3月16日(水)に、修了証書授与式を行いました。年長さん1人ひとりに修了証書が手渡され、立派な態度で受け取っていました。そして、ステージ上で「幼稚園で一番楽しかったこと」をスピーチしました。「僕が幼稚園で一番楽しかったことは、お外遊びです。お友だちとたくさん遊んだことが心に残っています。」「私が幼稚園で一番心に残っていることは、運動会です。リレーで2位になって悔しかったけど、楽しかったです。」と、それぞれが3年間で一番楽しかった思い出を、お話してくれました。みんなの前で話すことは、毎日のホームルームで続けてきて、その積み重ねの集大成です。堂々と話す年長さんの姿は、とても輝いていました。園長先生から、「小学生になる魔法」をかけてもらい、これで晴れてピカピカの一年生になります!幼稚園を巣立っていく年長さんを、これからも応援しています。
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次へのバトン
翌日に卒園式を控えた3月15日(火)、お別れ会をしました。それぞれの学年でプレゼントを作り、年長さんと交換をしました。年少さんは可愛らしい時間割表、年中さんはキラキラの鉛筆立てを作りました。どちらも、小学生になったら使える物です!年長さんは手紙を書き、自分たちで大切に育てたあさがおの種を付けて渡しました。年長さんは代々、自分たちが育てたあさがおの種を、小さなお友だちに渡して受け継いでいます。渡す相手は、2学期に運動会や遠足、お店屋さんごっこなど様々な行事で一緒だった異年齢グループのお友だちです。プレゼント交換をして、最後のお別れをしました。お別れの淋しさはもちろんですが、それぞれが一つ上の学年に進級することを実感した日にもなりました。
年長さんが、年中さんに「次のさくら組、がんばってね!」と声をかけていたのが、とても印象的でした。「自分たちは卒園していなくなるけど、あとはよろしく頼むよ」という意味が込められている感じがしました。昨年度の年長さんから受け継いだバトンを、自分たちも無事に次の年長さんへ渡すことができ、幼稚園を巣立っていく年長さんがとてもまぶしく見えた瞬間でした。
みんなで劇を形にすることができました
1月からみんなで少しずつ準備を始め、2月のオンライン期間中も練習を続け、3月になり、ようやく劇を形にすることができました。どんな劇をしようか、みんなで相談をするところから始め、子どもたちのアイディアがたくさん詰まった台本ができあがった矢先に、新型コロナウィルスの影響で臨時休園となりました。臨時休園中は、週2回Zoomでホームルームをしていたのですが、1人ずつ台詞を言ってみたり、歌を歌ったりして、練習を続けてきました。年中さんは、Zoomの中で相談をして、踊りの振り付けを決めたりもしていました。ご家庭のご協力をいただき、オンライン期間中でも練習を止めなかったお陰で、登園再開後すぐ、3月にはみんなで劇を形にすることができました。子どもたち、ご家族の皆さま、先生たち、みんなの力を合わせて、劇を作りあげることができました。その過程では、新たな可能性をたくさん見出すことができた学芸会でした。
コロナ禍で今まで通りにできないことが、他にもたくさんあった一年でしたが、できないことを嘆くのではなく、子どもたちのことを真ん中に考え、教員一同で知恵を出し合い、新しい形を生み出していくことも楽しい一年でした。