月別アーカイブ: 2024年7月

絵本カードを見てみると・・・ #言葉による伝え合い #数量・図形・文字等への関心・感覚

桐蔭学園幼稚園では、こどもたちが読んだ絵本を「えほんカード」に記入する取り組みをしています。絵本にたくさん触れ、絵本の世界に入り込み、ドキドキしたりわくわくしたりして、心を豊かにすることがねらいです。その日に読んだ絵本の題名を記入することで、記録に残り、そこからいろいろなことが読み取れます。

絵本は1日に1冊で、その1冊をじっくりと読む読み方をお薦めしています。まずはおうちの方に読み聞かせをしていただき、次は自分のペースで自分でめくりながら見たり、絵を見て楽しんだり、とその子なりの楽しみ方があるようです。最後のページで「おしまい」になった後も、裏表紙の絵がお話の続きの絵になっていることがあり、おまけをもらっているようで、私が絵本を読むときに楽しみにしていることの一つです。誰かとケンカをしてしまったり、悲しいことがあったりしても、お話の世界に浸ることで別の世界に行ったような幸せな気持ちになれます。子どもたちが絵本をとおして、豊かな感性を育み、自分の興味を広げたり、語彙力を付けたりするきっかけにもなっています。

こどもたちのえほんカードを見てみると、その子の好きな絵本や今興味を持っていることなどがわかります。大好きな絵本は何度も何度も繰り返し読んでいますね!絵本を読んできた日は、朝先生にカードを提出します。「〇〇読んだの。△△が出てくるお話なんだよ。」とそこから子どもたちによる絵本のプレゼンが始まることもあります。どんな登場人物が出てきて、どうなったのかあらすじを話してくれたり、印象に残っていることを伝えてくれたり、感想を話してくれたりすることもあります。このやりとりをとおして、言葉による表現力が自然と高まっているます。年長さんは、自分で題名を書くようになり、文字への関心を高めるきっかけにもなっています。

 

みんなが輝いた七夕こども会 #主体的取り組み #異学年交流

7月5日(金)、幼稚園では七夕こども会が行われました。それぞれの学年が出し物をしてみんなで見合いました。
トップバッターは年中さん。手作りのマラカスを手に♪「おほしさまはなかよし」を歌いました。手遊びがとても可愛くて、お客さんたちも一緒にやって楽しみました。
出し物が初めての年少さんは、鈴を持ちながら♪「やまのワルツ」を歌いました。りす、やぎ、クマの中から自分の好きな動物を選んでお面にしました。みんなが張り切って前に出てきている感じがとても良かったです。
そして年長さん。年長さんは子どもたちが何をするか相談して、年少さんや年中さんが楽しめるようにたくさん準備をしてくれました。楽器チームはハンドベルできらきら星を演奏しました。ステキな音色が遊戯室に響きました。おはなしチームは七夕物語の音読をしました。なんと、後ろのスクリーンには、年長さんがiPadで描いた絵が映し出されていました。ゲームチームは「織姫と彦星のカードゲーム」をしました。半分に切られたカードの片側を持ち、もう一方のカードを持っている子を探すゲームです。自分の相手のカードが見つかった瞬間は大歓声が上がり、とても盛り上がりました。
どの学年も、楽しみながら披露していたところがとても良かったです。自分たちの「やりたい!」という気持ちを存分に出した会になりました。

 

生き物の隣にある絵本  #自然との関わり・生命尊重 #数量・図形・文字等への関心・感覚

桐蔭学園幼稚園には、ザリガニやカメ、カブトムシの幼虫など様々な生き物がいます。その生き物の隣に必ずあるのが、絵本や図鑑です。生き物をじっと観察し、その後図鑑でも更に詳しく調べることができます。また物語に出てきた生き物の本物を見ることができるようになっています。
先日も、年少さんが「はらぺこあおむし」の絵本を見たあと、本物のさなぎを見ました。「さっき、絵本に出てきたね!」と、実物を見て「これがそうか。」と理解に繋がっていたようです。
生き物と絵本がセットになっていることで、生き物をより大切に思ったり、詳しく知ったりすることができる環境になっています。