月別アーカイブ: 2020年6月

キリリン図書館ニュースの今後について

 いよいよ明日から学校再開です!4月9日から始まったこのキリリン図書館ニュース、約3か月間の自宅学習期間の間、読書や学習の情報をお届けしてきました。
 たくさんの人が見てくれました。ありがとうございました。
 インタビュー記事などでもたくさんの先生の名前が出ていましたが、実はふだんの記事にもいろいろな先生の書いてくれた記事がまざっていました。毎日読んでくれていた人は、あれ?今日、なんかいつもと雰囲気が違うな、という日も気づいていたかもしれませんね。
 過去の記事は全てカレンダーからさかのぼって読めますので、石故先生が書いたのではない記事を、ぜひ探してみてくださいね!

 さて、自宅学習期間は基本的に平日毎日記事を更新してきました。自宅の時間を有意義にするお手伝いとして始まったこのキリリン図書館ニュース、当初の予定では学校再開まで、今日で最終回の予定でした。ですが、たくさんの人が読んでくれているので、今後も継続することとなりました!
 学校が始まるので、先生たちもなかなか記事を書く時間が取れず、皆さんも毎日読むのは難しくなると思うので、今後は週に1日程度の不定期更新の予定です。今後の更新も楽しみにしていてくださいね!

 

図書室からのお知らせ 昨年度借りた本について

 新しい週がはじまり、学校再開が楽しみで仕方がない、という人も多いのではないでしょうか。今日は、再開後の図書室についてのお知らせです。

 このキリリン図書館ニュースをいつも読んでいて、再開したら紹介されたあの本を借りよう!と思っている人もいるかと思うのですが、ごめんなさい、図書室は学校再開後もしばらくはお休みです。自由に使えるようになるのはもう少し先になります。
 昨年度借りた本があるから再開したら返そう!と思っている人も多いと思いますが本を返す時には2~4年生は担任の先生に渡すようにしてください。5,6年生は、昨年度出張図書館があった場所に返却ボックスがあるので、そちらに入れてください。昨年度は先生がダンボールで作った簡単なボックスでしたが、今年度は神山先生が木で立派なボックスを作り、手彫りでプレートまでつけてくれました!返さない人も、ぜひ見てみてくださいね!
 なるべく早く、みんなが安心して図書室を使えるようにいろいろ考えていますので、もう少し待っていてくださいね!

 

来週から学校再開です!読書の課題を確認します。

 長かった自宅での学習期間。いよいよ今日が各学年のオンラインプログラム最終日ですね。4月から毎日たくさんの授業をオンラインで受けてきました。みなさんも慣れない環境で大変な中、よく頑張ってくれていたと思います。先生もみなさんにいくつかオンライン授業動画を配信しました。慣れないながらもだんだんコツがつかめると、作るのも楽しくなってきていました。学校に来たらぜひ、感想やもっとこうした方が分かりやすい、というアドバイスを待っています!
 さて、そのオンライン授業で読書から課題がいくつか出ていました。動画でも説明していましたが、ずいぶん前のものもあるので念のため、確認します。
 提出するものは名前を必ず確認して、全て担任の先生(高学年は国語担当の先生)に出してくださいね。

1年生
 「たべもののずかん」プリント
 「くまさんへのてがみ」
2年生
 特に読書への提出物はありません。スイミーの手紙は国語の授業で使います。
3年生
 「好きなキャラクターへの感想の手紙」
4,5,6年生
 「読書感想文」(7月10日まで)
全学年
 「クラゲクイズ」や「読書記録カード」など、取り組んだもので先生に見せたいものがあれば出してください。読んだ本のリストや授業で使って出さなくてよいと言っていたプリントなども、見て欲しい!という場合は出してくれてもいいですよ!(返せるまで少し時間をくださいね。)
 昨年度出そうと思っていて出せなかったものなどもあれば、まとめて持ってきてください。

 来週からの登校に備えて、読書に限らず提出物も準備をしっかりしておいてくださいね!

 

メリーさんの羊

 今日の記事はある先生が書いてくれた記事です。記事を読み終わったら、どの先生が書いているのか、想像してみてくださいね!

 みなさんは『メリーさんの羊』という歌を知っていますか?日本では可愛らしい歌詞で小さい子などがよく歌っている曲ですが、実はこの曲は8番まであるんです。元はアメリカの童謡で、メリーさんという少女も昔実在していて、そのメリーさんと羊との様子が詩になったと言われています。
今日はこの詩の内容を紹介します。

1. Mary had a little lamb
 Little lamb, little lamb,
 Mary had a little lamb
 Its fleece was white as snow,

 メリーさんは、ちっちゃな羊を飼っていました。それは雪のような白い子羊でした。

2.Ev’rywhere that Mary went,
 Mary went, Mary went,
 that Mary went,
 The Lamb was sure to go.

