月別アーカイブ: 2025年4月

避難訓練を実施しました

4/21(月)の2校時、避難訓練を行いました。桐蔭学園では春と秋の年2回、全校で避難訓練を実施しており、今回は今年度の1回目です。

大地震が発生したとの想定。桐蔭学園では「お・か・し・も」(=さない、けない、ゃべらない、どらない)を徹底しています。

緊急放送の指示により、まずは机の下にもぐって身体の安全を確保。

揺れがおさまったら、放送にしたがって避難を開始します。各エリアごとに定められた避難経路を確認しながら落ち着いて行動。危険回避のため、校舎内では走らないよう徹底しています。よく守れていますね。

高1・高2が生活するA・B棟の避難場所はラグビー場です。ここからは小走りで集合場所へと向かいます。私語もなく、真剣にできています。

点呼を行い、全員が無事であることを確認したのち、関谷教頭から講評がありました。

「高1の皆さんは校舎の構造を把握していますか。今自分がどこにいるのかを掴むことは防災の基本です。地震はいつどこで起きるかわかりません。登校中かもしれないし、下校中かもしれない。交通機関がストップするかもしれない。そのことをイメージしておくことが大切です。そして、万が一のときの行動について、ご家族と共有しておいてください」

この避難訓練は、生徒の安全に関わるきわめて重要な行事です。生徒一人ひとりが主体的に取り組めるよう促していきます。

 

第4回 桐蔭マルシェ

4/20(日)、桐蔭マルシェが開催されました。4回目となる今回のテーマは「食とエネルギーの地産地消」。学園の大学校舎とアカデミウムが会場です。

多くの大学生スタッフが運営を担当していました。こちらは「あおばサブレ」の販売。

アフタースクール企画として参加した中等5年生。青葉区内の金子ファームさんで作られたミニトマトのうち、規格外のものを原材料として作られたケチャップ「ヨコハマ CRAFTOMATO」のラベル作成を担当しました。

近隣の皆さまを中心に、多くの方にご来場いただきました。

10:00からはステージ発表がスタート。溝上理事長からご挨拶です。

そして、中島隆雄青葉区長よりご挨拶がありました。冒頭で、山中竹春横浜市長からのメッセージを披露してくださいました。

ステージ発表のトップバッターは、小学校・中等・大学のチアダンスです。元気一杯のパフォーマンス。

こちらは高校・中等の器楽部。ゆったりと美しい音色を響かせていました。

一転して、高校ストリートダンス同好会によるキレッキレのダンス。カッコいいですね。

こちらはアカデミウム会場です。「横浜から能登の復興を応援!」がテーマ。

ペロブスカイト太陽電池を使った鉄道模型。中等・高校の鉄道研究部が活躍してくれました。

ステージ発表午後の部は高校吹奏楽部から。いつもながら、満席のお客さまを総立ちにさせて踊らせてしまうパフォーマンスは圧巻です。大変な盛り上がりでした。

最後は小学校合唱団。心のこもった見事な演奏に、温かな気持ちになりました。

大学生から小学生までが活躍する桐蔭マルシェ。改めて総合学園としての桐蔭学園の魅力を感じる1日となりました。ご来場の皆さまにもご満足いただけたのではないでしょうか。

【カッコいいパフォーマンスを披露してくれたストリートダンスの生徒たちと】

 

 

新入生歓迎会(高校)

入学式から約2週間経った4/19(土)、高校の新入生歓迎会が開催されました。学校生活に馴れてきたところで、どのクラブ・委員会で活動しようか迷っている新入生たちが、具体的な活動内容を知るよい機会です。一方、上級生たちにとっては、新入部員を獲得する大きなチャンスでもあります。

まずはメインアリーナでのステージ発表からスタート。限られた時間の中で、各クラブ・委員会が精一杯のパフォーマンスで魅力をアピールします。

【下の写真──時計回りにストリートダンス部、少林寺拳法部、器楽部、女子応援指導委員会】

発表後は、いよいよA・B棟へ移って新入生の勧誘です。写真では伝わりにくいのですが、上級生たちのものすごい勧誘の声で熱気に溢れています。

新入生を見かけると、どんどん声をかけてブースへと案内します。

ブースの入り口では、看板を持った上級生たちがブース内へと案内。

音楽系のクラブでは、楽器体験がなかなかの人気ですね。

充実した高校生活を送るためには、ホームルーム以外に自分の「居場所」を作ることが大切。この「居場所」こそが、あとでふり返ったときに、自分の高校時代を象徴するものとなります。

新入生の皆さんにとって、今日の歓迎会は、そんな「居場所」を持っている先輩たちの活き活きとした姿を見る機会にもなったのではないでしょうか。

 

