少し前の園庭はどんぐりでいっぱいでしたが、今は辺り一面の落ち葉に、様変わりしました。たくさんの落ち葉は、子どもたちの格好の遊び道具です。おままごとでご飯のおかずになったり、ケーキのトッピングになったりしています。
ある日、風が吹いてきて、木からハラハラと落ち葉が舞い落ちたことがありました。それを見た子どもたちは、「落ち葉のシャワーだね!」と、自分で上に投げ上げてゆっくり落ちてくる遊びを見つけ出しました。手で落ち葉をかき集め、上に投げ上げる遊びを何度も何度も繰り返し楽しんでいました。そのうち、「シャベルの方が、たくさん集められるよ。」と道具を使い出す子や、「ベットみたいだね」とフカフカの落ち葉の上でリラックスする子も出てきました。落ち葉を触って感触を確かめながら、五感をフル活用して遊んでいます。季節が秋から冬へ移り変わっていることを肌で感じている子どもたちです。
月別アーカイブ: 2021年11月
巨大な幼虫現る!!
先日、幼稚園の玄関に大きな幼虫が出現しました!!茶色くて、今まで幼稚園の園庭で見つけた中では、一番大きいサイズでした。「こんなに大きい幼虫は、初めて!」と先生たちも大興奮!これは、何の幼虫だろう?とみんなで大騒ぎになりました。葉っぱと一緒に虫かごに入れて、みんなで観察しました。このあとどうなるんだろう・・・みんな興味津々です。
小学校の理科の先生に聞いたところによると、これは「オオミズアオ」で、危険生物ではない、ということがわかりました。
幼虫を見つけた次の日、虫かごを見に行くと、なんと!そこに幼虫の姿は無く、一緒に入れた葉っぱごと、丸くなっていました。6月にかいこを育てた経験から、子どもたちはすぐに、繭になったと気づきました。しばらく繭の中で過ごし、いつか繭から出てくる、ということが分かっているので、今は「何になるのかな♪」「幼虫さん、寝てるから静かにしようね!」と、繭から出てくるのを、みんなで心待ちにしています。
運動会を開催しました!
11月20日(土)に、幼稚園の運動会を開催しました。子どもたちは、これまでの練習の成果をおうちの方に見ていただくことが、朝からうれしくてたまらない様子でした。体育館の中は、幼稚園の子どもたち全員で作った巨大パネルが、みなさんをお出迎え♪周りの壁には、年長さんが作った国旗がたくさん飾られて、とても華やかでした。
たくさんのお客さんが見ている中で、どの学年の子どもたちも、みんな元気いっぱいに踊り、一生懸命に走り、がんばっている姿を保護者の皆さまに届けることができました。
初めて実施した異学年グループでの「つみあげ競争」では、「箱を持ってくる係」「上に乗せる係」「押さえる係」など、自分たちで分担して、力を合わせている場面がたくさん見られました。「もっと高くしたい!」「でも崩れそう・・・」というせめぎ合いの中で、それでもチャレンジしようという姿が印象的でした。
どの演技・競技も、これまでの練習の積み重ねがあり、その中でうまくいくこともあれば、落ち込むこともあり、様々な紆余曲折を経て、本番を迎えました。いろいろなことを乗り越えて迎えた当日、子どもたちの姿はとても輝いていました!!運動会を終え、また一回り大きく成長した子どもたちです。
楽しかったね♪こどもの国
11月12日(金)、気持ちの良い秋晴れの中、こどもの国へ遠足に行ってきました。今年は新型コロナウィルスの影響で春の遠足が中止になっていましたので、子どもたちにとっては、待ちに待った久しぶりの遠足でした。
こどもの国の園内では、午前中は年長さんが主体となって3種類の遊びをしました。
この日のために、年長さんが企画し、準備をしてきたのです。年少さんも年中さんも、みんなで楽しめる遊びは何が良いか意見を出し合い、「坂道ころころ」「じゃんけん列車」「探検サバイバル」の3つの遊びを考えました。必要な物を作ったり、これらの遊びのやり方を当日小さいお友だちに教えるためのプレゼンを考えたりして、たくさん準備をしました。
当日は、異学年のグループを作って、遊びました。広い芝生の上で思い切り転がったり、ルールのある遊びを助けあいながらやったり、宝探しをして見つけた宝で遊んだり(宝は紙飛行機でした!)して、学年を越えた交流と異学年だからこそできる遊びを、楽しんでいました。年長さんは、自分たちが用意した遊びを、小さなお友だちが喜んでくれたことに、達成感を感じているようでした。この成功体験や達成感を感じる経験が自信になり、「次もやってみよう!」という意欲へ繋がっていくのです。
お弁当を食べて、午後は遊具を楽しみました。たくさん遊んで体を動かし、笑顔が溢れる1日となりました。豊かな自然に囲まれた中で過ごした、この日の思い出は、子どもたちの心にしっかりと刻まれたことと思います。
もうすぐ運動会です!
11月20日(土)は、幼稚園の運動会です。桐蔭学園幼稚園の運動会は、当日の子どもたちのがんばりも大切ですが、そこに至るまでの過程をとても大切にしています。
例えば、年長組のリレーでは、各チームで作戦会議を繰り返し、速く走れる工夫をしています。走る順番はもちろんのこと、どうやったら速く走れるのかをみんなで話し合ったり、教え合ったりしています。その途中で様々な紆余曲折がありますが、それを乗り越えることで得られる貴重な経験をたくさんしています。担任は、子どもたちをそっと見守り、壁にぶつかって落ち込んでいるチームには、再び「よし!がんばろう!」と思えるように支えています。
各学年のお遊戯では、お互いに踊っているところを見合い、友だちのよかったところ、がんばっているところを見つけ、それを言葉で相手に伝えています。自分でもそれを取り入れたり、自分で気を付けていることをみんなに伝えたりして、みんなで教え合っています。みんなの踊りが一人ひとりのアドバイスのお陰で、少しずつ上手になっていて、みんなで楽しく踊っています!
今年の目玉は、つみあげ競争です!異学年のグループに分かれ、箱を一番高く積み上げたチームが勝ちです。どうやったら箱を高く積むことができるのか、いろいろ試しています。試行錯誤を繰り返し、失敗の連続ですが、その度に、良かったことは真似をして、悪かったことはしないようにルールとして決めてきました。「支える人がいると良い」「ゆっくりやった方が良い」等と、いろいろなことを考えている子どもたちの発想に驚かされます。
当日の結果だけでなく、そこに至る様々な出来事の一つひとつが、子どもたちの成長の糧になっています。
わくわくデー、始めました♪
桐蔭学園幼稚園では、子ども主体の遊びを通した学びを大切にしています。この「わくわくデー」とは、自分のやりたい遊びを見つけ、思いきり遊ぶ日です。自分で遊びたい遊びを見つけ、選択し、思う存分に遊び込み、一日過ごします。その中で、クラスの枠を越えいろいろな友だちと関わったり、自分の興味や関心のあることにじっくりと取り組み、試行錯誤し、満足感を存分に味わえることができるようにしています。やりとげる力や協調性、自制心、忍耐力などの非認知能力は、この遊び込む中で育まれていきます。目に見えないけれど、この先子どもたちが生きていく上で、とても大切な力です。たくましく将来を生き抜いていくために必要な力を、この幼児期に培っていけるように、幼稚園全体で取り組んでいます。
私たち教員は、子どもたちが「やってみたい!」と思える環境を作り、それが実現できる時間とものを用意して、わくわくしながら子どもたちを待っています。子どもたちにとっても、先生たちにとっても「わくわく♪」な一日にしていきたいと思います。