 メリーさんが行くところあっちへ、こっちへと子羊はずっとついていきます。

3.It followed her to school one day,
 School one day, school one day,
 It followed her to school one day,
 Which was against the rule.

 学校へもついていきます。ルールではいけないことになっていました。

4.It made the children laugh and play,
 Laugh and play, laugh and play,
 It made the children laugh and play,
 To see a lamb at school.

 学校の子どもは大喜び、大騒ぎ!学校に羊がいるなんてびっくり。

5.And so the teacher turned it out,
 Turned it out, turned it out,
 And so the teacher turned it out,
 But it still lingered near.

 先生は子羊を追い返そうとします。でも羊は近くをウロウロしています。

6.And waited patiently about,
 Patiently about, patiently about,
 And waited patiently about,
 Till Mary did appear.

 子羊は、じっと待っています。待っています。メリーさんが見えるまで。

7.”Why does the lamb love Mary so?”
 Mary so, Mary so,
 ”Why does the lamb love Mary so?”
 The eager children cried.

 羊はどうしてそんなにメリーさんが大好きなの?何でそんなに好きなのか?生徒が声をあげました。

8.”Why, Mary loves the lamb, you know.”
 Lamb, you know, lamb, you know,
 ”Why, Mary loves the lamb, you know.”
 The teacher then replied.

 「だってメリーさんが羊を大好きだからだよ。」と先生は答えました。

 メリーさんが大好きだから、羊もメリーさんが大好き。先生はこの言葉に感動しました。自分が相手を大好きであれば、きっと相手も自分のことが大好きになっていくのでしょうね!本だけでなく、いろいろなものを読んでみてください!そしてみなさんも、色々な素敵な歌の歌詞を見つけてみて下さい。

 

インスピレーション

 みなさんは本屋さんで本を買う時、どんな基準で本を選んでいますか? みんなに読まれている人気の本を選びますか? 友だちや先生からオススメされた本を選びますか? 先生は、表紙やタイトルから「ビビビッ!!」ときたものをインスピレーションで選ぶことがあります。
 国語の授業で、作品のタイトルはとても大切なものであるという確認はされているかと思います。テーマや主人公の名前がそのままタイトルになっていたり、ミステリーの謎をとくキーワードになっていたりと、思わず本を手に取ってみたくなるようなタイトルの作品がたくさんあります。しかし、実はタイトルだけでなく、表紙などの装丁にも、いろいろな趣向が凝らされている作品がたくさんあるのです。
 例えば『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞した辻村深月さんの『盲目的な恋と友情』。タイトルだけだと一見難しそうですが、表紙に五線譜と猫が描かれていてとても美しく、先生は音楽も猫も大好きなので、タイトルや作者名を見る前に思わず手に取り、そのまま買ってしまいました。
 他にも『世界一美味しい煮卵の作り方』という作品は、表紙に黄身がとろっとしたとても美味しそうな煮卵が載っていて、タイトルのインパクトはもちろん、その表紙にもお腹がすいてしまいます。
 緊急事態宣言が解除され、実際に本屋さんへ行って本を買えるようになったので、ぜひ表紙やタイトルにも着目して本を選んでみてくださいね。

 

先生インタビュー⑥

 今日は体育科の赤尾先生がインタビューに答えてくれました。体を動かしたくなる本をたくさん紹介してくれています。運動好きの人はぜひ紹介されている本を読んでみてくださいね!

<先生へインタビュー>

Q1 名前、担当教科や学年を教えてください。

赤尾 大地(あかお だいち) 4年1組副担任 3,4年体育担当

Q2 先生のマイブーム、趣味は何ですか?

①ランニングです。長い距離を走ることに挑戦しています。ゆくゆくはフルマラソンの大会に出場して完走したいと思っています!
②広いお風呂(スーパー銭湯)に行くことです。大きいお風呂に入ると気分がリフレッシュして、また頑張ろうという気持ちになれます。
③BBQ(バーベキュー)です。自粛期間中にBBQセットを購入し、自宅の庭でやるようになりました。炭火で焼いたお肉や野菜は最高においしいですよ!

Q3 小学生のころに読んで好きだった本は?

