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新緑から深緑へ

3月2日から生徒たちが自宅学習となり、早2ヶ月半が経ちました。季節は、まだまだ肌寒い早春からうららかな春を経て、新緑へと移り変わりました。

今週に入ってからは急激に気温が上昇し、一気に初夏を思わせる陽気になっています。校長室から見える木々も、新緑から深緑へと模様替えをはじめました。

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「生徒たちが登校していたら、『熱中症にならないように水分補給を』と呼びかけていたのだろうな」などと想像しています。また、「この素晴らしい晴天の下で、学園生活を楽しんでほしかったな」という想いも。

新たな感染者数は減少傾向にありますが、まだまだ油断はできません。生徒の皆さんには、「登校したら〇〇したい!」という想いを巡らせつつ、オンライン授業に取り組んでほしいと願っています。

 

オンライン授業

新型コロナウイルスの感染拡大により、この3月2日(月)から自宅学習が続いています。

この間、桐蔭生の皆さんには、私(岡田)から3回にわたって動画メッセージを配信してきました(4/8、4/24、4/30)。公式サイトの「桐蔭タイムライン」中の「スクールトピックス」からご覧いただけます。また、この「スクールトピックス」には、中学受験生の皆さんへの動画メッセージもアップしています(4/20)。

さて、桐蔭学園では本来始業式を行う予定だった4/9(木)より、オンライン授業を続けています。連休前の5/1(金)までは各学年による学習指導・学習支援、連休明けの5/7(木)からは実際の時間割通りに各授業担当の先生が授業を行うというもの。

ロイロノートを用いて、生徒と先生双方向でのやり取りが可能です。基本的に先生は自宅から授業を行いますが、学校に出てきて行う先生も。こんな感じです。

オンライン授業

毎朝オンラインで実施しているホームルームでは「早く学校に行きたい!」との声が多く聞かれます。一方、先生方も早く授業がしたくてうずうずしている、というのが本音です。

今までの「当たり前の日常」が戻る日まで、オンライン授業にしっかりと取り組んでいきましょう。

 

桐蔭生の皆さんへ~ピンチをチャンスに!

新しい週が始まりました。桐蔭生の皆さん、お元気ですか?

本来、学校で始業式を行う予定だった4/9(木)以降、平日の毎日、各学年からオンラインで学習指示が配信されていることと思います。

この間の皆さんの取り組みを見てみると、大半の人はしっかりできていると思います。一方で、ごく少数ではありますが、必ずしもそうとは言えない人もいます。

この大変な時期をどう乗り越えるか━現在よく言われることですが、そもそも「大変な」とはどういう点で「大変」なのでしょう。

新型ウイルス禍の中、感染しないように最大限の注意を払うこと、自らが感染者である可能性を意識しつつ他人に感染させないように気をつけることはいうまでもありません。では、これを「今までの生活が一変してしまった」という観点から見るとどういうことになるでしょうか。

自分でコントロールできる時間がたっぷりある、ということに尽きると思います。皆さんの場合、ひとえに学校、教室という空間的制約から解放されたところからくるものです。外出もままならないという移動の制約はあるものの、時間の使い方という点では大変「自由な」状況といえるのです。

私たちが平等に持っている最大の資源は時間だと言われています。物理的な意味で、誰にでも平等に流れているものだからです(心理的にはまた別の見方ができますが、今回はふれません)。その資源を有効に利用できるか、それとも無駄に浪費してしまうかは私たち自身にかかっています。

ピンチをチャンスに━これも現在よく聞くフレーズです。皆さんがこの新型ウイルス禍というピンチをチャンスに変えられるとしたら、それは時間という資源を有効に使えるかどうかにかかっています。学校、教室という空間的制約のない今だからこそ、よりいっそう主体的に取り組めるはずです。皆さんの意志が試される、そして皆さんの主体性が培われるのがこの時期ではないかと思うのです。

新型ウイルス禍が終息した時、皆さんがどのように成長しているか、楽しみにしています。

 

