1月のわくわくデーには、お正月の遊びを取り入れてみました。「おうちでもやったよ!」というかるた、大人数でやると楽しいすごろく、コマ回しやけん玉です
かるたは、文字に興味を持ち始めた年少さん、読めるようになった年中さんに大人気!もちろん年長さんも大好きで、3学年が入り混じって白熱したかるたとりになっていました。すごろくは、サイコロの出た目のかずだけ進めます。楽しみながら自然と数量感覚が身についています。また、コマ回しやけん玉は、そう簡単には成功しないので、何度も何度も繰り返しチャレンジしていて、できるまであきらめない粘り強さを発揮していました。園長先生もけん玉に、チャレンジ!子どもたちにコツを教えてくださいました。
これらの伝承遊びを通して、子どもたちは昔からの風習や伝統を学んでいます。
「子どもたちの日常」カテゴリーアーカイブ
絵が消えた? #自然との関わり #わくわくする心
みんなが大好きなサイエンスの時間です。今回の実験では、透明なコップに水を入れて、その中にライオンのイラストを入れると、なんと、ライオンが消えていなくなってしまったのです!まるで手品をしているかのようでした。どうしてだろう?と真剣にコップをのぞき込んでいる子どもたち。これは、子どもたちには少し難しいのですが、光の屈折により起こる現象です。「ライオンが消えた!」と大興奮の様子でした。サイエンスの時間にはいつも子どもたちがわくわくすることがいっぱいです。子どもたちは楽しみながら様々な自然現象に触れています。
冬の遊び #自然との関わり
年が明け、また幼稚園には子どもたちの元気な姿が戻ってきました。寒い日でも、子どもたちは元気いっぱいに園庭で遊んでいます。何をしているのかと覗いてみると、「たき火だよ!ごはんを焼くんだ。」「畑を耕してるの。こっちの土の方がいいよ。できたら種を蒔くよ。」と教えてくれました。なんと子どもたちのごっこ遊びがいつの間にか冬バージョンになっているではありませんか!子どもたちが園庭で冬の寒さを感じとり、自分が見聞きしたことや体験したことを基にして、季節にピッタリなごっこ遊びをしていました。
「先生、見て!霜柱発見!」「氷がある!」とこの時期ならではの発見をした子もいました。子どもたちは本当にいろいろなものを見つけることが得意で、いつも驚かされます。五感を働かせ、園庭でたくさんの刺激を受けながら遊んでいる子どもたちです。
年の瀬の大掃除 #社会生活との関わり
22日(木)は、2学期最後の登園日でした。この日に年長さんたちが、園舎内を大掃除しました。年末に煤払いをして歳神様を迎える準備をする、という由来を知っている年長さん。まずは、普段いつも使っている自分のロッカーや靴箱を拭きました。「1年間ありがとうの気持ちで拭くよ。」と伝えると、一生懸命ごしごしと拭いていました。
その後は、園舎内で汚れている箇所を見つけ、水拭きしてくれました。掃除が必要な場所を見つけるのが得意で、年少さんや年中さんのお部屋、階段の手すりや床まで拭いてくれました。お陰で園舎内がとてもピカピカになりました。「すごくきれいになって、みんなの心もピカピカになったね」と、みんなで新しい年を迎える準備ができました。「大掃除、楽しかったね!」と何でも楽しいことに変えてしまう年長さんがとても微笑ましかったです。
サンタさんがやってきた!#協同性#行事を楽しむ
21日(水)は、幼稚園でクリスマスこども会が行われました。今年は新型コロナウィルスが流行してから取り止めていたクラスの出し物を、3年ぶりに復活させました。
年少さんは、「サンタッタ」を歌いました。音楽に合わせてマラカスを鳴らしながら、元気に歌いました。このマラカスは、なんとひよこ組さんの手作りです!自分で作った楽器ということでとてもはりきって発表していました。
年中さんは、「おめでとうクリスマス」と「うまやのポルカ」の2曲を歌いました。踊ったり、曲の合間に移動したりして、楽しい発表でした。
年長さんは、ハンドベルで「小さな世界」を演奏しました。先生の指揮をジッと見つめ、みんなで心を一つにして演奏しました。素敵な音が遊戯室中に響き渡っていました。そして「森のクリスマス」の劇をしました。自分たちで登場人物を決め、台詞を相談し、必要な小道具を作りました。みんなで作り上げた劇を、年少さんや年中さんが喜んでみてくれて、やり切った達成感を感じていた年長さんです。
最後に、なんと、クリスマスハウスの中からサンタさんが登場しました!園長先生サンタです。一人ひとりにプレゼントを手渡してくれて、子どもたちは目を輝かせていました。みんなの心に残るステキな会になりました。
走れ!プログラミングカー! #論理的思考 #協同性 #聞く力
年長さんは、プログラミングカーが大好きです。お友だちと力を合わせて、いろいろなミッションをクリアしていくことを楽しんでいます。「飛行場から、パン屋さんへ行く行き方はどんな道があるかな?」一つのルートを思いついたらそれで終わりではありません。他のルートはないか、もっと簡単に行ける方法はないか、などを3人組で考えます。多様な考え方をすることの大切さをここで学んでいます。3人の知恵を合わせ、ゴールにたどり着けたときは、達成感溢れるとても良い表情をしています。
この日は、グループで考えるだけではなく、クラスみんなでスクリーンを見ながら考えていきました。お友だちの意見を聞いた上で、次の一手を考える必要があり、自然とお友だちの話を聞くことができていたように感じました。また、全員で力を合わせて達成したことに大きな意義があったと思います。プログラミングカーを走らせることを通して、論理的思考だけでなく、協同性や聞く力も自然と育まれています。
