2020年」カテゴリーアーカイブ

新入生登校日(中等教育学校)

2/15(土)は、中等教育学校の新入生登校日でした。この4月に入学予定の皆さんと、その保護者の方々がお越しくださいました。

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本日の受付を担当してくれた在校生たち。

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まずは歓迎セレモニーから。入学式に始まり、6年間さまざまなイベントや芸術鑑賞等で何度も足を運ぶことになるシンフォニーホールが会場です。

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司会は現1年生。

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中等教育学校、中学校女子部、中学校男子部それぞれの生徒会長から、歓迎の挨拶です。

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混声合唱部による学園歌の演奏です。これから何度となく歌うことになる学園歌。4番まであり、それぞれが春夏秋冬を表現しています。

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保護者の方々はホールにて説明会、入学予定の皆さんは4月から学校生活を送ることになるF棟へと移動します。移動を先導してくれるのも在校生たちです。

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グループごとに教室に入り、「Tea Party」が行われました。

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現1年生たちが、小さなグループごとに iPad を駆使して学校生活について説明してくれます。「Tea Party」ですから、もちろんジュースやお菓子も用意してあります。

最初は緊張気味にスタートしましたが…。

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現1年生たちの巧みなリードにより、時間が経つにつれてすっかり和やかな雰囲気に。入学後1年間で頼もしくなった現1年生たちの「成長」を感じ、嬉しくなりました。

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最後は「まなボード」を使ってのお絵描きも。入学後のAL型授業では、この「まなボード」を使う機会がたくさんあります。

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「Tea Party」 終了後は保護者の方々と合流し、靴や体操着のサイズを合わせたり、制服の採寸をしたり。中等教育学校の生徒になる気分がだんだんと盛り上がってきたことでしょう。

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新入生の皆さんにとって、桐蔭学園での生活への期待が膨らんだ1日になったのではないでしょうか。私たちも皆さんとともに生活できる日がより楽しみになりました。

次は4月のオリエンテーション、入学式でお会いしましょう。

(追記)下の写真は歓迎セレモニーの様子をカメラに収める私(岡田)。気づかないうちに他の教員に撮られていました(笑)。

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高校入試 無事終了しました

2/11(祝)、高校入試が行われました。

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厳しい寒さの中、受験生の皆さんがやってきました。緊張した面持ちです。

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今までの努力の成果を存分に発揮してください!

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私たちの思考パターンというのは、学ぶことで形成されます。言葉にしても行動様式にしても、全ては生まれた時からの体験・経験の集積によって形作られたものなのです。

皆さんの将来像も同じこと。今後、周囲から学ぶことで作られていきます。学ぶということは自分の世界を広げ、今後の将来像を作っていくということなのです。

高校ではぜひ多くのことを経験してください。そして多くの人と接してください。多くの人と接して、その人の話をよく聴いてください。その人に自分の考えを伝えてください。それが自分の世界を広げることにつながります。この「傾聴と承認」こそが、自分の可能性を広げるための確かな道なのです。

高校での学びが皆さんの将来像を形成し、豊かな人生を歩む礎となることを願っています。

公立高校の受験を控えている皆さん、体調を万全に整えて頑張ってください!

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いよいよ高校入試です!━━受験生の皆さんへ

「運が悪かったと思ってあきらめなさい」──思い通りに事が運ばなかった際、このような慰めの言葉をかけられることがあります。

しかし、この言葉は本当に慰めになりうるでしょうか。

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私は「運が悪かったね」などと言われても、絶対にあきらめきれません。なぜなら、「運」というものは自分の力ではどうすることもできないものだからです。自分の力ではどうにもできないものによって雌雄が決したとなったら、私はあきらめきれないのです。

上手くいくか否かを決めるのは、100%自分の力だと思っています。上手くいったら自分の力が届いたということ。上手くいかなかったら自分の力が足りなかったということ。このように思いたいのです。

ただ、そんな私でも毎年正月には初詣に行きます。それは、自分への決意表明をすることが目的です。

「今年も1年、頑張るぞ!」と自分に誓いに行くのです。

受験が近づいてくると不安にもなるでしょう。その気持ちはよくわかります。

でも、考えてみてください。その不安は、今まで準備してきたからこそ感じているのではありませんか。

もともと準備をせず、上手くいく可能性などなければ、どだい不安など感じるはずはありません。今、皆さんが不安を感じているならば、それは今まで準備してきた証拠です。上手くいく可能性が高まってきたということなのです。

