月別アーカイブ: 2023年7月

あさがおが咲いたよ! #自然との関わり #生命尊重

 年長さんが一人一鉢、大事に育ててきたあさがおですが、間引きをしてからぐんぐんと育ち、蔓がでてきたので支柱を立てました。7月は暑い日が多く、毎日の水やりをかかさずしてきました。ある日、今までになかった、とんがっているものを子どもたちが発見!色付いているものもあり、興味深く観察していました。
 ある朝、植木鉢を見に行くと、なんとステキなお花が咲いているではありませんか!毎日お世話をし、名前を呼んで可愛がってきたあさがおさん、遂にお花が咲いて、子どもたちは大興奮でした。これまで、年少さんや年中さんにも成長していく様子を見てほしくて、写真でお知らせしてきましたので、幼稚園のみんなも、あさがおが大きくなっていく様子を楽しみにしてくれていました。年中さんは、ひまわりを育て、お花が咲く喜びは知っているので、次は年長さんの番だね!と応援してくれていました。あさがおが咲いて、他の学年のお友だちもいっぱい喜んでくれました。自然に触れて心を動かす体験をしています。

 

年長さん主体の七夕こども会 #主体的活動 #協同性 #対話

 7月7日(金)、七夕こども会を行いました。この会は年長さんが企画、プロデュースした会でした。「年少さん、年中さんに楽しんでもらいたい」という思いから、どんなことをするのか、みんなで相談しました。昨年の年長さんは、七夕物語を一人一文ずつ読み聞かせしてくれました。そしてハンドベルで♪「きらきらぼし」を演奏してくれました。それを見てきた今年の年長さん、今回は何をやりたいのか聞いてみると、たなばたクイズ、星キャッチゲーム、ハンドベルの4つのアイディアが出てきました。普段からクラスでお友だちに出してきたクイズを「小さい子たちにも出したい!」と思ったようです。星キャッチゲームは、色々な準備を進めていくうちに、「星たから探し」になりました。小さなお友だちたちが楽しめる方法を考えていくうちに、だんだん変わっていったのです。手話は、クラスで♪「世界中のこどもたちが」を手話で歌った経験があり、七夕の歌でもやってみたいと思ったそうです。そして、ハンドベルは昨年の年長さんを見て「やってみたい!」「年長さんになったらあれをやるんだ」とずっと思っていたようです。
 準備を始めると、子どもたちが進んで考えて行動する姿がたくさん見られました。ハン
ドベルの練習を集まってやっていたり、星たから探しに必要な星を大量に用意していたりして、七夕こども会に向けて楽しんで準備をしていました。会の成功に向けて、考えたり
工夫したり、協力したりすることをとおして、お友だちとの対話が生まれ、一緒にがんばることの楽しさを感じていました。
 七夕こども会本番では、1人1役、係のお仕事をしました。小さなお友だちに喜んでもらい、充実感を存分に感じていました。クラスみんなが共通の目的に向かって主体的に向き合い、やり遂げたことで、協同性が深まりました。

 

新しいおもちゃが登場! #試行錯誤 #思考力

 砂場道具に新しいおもちゃが仲間入りしました!組み合わせて使える水路です。これから暑い季節にピッタリの道具で、すぐに子どもたちのお気に入りになりました。水汲み場へせっせと水を汲みに行き、バシャーンと水を流します。何度も何度も繰り返し水を流しますが、思うように水が流れません。「優しくじゃなくて、思いっきり流すよ」「高いところから流してみる」と水をバシャーンと流す流し方をいろいろ工夫して、遂にようやく真ん中の水たまりまで水路で水を届けることができ、みんなで「お~!!!」と喜び、拍手が起きました。水の勢いや落差を使うという方法を編み出したようです。また、お友だちから「水は高い方から低い方へ流れるんだよ」と教えてもらい、水路の並べ方を工夫する場面もあったり、小さなお友だちが、隣で真似をして挑戦してみたりする場面もありました。みんなの考えを寄せ集め、最後には砂場に大きな湖ができました!まさに遊びが学び!の時間でした。

 

え?ぬいちゃうの? #自然との関わり・生命尊重 #心が動いた

 年長さんが大切に育てているあさがおですが、5月に種まきをして、1ヶ月で随分と大きくなりました。自分のあさがおに、「はなかちゃん」「たいがくん」「きらちゃん」などと可愛らしい名前を付けて声をかけ、お世話をしています。順調に育っていた6月のある日、担任の先生から「抜くよ!」と、なんともびっくりするお話がありました。これまで大切に大切にしてきたのに、どうして急にそんなことを言うのか全くわからず「え?」とキョトンとした表情の子や、「やだ!」と怒りだす子もいたりして、お部屋の中は重苦しい雰囲気になりました。
 でも、抜くにはちゃんと理由がありました!植木鉢の中が狭いと、窮屈でこれ以上大きくなれないのです。お日様の光もあまり当たらない葉っぱが出てきます。そうするとこれ以上あまり大きくなれない、ということがわかりました。そして抜いたあさがおは、別の場所に植えればまだまだ育つこともわかりました。
 理由がわかった子どもたち、笑顔が戻りました!「最初は嫌だったけどあさがおさんにとっては大切なことだとわかった。」とお話してくれました。心が大きく揺れ動いたできごとでした。