すてきなランプシェードができました! #豊かな感性と表現
小学校の図工の先生が来てくださる「アトリエ」の時間に、年長さんが張り子を作りました。膨らませた風船にお花紙をぺたぺた貼っていったのですが、この作業が最初は難しいかな?と思いましたが、慣れてくると子どもたちの口数がだんだんと減っていきました。黙々と貼り進めていて、こどもたちは集中していたのだと思います。作業を進めていくうちに、だんだんとできあがっていく楽しさを感じることができた制作でした。いつもにぎやかなさくら組のお部屋が静寂に包まれた時間でした。
そしてのりが乾いた後は、底を切って中の風船を取り出し、ランプシェードにしました。お部屋をうす暗くして、思い思いの場所にランプシェードを置き、「3!2!1!0!」の合図で点灯しました。ライトで照らされた張り子はとても幻想的でした。点灯する前と点灯した後の張り子は全く違った表情をしていて、いろいろなお花紙の色が浮かびあがってきました。一人ひとりに自分の作った作品を紹介してもらい、みんなで見合いました。「やさしい感じがするね」「地球みたいだね」と、心が揺れ動いたことを言葉で表現し、伝えあうことができました。うっとりするような空間をみんなで共有し、すてきな時間を過ごしました♪
お店を開店しました! #異年齢保育
11月30日(水)は、子どもたちが待ちに待っていたお店屋さんごっこの日でした。前日にお店を設置して、園舎内は子どもたちが作った看板で溢れていました。そしてそれぞれのお店には、この一ヶ月で子どもたちが作り溜めてきたお店の品物がたくさん並べられていました。登園してきた子どもたちは、朝からうきうき♪いつもとは違う幼稚園の雰囲気に心を弾ませていました。
子どもたちは交代で店員さんとお客さんの両方をしました。店員さんは、年長さんがお会計の係で、桐蔭学園幼稚園特製のお金でやりとりをします。年中さんは買ったものにシールを貼る係。年少さんは、「はい、どうぞ」と品物と渡す係でした。3人組で力を合わせてお店をきりもりしていました。お買い物もこの3人組でしました。年長さんや年中さんが、お店屋さんごっこが初めての年少さんを優しくサポートしてくれたおかげで、笑顔いっぱいのお買い物になりました。店員さんもお客さんも、どちらも楽しんだ1日になりました。
翌日、年長さんにお店屋さんごっこのスピーチをしてもらいました。「年少さんと年中さんの行きたいお店に行った。」「買いたいものが売り切れていたときに、年少さんが落ち込まないように励ました。」なんと、いろいろな気遣いをしながらお買い物をしていたことが判明しました!これまで自分たちが小さかったときにやってもらっていたことを、年長さんになって今度は自分たちがやってあげたのです。異年齢の関わりでバトンが繋がっていくのを感じました。みんなが力を合わせたお店屋さんごっこは、大成功!それぞれの学年でお互いが刺激を受け、学びの多い1ヶ月間でした。
わくわく♪お店屋さんごっこ~準備編~#異年齢保育#SDGs
桐蔭学園幼稚園では、毎年この時期になるとご家庭から廃材がたくさん集まってきます。この廃材を使って、お店屋さんの品物を作り、みんなでお店屋さんごっこをします。品物作りから、異年齢でグループを作り活動をしています。異年齢のグループは年少さん、年中さん、年長さんの3人組です。今年も年長さんからアイディアを出してもらい、「おさかなつりや」「ハンバーガーや」「やきそばや」「クリスマスや」「アイスクリームや」「おもちゃや」の6つのお店を開くことになりました。子どもたちは、普段とは違う保育室へ出かけていき、同じお店のお友だちと力を合わせて品物作りをしています。年少さんは初めてのお店屋さんごっこですが、年中さんや年長さんが優しくお手伝いをしてくれるので、安心です。年中さんは、年長さんの真似をしながら小さなお友だちへのお世話がとても上手になりました。年長さんは、最年長としてお店のみんなを引っ張っていってくれています。活動を終えて「ただいま~!」といつもの保育室に戻ってくる表情は、いつも満面の笑顔です。きっと行った先々で充実した時間を過ごしてきたのでしょう。どの学年の子も、お互いに刺激を与え合い、普段の学びでは得られない体験をしているようです。
廃材を使うことにより、普段の生活にも変化が見られます。今まで捨てていたものを、「〇〇に使えそう!」と創造力を働かせるようになりました。また、「ここにプラマークあるね!」「紙って書いてあるよ」とゴミの分別を意識するようになり、ゴミを減らす工夫をするようになり、こどもたちが遊びが学びにつながっています。
わくわくデー~ドキュメンテーション編~ #遊びの広がり #お友だちとの対話#自分との対話
わくわくデーで子どもたちが遊んでいる姿を、園長先生が写真に撮っています。これはただ記録用に撮影しているのではありません。園長先生がすぐにプリントアウトして、子どもたちが遊びから帰ってくるまでに、玄関に置いています。写真を見つけた子どもたちは、じーっと見ていて、様々なことに気づきます。「お友だちはこんなことをやってるだ!」ということに気づき、「自分もやってみようかな」と新たな興味が生まれていきます。
そして、お友だちにどうやって遊んでいたのか聞いてみたり、「今度、僕も入れて!」と声をかけたりする会話のきっかけになっています。
また、自分の遊びが写真になっているのを見て、遊びへの興味・関心を支え、新たな疑問や好奇心を生み出すことに繋がっていきます。
わくわくデー後、この写真を見るのが、子どもたちは大好きです。じっくり見て、お友だちと会話を弾ませています。子どもたちの遊びが広がり、深まっていくツールになっています。