月別アーカイブ: 2023年11月

おつりはいくら? #数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚

 お店屋さんごっこ開店の日、店員さんになった年長さんはおつりの計算をします。桐蔭学園幼稚園特製のお金で、お客さんをやりとりをします。10円札、5円札、1円玉を使って、お買い物をしたお客さんに、おつりを渡すので、その練習をしています。
 おもちゃをいくつか持ってきて、そのおもちゃに値段を付け、遊びでお店のやりとりをしました。「10円で3円の物を買ったら、おつりはいくらになるでしょうか」という問題です。考える際には自分の指を使います。10本の指を出し、品物の代金分、指を曲げると、お客さんにお渡しするおつりがわかります。
 隣の席のお友だちと、店員さん役・お客さん役を交代しながら、おつりはいくらか考えて、実際にお金のやりとりもやってみました。遊びながら、楽しく「のこりはいくつか」を考えることができました。「楽しく」というのがポイントで、一番大切です。具体物を使って、実際に数えながら楽しく活動をすることで、小学生での学びの土台を養っています。

 

ドーナツ屋さんになれるかも!? #豊かな感性と表現

小学校の先生によるアトリエの時間に、年長さんがドーナツ作りを楽しみました。キューピー3分クッキングの音楽が流れ、ドーナツ作りがスタートです。アトリエの先生はいつも子どもたちを一瞬にしてわくわくする気持ちにしてくださいます。紙粘土をこねて、何味のドーナツにするかを考え、絵の具で着色しました。思い思いの形に整えて、乾いたらチョココーティングとトッピングです。絵の具で塗ることもトッピングをすることも、どの作業も楽しすぎて楽しすぎて、いつまでもやっていた気持ちが溢れていました。子どもたちの「やりたい」という気持ちを叶えることが、豊かな感性を育みます。心が動かされる活動は、感じる力を育み、それを表現したいという意欲につながります。お友だちと一緒に、楽しみながら表現する喜びをたくさん味わう時間になりました。

 

楽しく学んだ交通ルール #道徳性・規範意識の芽生え #社会生活との関わり

横浜市道路好通通局による、交通安全教室が行われました。交通安全について、パペットを使ったお話を聞いたり、DVDを見たりして、交通ルールを守ることの大切さを学びました。年少さんも年中さんも年長さんも、みんなしっかりお話を聞いていました。命に関わる大切なことだということが、しっかり理解できていたのだと思います。全員でお話を聞いたあとに、年長さんだけ残って、横断歩道を渡る練習をしました。もうすぐ1年生になる年長さんは、一人で行動することが多くなります。横断歩道の渡り方で「1年生の渡り方」を教えていただき、一人ずつ練習しました。右を見て、左を見て、もう一度右を見て、音も聞いて渡ります。渡っている途中も、信号を見たり、車が来ないか左右を見ながら渡るのです。一年生になったら一人で安全に登下校できるように、今のうちから練習をして、習慣化し、自信をもって一年生になってほしいと思っています。

 

大好き!お店やさんごっこ #共同性 #豊かな感性と表現

 桐蔭学園幼稚園恒例、お店屋さんごっこの準備が始まりました。異学年グループ(どんぐりグループと呼んでいます。)で、お店の品物作りをして、開店準備をし、お店屋さんごっこの日には、店員さんとお客さんをそれぞれ体験します。
 11月に入り、お店の品物作りをしています。お店の品物は、すべてご家庭から持ってきていただいた廃材を使って作っていきます。今年は「ピザやさん」「ケーキやさん」「たこ焼き・たい焼きやさん」「ボーリングやさん」「むかしあそびやさん」「がっきやさん」の6店です。年長さんがやりたいお店を考えて決めましたお店です。
 普段とは違うお部屋に行ったり、初めてのお友だちとグループになったりして、子どもたちはわくわくして品物作りをしています。「今日はオープン活動があるよ。」と朝のホームルームで伝えると、「やったー!」と子どもたちはとても大はしゃぎです。仲良しになるために、一緒に給食を食べたりお弁当を食べたりして、絆を深めてきました。異学年の交流をとおして、お互いに刺激を与えあい、更なる成長をすることもねらいの一つです。思いやりの気持ち、チャレンジする気持ち、お友だちと協力する姿勢を育んでいきます。

 

さつまいもが育ちました! #自然との関わり・生命尊重 #社会生活との関わり

 今年は、さつまいもの畑をお引越ししました。学園内の、幼稚園により近い場所がさつまいも畑になりました。子どもたちがさつまいも畑に行きやすくなったのです!今回初めて、さつまいもの苗を植えるところから経験しました。これまでは植栽さんが育ててくださり、掘らせていただくだけでしたが、自分たちで植えて、お世話をして、秋の収穫を迎えました。
 6月の苗植えのときは、葉も小さくて少ししかなかったのに、夏休みが明けて畑にいくと、なんとそこはジャングルのようになっていて、みんなでびっくりしました。さつまいもがどうなっているのか観察したり、お芋ほりを楽しみにしながら雑草抜きをしました。
 そして迎えた、お芋ほりの日。大きく育つ過程を見続けてきたので、今年は掘れたときの感激も今まで以上だったと思います。畑のあちらこちらから、「見て!」「大きいよ!」と大歓声が聞こえてきていました。袋いっぱいのさつまいもを持ち帰り、大満足の子どもたちでした。

 

みんなが輝いた運動会! #健康な心と体 #共同性

 10月7日(土)、幼稚園の運動会が開催されました。コロナ禍後、初のグラウンド開催となりました。当日はお天気にも恵まれ、子どもたちは思う存分に体を動かし、お友だちや家族の皆さまと一緒に楽しんでいました。
 それぞれの学年のお遊戯は、練習の成果がよく出ていました。年少さんは初めての運動会でドキドキしたと思いますが、にこにこで踊っていました。年中さんは隊形移動に挑戦し、自分たちで移動ができて大成功でした。年長さんは、桐蔭学園幼稚園史上、初めてソーランにチャレンジしました。法被を着て鳴子を持って、クラス全員で心を一つにして踊りました。どの学年の子も、キラキラの表情で楽しんでいたことが印象的でした。
 桐蔭学園幼稚園ならではの種目は、異学年グループによる「かめたん競争」です。幼稚園のアイドル「かめたん」の甲羅を年少さんが背負い、それがバトン代わりです。年少さん・年中さん・年長さんの3人組になって、競争していきます。練習や本番をとおして、異学年の関わりがたくさんありました。お互いに良い影響を与えあっていました。
 その他にも、かけっこやリレー、親子で玉入れなど、どれもみんなが全力でがんばり、キラキラに輝いていた一日でした。