中学受験生へのメッセージ動画

先日は在校生へのメッセージ動画を作成し、現在学園の公式サイトでも見られるようになっています。4/14(火)は、来年度に向けて頑張っている中学受験生の皆さんに向けて、メッセージ動画を撮影しました。

今回もシンフォニーホールでの撮影です。

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大変な状況の中で勉強を続けている中学受験生の皆さんにとって、少しでも励みになればとの思いで作成しました。

受験生の皆さん、このような中だからこそ学びを「楽しむ」姿勢が大切です。どうか学ぶことを通じて、新しいことを知り、わからなかったことがわかるようになる楽しみを味わってください。

メッセージ動画は後日、学園の公式サイトにアップいたします。

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桐蔭生の皆さんへ~メッセージ動画を作成しました

桐蔭学園の在校生の皆さん、進級おめでとうございます。

お知らせした通り、新型コロナウイルス感染防止のため、5/2(土)まで自宅学習期間を延長し、その間の登校は一切取りやめることとしました。学校再開は5/7(木)を予定しています。

さまざまな情報や学習指示については、平日(月~金、祝日は除く)の毎日、学年からオンラインで配信していきますので、必ずチェックするようにしてください。この時期の取り組みは、学校が再開された時にスムーズにスタートできるかを大きく左右します。しっかり取り組んでください。

私(岡田)から、自宅学習中の桐蔭生の皆さんに向けてメッセージ動画を作成しました。

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今回は桐蔭学園シンフォニーホールのスタッフが、最高の技術をもって作成してくれました。

緊急事態宣言が出され、町に活気が失われつつある中ですが、少しでも前向きになってもらえたら嬉しいことです。

学園の公式サイトにアップしていますので、ぜひご覧ください。

https://toin.ac.jp/timeline/gakuen/21141/

 

終了式の日に…(桐蔭生の皆さんへ)

今朝、とあるラジオ番組を聴くともなく聴いていたところ、Creedence Clearwater Revival(以下、CCR) というバンドの「Someday never comes」という曲が流れていました。これは1972年にリリースされた曲ですので、当時小学校に入学したばかりの私(岡田)が同時代的に知っていたわけではありません。高学年になって洋楽(ロック)に目覚め、中学に入学してしばらく経ったころCCRというバンドを知り、カントリーロック調のこの曲が大変気に入ったという、いわば「後追い」でした。

当時はあまり意識していなかったのですが、この曲は歌詞が魅力的であることに改めて気づきました。

First thing I remember was askin’ papa,

“Why?”,

For there were many things I didn’t know.

And Daddy always smiled;took me by the hand,

Sayin’,”Someday you’ll understand.”

知らないことがたくさんあった自分が、父親に「どうして?」と尋ねると、「いつかお前もわかるようになるさ」と答えてくれた、という(おそらく)少年時代の記憶で始まるこの曲は、サビの部分で

You better learn it fast;you better learn it young,

‘Cause, “Someday” Never Comes.

との印象的なフレーズが何度も繰り返されます。「若いうちに学んだ方が良い。なぜなら『いつか』なんて絶対にやってこないから」といったところでしょうか。

ふり返れば、少年時代から「いつかは…」と思いながら、結局解決せずにここまで生きてきたことのなんと多いことか。数多くの「いつかなんとかしよう」を抱えて生きている存在、それが私たちなのかもしれません。久しぶりにこの曲に触れ、妙に心に沁みた朝でした。

世界的に先行き不透明な状況が続いています。自由に動き回ることもままならず、何とも形容し難い閉塞感も漂っています。

しかし、必ず出口は見えてきます。

その時、今抱えている「いつかなんとかしよう」を少しでも減らすように行動しませんか。

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本日(3/24 火)は、本来であれば終了式が行われる予定でした。急遽、自宅学習の措置となって3週間あまり。桐蔭生の皆さんが最後に登校した2/29(土)にはまだまだ冬の装いであった学園の桜の木も、今は五分咲きといったところです。

人間世界の閉塞的状況を尻目に、自然は悠々と季節を謳歌しているかのようです。

皆さんと再開できる日を楽しみにしています。