高校始業式

4/9(水)は高校の始業式です。2日前の入学式から登校している新入生に加え、いよいよ今日から全学年の生徒が登校します。

始業式は3年生・2年生ごとに実施しました。

私(岡田)からの講話です。

「大きな山を目の前にして、この山に登ってやろうと思う人もいれば、思わない人もいます。また、決心して登り始めたとしても、最終的に達成できる人とできない人に分かれます。この違いはどこから生じるのか。私は『自分にはできない』と考えて、『できない理由』を探し始めてしまうかどうかだと思っています。最終的に達成できる人というのは、どうしたら先に進めるのかを前向きに考え始める人。皆さんはどちらの人になりたいですか」

続いて、この春休みに全国大会で優秀な成果を収めたクラブ活動の表彰です。

・ラグビー部──全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会 優勝

・剣道部──全国高等学校剣道選抜大会男子団体戦 第3位

・柔道部──全国高等学校柔道選手権大会女子団体戦 第3位

・同上──女子個人63㎏級 準優勝 織茂永愛(3年)

・同上──女子個人57㎏級 第3位 堀 花寧子(2年)

こちらは3年生での表彰の様子です。各代表生徒には、私からインタビューを行いました(事前に何も伝えていませんでしたが、、笑)。突然のインタビューにもしっかりと自身の言葉で話すことができる力量は、さすがトップアスリートですね。心底感心しました。

こちらは2年生での様子です。3年生同様、突然のインタビューにも臨機応変に答えてくれました。

会場からは大きな拍手が送られました。

明日(4/10 水)からは授業が始まります。生徒たちはもちろんのこと、私たち教員にとっても多くの新しい出会いが生まれる、ワクワクする1週間となります。

 

高校新入生オリエンテーション

4/8(火)は、高校新入生オリエンテーションの1日目です。前日に入学式を終えた新入生たちが、実質的に高校生活をスタートする日といえます。

各ホームルームでは、担任の先生からさまざまなレクチャーがあったり、、

グループワークを通じてお互いに親睦を深めたり。

「校内探索」では、マップを手に思い思いにグループごとに校舎内外を巡っていました。

こちらはメインアリーナ(体育館)のエントランス。

クラブ紹介ポスターの前では、人だかりができていました。やはり関心が高いようです。

マルチパーパスでは、個人写真の撮影も行われていました。

前日の入学式では一様に緊張の面持ちだった新入生たちですが、今日は一転して和やかな空気に包まれていました。これから徐々に桐蔭学園での生活に馴れていくことでしょう。

 

高校入学式

4/7(月)、高校の入学式が行われました。桐蔭学園高等学校の第62期生となる生徒たちです。

満開の桜の下での入学式となりました。やはり入学式には桜ですね。式はコース毎に計3回行われました(アドバンス9:15~ スタンダード12:15~ プログレス15:00~)。

新入学者発表では、各クラスの担任の先生が一人ひとりの氏名を読み上げ、その場で起立していきます。

私(岡田)からの告辞です。

「高校生活において、踏み出すべきかどうか迷うことがあったら、絶対に踏み出すべきです。一度踏み出した後での後悔は軌道修正することで解消できます。しかし、踏み出さなかった後悔は二度と解消できません。再び同じチャンスが巡って来るとは限りませんから。一番よくないこと──それは、まず最初に『踏み出さない理由』を探してしまうことです。失敗とは、やり直しがきかないこと。皆さんの年齢で、本当の意味での失敗などありません」

続いて溝上理事長からの祝辞です。

「桐蔭学園は幼稚園から大学までを擁する総合学園です。そのすべての学校に共通する教育ビジョンとして掲げているのが『自ら考え、判断し、行動する』というもの。これは、皆さんが生きる社会、すなわち変化の激しい課題解決型の社会を力強く生き抜くために必要な資質といえます。それを育成するために、アクティブラーニング型授業を基盤とした学びを展開しているのです。どうかこの桐蔭学園で、自身の将来を切り拓くための力を養ってください」

そして、各コースの新入学者代表による「誓いのことば」です。これから始まる高校生活に向けての期待と抱負を、自分のことばで語ってくれました。

【スタンダードコース・大津 恵さん】

【アドバンスコース・神林伶旺さん】

【プログレスコース・相宗万智子さん】

式の終了後、各コースの担当の先生方を紹介しました。

【新入生の皆さんへ】

あらためて、入学おめでとうございます。

私たち人間は未来を想定して生きることができます。これは人間だけに与えられた特権です。皆さんの過去は変えることができません。しかし、未来はこれから創ることができるのです。今、この瞬間から、自分の意志で、未来は創られていきます。

皆さんは、どんな未来を生きたいですか?──この桐蔭学園で、それを一緒に探していきましょう。

皆さんが抱いている期待と不安とを、私たち桐蔭学園は全て受け止めます。どうか、全力で飛び込んできてください。

【2年生が新入生の教室に描いてくれた黒板アート】