『大どろぼうホッツェンプロッツ』オトフリート・プロイスラー
 先生が小学校4年生くらいのときに読んだ本です。早く物語の続きが読みたくて、朝早起きして読むほどでした。主人公たち(カスパールとゼッペル)とホッツェンプロッツの知恵比べにドキドキハラハラする物語です。ドイツのお話なので、物語のなかにおいしそうなドイツ料理がたくさん出てくるところも見どころです。シリーズは全部で3冊あるので、1冊読み終わったらすぐ次の1冊が読みたくなる本です。

Q4 最近読んだ本で面白かった本は?

『走って、悩んで、見つけたこと。』大迫傑
 東京オリンピックで男子マラソンの選手に内定している大迫選手が書いた一冊。大迫選手がなぜマラソンを走るのかについて自分の想いを熱く語っています。「トラック競技においてフィジカルが占める割合は約80%、それがマラソンになるとフィジカルが60%、メンタルが40%くらいの感覚になります。」という文章にもあるように、大迫選手はマラソンにおいてメンタル面を大切にして、練習や大会に取り組んでいます。気持ちを強くもつことの大切さを感じることができる一冊です。

Q5 各テーマのおススメの本は?

 体を動かしたくなる本
『一瞬の風になれ』佐藤多佳子
 とある高校の陸上部のメンバーが、大会上位進出を目指して努力していく物語。4継(100m×4人のリレー)でバトンをつなぐという素晴らしさを教えてくれる本です。思わず、全力で走って誰かにバトンを渡したくなるようなそんな作品です。リレーをとおした登場人物のやりとりにも引き込まれます。全3冊。テレビドラマにもなった小説です。

『バッテリー』あさのあつこ
 主人公の原田巧(ピッチャー)が、同級生の永倉豪(キャッチャー)に出会い、人間として成長していく物語。野球のキャッチボールや投球シーンがたくさん出てくるので、野球をしたくなること間違いなしです。ただ、それ以上に主人公の心の動きに注目して読み進めていくと非常に面白い1冊です。全6冊。映画の作品もありますよ。

『武士道シックスティーン』誉田哲也
 剣道をとおして、2人の対照的な女子高校生を描いている物語。目次の題名ごとに、描かれる視点が変わるところが面白いです。スポーツでは「勝ち負け」がすべてではなく、「好き」になることの大切さを、物語をとおして教えてくれています。続編に『武士道セブンティーン』『武士道エイティーン』『武士道ジェネレーション』があります。映画化もされています。

『まっしょうめん』あさだりん
 お父さんのちょっとしたお願いから剣道を始めることになった主人公の成美が、剣道を続けていくにつれ、相手とまっしょうめんから真剣に向き合うことの大切さを感じていく物語。剣道をしている人もしていない人も、相手や物事と向き合うことの大切さを感じることができる内容です。相手や物事に真剣に立ち向かっていく姿って素敵ですよね。続編もあり、全3冊です。

Q6 みんなに向けて一言をお願いします。
 先生は体育の先生なので、「体を動かしたくなる本」についてたくさん紹介してみました。紹介した本以外にも、スポーツを題材にした小説はたくさんあります。どの本も読み進めていくと、その小説の世界にワープした感覚になって、登場人物たちと一緒にスポーツをしてみたいなという気持ちになります。先生は大学生まで剣道をやっていたので、「武士道シックスティーン」や「まっしょうめん」といった剣道を題材にした小説も取り上げてみました。まずは、自分の好きなスポーツの小説から読んでみるのが面白いと思います。また、ドラマや映画になっている作品も多いので、映像でも楽しんでみてください。

 

おうちにいる時間を使って工作してみよう

 小学校は分散登校も終わり、1日からの再開を待ち望む日々になりましたね!学校にやっとこられたみんなの笑顔がとてもステキでした。
 ですが、再開を目前にすると、残り少ないおうち時間をどう使うかも考えていかなくてはいけませんね。せっかく普段と違って家でたくさんの時間を使えるので、ぜひ、有効に使ってみてください。
 工作などはたくさんのものが本に作り方が紹介されています。おもちゃのように、使えるものを作るのもよいですし、お部屋に飾る飾りを作ってみるのもよいでしょう。ホームセンターに行くと色々な色のテープなども売っていて、身近な素材でも簡単にきれいに色を付けられます。インターネットでも工作のサイトがあるので、ぜひ調べてみてくださいね。

 Amazonというネットショップでは、「ダンボールチャレンジ」というページがあります。外に買い物に行く機会が減って、ネットで買い物をすることも増えたので、ダンボールがたくさんある、というおうちもあるのではないでしょうか。
 簡単にダンボールで家を作る方法などものっていますので、興味のある人はぜひ見てみてくださいね!

