を備えた素晴らしいものであったと感じました。

生徒たち、頑張りました。

 

入試体験会・入試説明会(中等教育学校)

12/14(土)、中等教育学校の入試体験会・入試説明会を実施しました。あと1ヶ月半後に迫った中等教育学校の入学試験。その本番さながらの体験をすることができるチャンスです。455名の小学6年生がチャレンジしてくれました。

【朝の受付の様子】

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私(岡田)は各受験教室を回り、受験生たちを激励しました。

「入試本番まであと1ヶ月半となりました。皆さん、この期間は何をしますか? 新しいことを始めますか? 考えてみてください。入試に必要な大切なことはすでに全て終えているはずです。それならば、何か新しいことを始めるよりも、今までやってきた大切なことを復習することの方がはるかに有効です。そして健康管理。入試当日、自分の力を発揮するために何よりも大切なことです。頑張ってください」━━受験生たち、真剣に話を聴いてくれました。

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一方、シンフォニーホールでは入試説明会が同時進行。こちらにも多くの皆さまにご来場いただきました。

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「桐蔭学園は『新しい進学校』を目指し、50年の伝統と次の50年を見据えた先進とを融合させた学びを展開しています。情報化やグローバル化が一層進み、変化の激しい次の時代を生き抜くために必要なもの、それは『鋼のような強さ』というよりは『しなやかな強さ』だと思います。桐蔭学園では『自ら考え判断し行動できる力』を育てるための3本柱(=アクティブラーニング型授業、探究、キャリア教育)のもと、次の時代を見据えた教育を行っています」

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これをもちまして、来年2月の入試に向けた説明会・体験会はほぼ終了いたしました。

3月の「スタートアップ! 学校説明会」にはじまり、オープンスクール、夏/秋の説明会、そしてこの日の入試体験会・入試説明会と、多くの皆さまがお運びくださいました。毎回大きな反響をいただき、教職員一堂、励みになると同時に責任の大きさを痛感することとなりました。あらためて御礼申し上げます。

来年4月、中等教育学校は男女共学となって2年目を迎えます。受験生の皆さん、現在の1年生たちは皆さんの入学を心待ちにしています。

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12月のカレーランチ会

12/11(水)と12/12(木)の両日、中等1年でカレーランチ会を行いました。その月に誕生日を迎える中等1年の生徒を昼休みに校長室へと招待し、一緒にカレーライスをいただくのがこの企画です。

11日は12人を招待しました。

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桐蔭学園では、授業の始まりと終わりや皆で食事をいただく際、黙想をする習慣があります。

「姿勢を正して黙想」

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「黙想やめ、いただきます!」━━こんな感じです。

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あとは自己紹介をしながら楽しくいただきます。

「桐蔭に入学した感想はどう?」という質問には、「自然が豊か」「敷地が広い」「いろいろな施設が揃っている」「楽しい友だちが多い」といった答えが多いですね。「授業がわかりやすくて面白い」といった私たち教員にとって嬉しい感想も。

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最初は緊張気味でしたが、最後はリラックスして写真に収まった12人。

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つづいて12日の様子です。11人が昼休みに校長室へやってきました。

各自が好きなだけライスをよそい、私(岡田)が一人ひとりにカレールーをかけていきます。

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ちなみに自分の分は自分でかけます(笑)。

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個性的な11人で話題が豊富、会話が弾みます。一眼レフのカメラで写真を撮るのが趣味という生徒、中等入学後に部活で柔道や少林寺拳法を始めた生徒、競技スキーの選手として小学校時代に数々の輝かしい戦績を残してきた生徒も。

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あっと言う間に皆完食です。

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今月も大変楽しい会となりました。生徒たちはこの企画を楽しみにしてくれているようですが、私にとっても、生徒たちと直接話ができる大切なイベントの一つとなっています。

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高校説明会へのご来場ありがとうございました

12/7(土)、高校説明会を開催いたしました。10/26(土)に今年度第1回目となる説明会を行い、本日は5回目(午前 926名)、6回目(午後 814名)の実施となりました。これで全6回の総来場者数は6,628名となりました。多くのご来場、誠にありがとうございました。

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まずは私(岡田)からご挨拶させていただきました。

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「平成の30年とはどのような時代だったのでしょうか。ある一つの切り口からすると、『日本が世界的な産業の変化についていくことができなくなった時代』と見ることができるのではないでしょうか。現在の中高生が社会人として活躍することになる近い将来、今以上にグローバル化が進み、人工知能(AI)の技術も進歩するでしょう。しかし、どのような社会になるかは正確には誰にもわからないのです。確かなことは、今と同じ社会がそのまま続いていくことはありえないということ。桐蔭学園では、どのような社会になろうとも、自らの力で道を開いていける人物の育成を目指しています。イノベーションを起こせる力、自ら考え判断し行動できる力を育成する、それが『新しい進学校のカタチ』にほかなりません」

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続いて、香川高校部長より「学校生活全般」について、登本教諭より「探究(未来への扉)授業」について、一蝶教諭より「キャリア教育」について、グラジアニ教諭より「Global Lounge」について説明いたしました。最後は「入学試験」についての説明をして全プログラム終了です。

毎回のことですが、終了後に「今会社で最も大きなテーマになっているのがまさに今日の説明会で話されたことなのですよ。共感しました」とお声をかけてくださる保護者の方がいらっしゃいます。改めて桐蔭学園への期待を痛感し、身の引き締まる思いです。

いよいよ入試シーズンが本番を迎えます。受験生の皆さんにとって辛い時期でもあります。そんな中で、「なぜ勉強するんだろう?」といった疑問が湧いてくることがあるかもしれません。私もそうでした。

「なぜ勉強するのか」━━私は感動を得るためだと思っています。勉強をすると、今まで知らなかったことを知ったり、わからなかったことがわかったりすることで「ああ、そうだったのか!」という感動を得ます。これが勉強をする意義だと思うのです。

受験生の皆さん、大変な受験勉強の中でも、そんな感動を得ることを決して忘れないでください。応援しています。

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朝会を行いました

12/6(金)、朝会を実施しました。2学期が終わり、3学期が始まる区切りとなるこの日、各学校ごとに実施しました。

私(岡田)からの話です。

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~「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」━━ダーウィンの言葉です。「変化できる」━━私はこれは「しなやかさ」だと思っています。おそらく、次の時代を生き抜くために必要な強さというのは「鋼のような強さ」ではなく、「しなやかさ」でしょう。ぜひ多くのことを経験してください。そして、多くの人と接してください。多くの人と接して、その人の話をよく聴いてください。その人に自分の考えを伝えてください。それが自分の世界を広げることにつながります。「傾聴と承認」こそが、自分の可能性を広げるための確かな道なんです。「しなやかさ」━━これは常に変化し続けて、広い世界を知っているからこそ得られる力なのです~

続いて、優秀な結果を残したクラブ活動の表彰を行いました。

朝会終了後は、この冬、全国大会に出場するクラブ活動の壮行会を行いました。

【写真左は共学高校での登壇者、右はラグビー部・伊藤大祐君による挨拶】

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【写真左は女子部での登壇者、右は少林寺拳法部・吉澤志穂さんによる挨拶】

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最後は全員で学園歌を斉唱して選手たちを激励しました。

【写真左は共学高校、右は女子部】

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平成が終わり、令和がスタートした今年、日本にとって大きな歴史の転換点となりました。その令和元年もあと3週間余りで終わります。

桐蔭生の皆さん、令和がどのような時代になるか、皆さんにかかっています。期待しています。