ですから、今、不安を感じている皆さんは、むしろ「しめた!」と思ってください。「自分は前進しているんだ!」と信じてください。

桐蔭学園高校の入学試験は2/11に行われます。体調を万全にして、当日は元気にお越しください。

【昨年(2019年)の学園祭にて】

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中等入試(3日目)無事終了しました

2/3(月)は中等入試の3日目、いよいよ最終日を迎えました。お蔭様で無事終了いたしました。

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お子様が中学入試をすると決めたその日から今日まで、大変な努力を継続してきたことでしょう。大好きなスポーツや小さい頃からの習い事を封印してきたかもしれません。思うような結果が出ず、辛い思いをしたことがあったかもしれません。

いよいよその結果が出ようとしています。

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なぜ中学受験をすると決めたのでしょう。理由はさまざまだと思いますが、究極的にはお子様の幸せのためと言えるのではありませんか。受験は「勝ち負け」ではありません。勝ったという事実だけで幸せになれるのなら、それはゲームと同じ。受験はゲームではありません。

受験を通じて幸せになるとは、受験を通じて成長するということなのです。

受験を終えたお子様に、どのような言葉をかけてあげますか。お子様の今までの努力にずっと寄り添ってきた保護者の皆様でなければ響かない言葉というものがあるはずです。ぜひ、お子様の自己肯定感を醸成する言葉、成長を促す言葉をかけてあげてください。きっと、お子様にとって生涯忘れ得ぬ言葉となるはずです。

試験が終了して帰途につく受験生の皆さんの顔、本当に清々しいものでした。この経験をもとに、次への新しいステップを力強く踏み出してください。心から応援しています。

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明日は立春。暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。しかし名実ともに春が訪れると、この桐蔭学園は満開の桜に包まれます。この桜の下で皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

桐蔭学園を受験してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

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中等入試(2日目)無事終了しました

2/2(日)、中等教育学校の入学試験(2日目)が行われました。今朝も大変寒い朝でしたが、受験生の皆さんは元気に来校してくれました。

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30年以上、教員として生徒たちと日々接する中で、いろいろな声を聴いてきました。中でも私(岡田)が気になってしまう声として、「今やっていることにどんな意味があるのかわからない」というものがあります。

私は現在進行形で行っている物事の意味というものは、それが終わってみて初めてわかるものだと思っています。修学旅行の最中にその意味はわからないし、現役の中学生に中学生活の意味を問うても答えるのは難しいでしょう。もちろん、その瞬間その瞬間に感じることはさまざまあるでしょう。しかし、その物事の総合的な価値というものは、終わった後でふり返ることによって初めて意味づけがなされるものなのです。

これが「体験を経験にする」ということなのだと思います。物事を体験しても、そのままにしていては自分のこととして蓄積されることはありません。体験をふり返り、意味づけをすることによって初めて経験となり、蓄積されるのです。

「今やっていることの意味がわからない」━━それは意味を問う時期を誤っているのではないでしょうか。今やっていることが終わった時に初めて意味を問うべきではないのか、と思うのです。

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お子様が中学入試の真っ只中にいる今、その意味を求めてもなかなか答えは見いだせないかもしれません。だからこそ全てが終わったときに、今回の中学入試という体験をしっかりとふり返ってほしいのです。そうして初めて、この体験がお子様の経験となります。

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私たち私学の教員は、中学入試を通じてお子様に成長してほしいと思っています。今回の体験が経験となって、お子様の成長につながることを願ってやみません。

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中等入試(1日目)無事終了しました

2/1(土)、中等教育学校の入学試験(1日目)が行われました。この季節、私たち教職員が最も心配するのは当日の天気。とにかく「雪だけは降らないでほしい」という祈るような気持ちなのです。

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今朝の天気は快晴(寒い朝でしたが…)、心配も杞憂に終わりました。入試も無事に終了いたしました。本日受験した皆さん、保護者の皆さん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。

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私(岡田)が初めて担任を持ったのは、今から30年ほど前のことです。中学1年生のクラスでした。まだまだあどけなさが抜けないものの、確実に大人への入口にさしかかっている彼らがよく口にしていたのは、「なんで勉強するの?」という疑問でした。

最初の保護者会の際にこの話をしたところ、卒業間際になってある保護者の方から長いお手紙をいただきました。その中にこのような一節があったのです。

「なぜ勉強するのか。私がこう問われたら、『感動を得るためだ』と答えるでしょう」

腑に落ちました。私たちは学ぶことによって、「ああ、そうだったのか」という感動を得ることになります。これが学ぶことの意義なのです。そして、その感動を積み重ねていくことで、やがてそれが夢へと成長する。30余年の教員人生において多くの卒業生を送り出す中で、この考えは私の信念として確立されていきました。

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受験勉強は確かに大変です。辛いこともたくさんあったことでしょう。しかし、学ぶことによって得た感動も、それ以上にたくさんあったのではないでしょうか。

入試を終えた皆さんが、今までに得た数々の感動を夢へと成長させてくれることを心から願っています。

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