 

21日は夏至、そして部分日食の日です。

  21日の日曜日は夏至です。夏至とは一年で太陽が一番長く出ている日のことです。
  そして、さらにこの日は部分日食の起こる日でもあります。21日の夕方4時すぎごろから5時過ぎごろにピークを迎え、6時ごろまでの間、少し太陽が欠けた状態になるそうです。
  (欠けていても太陽の光はとても強いので、直接見たら絶対にダメ!です。見たい人は専用の道具を使いましょう。本屋さんなどでも売っていますよ。)
  今のところ天気も良さそうなので、もしも観察する道具などをもっている人は、おうちの人と一緒に一番長く太陽が出ている日の太陽の姿の変化を楽しんでみてください!

  1,2年生のみなさんは、5月12日の読書の授業で「あまのいわと」のお話を読んだのを覚えていますか?あのお話でアマテラス(太陽)がかくれたのは日食のことを伝えた話だ、という人もいます。(梅雨の長い雨で太陽が何日も見えない状態を表しているという意見の人もいますし、他にもいろいろな説があります。)太陽がかくれてしまいそうになったら、楽しそうにして呼びもどしてあげてくださいね!

  日食のことを詳しく知りたい人は「総合百科事典ポプラディア8巻」「ポプラディア情報館 宇宙」(ポプラ社)「朝日小学生新聞 マンガで理科 きょうのなぜ?1 天気・地球のなぞ21」(朝日新聞社)「なぜなぜ大事典5 地球・宇宙101」(学研)などを読んでみると、詳しく書かれています。調べてみると面白いですよ。

 

科学技術白書って知ってますか?

 16日に、文部科学省の科学技術白書が発表されました。科学技術白書とは、今後20年間の間にどんなことができるようになるかを予測したものです。文部科学省のHPで公開されています。
 公開されているものは大人向けで少し難しいのですが、絵で説明しているものも多いので、興味がある人はぜひ直接見てくださいね。おうちの人に聞きながら一緒に見るのも楽しいですよ!
 どんなことが書かれているのか、少しご紹介します。

〇自動運転で空を飛ぶ飛行機。タクシーなどの代わりになるかも?
〇時空メガネをかけると場所も時間も飛び越えて、好きな時代の好きな場所が見える。家でどこでも旅行気分に。
〇どの国の言葉でも瞬時に翻訳してだれとでも自由に話せるように。
〇動物の言葉もわかるようになる!かも。
〇自分が食べたものの味やにおいを遠くにいる人に同じように伝えられる。
〇家で実際に体を動かしながら、遠くにいる人たちと野球やサッカーなどのスポーツができる。ゲームのキャラクターとの勝負もできるかも?

 などなど……。ここで紹介したのはほんの一部です。20年後のみんなが大人になるころにはできるようになっていると予測されているもの、みなさんはどれが一番楽しみですか?的中率は7割ほどとのこと。楽しみですね。
 興味がわいた人はぜひ直接パンフレットを読んでみてくださいね!

 

天気の話

 暑い日が続いていますね。月曜から今日までの3日間は梅雨とは思えないほどの暑さでした。明日からは涼しくなるようです。同じ6月なのにどうしてこんなに気温が変わるのかというと、天気予報で「雨が冷やしてくれる」というお話をしていました。
 雨が降らなければ太陽の熱で温められた地面の温度がそのままで、気温は上がり続け、雨が降ると地面が冷やされて気温が下がるのだそうです。
梅雨の雨、外で遊べずお出かけにも傘が必要であまりうれしくない人も多いかと思いますが、もしも梅雨に雨が降らなければ毎日真夏の暑さになるんですね。雨のありがたさを少し感じるお話ですね。

天気に興味をもった人は、こんな本がおススメです。

「はじめての てんきえほん」(武田康夫 パイインターナショナル)
低学年から誰でも読めます。雲って何?風ってどうして吹くの?といったことを分かりやすく説明してくれています。

「ドラえもん科学ワールド-天気と気象の不思議」(大西将徳 小学館)
マンガパートもありますが、そこだけ読んで終わりにしてしまうのはもったいない!中のコラムがとても分かりやすく面白いです。

「空と天気のふしぎ109」(森田正光 偕成社)
お天気キャスターの森田さんがきれいな写真とともに天気の不思議を解説。文字の量が多いので、本を読むのが好きな人はぜひ!

 物語の本もとても面白いですが、こうした新しいことを教えてくれる本もいいですよね!いろいろな本を読んでくださいね!