11月12日(金)、気持ちの良い秋晴れの中、こどもの国へ遠足に行ってきました。今年は新型コロナウィルスの影響で春の遠足が中止になっていましたので、子どもたちにとっては、待ちに待った久しぶりの遠足でした。
こどもの国の園内では、午前中は年長さんが主体となって3種類の遊びをしました。
この日のために、年長さんが企画し、準備をしてきたのです。年少さんも年中さんも、みんなで楽しめる遊びは何が良いか意見を出し合い、「坂道ころころ」「じゃんけん列車」「探検サバイバル」の3つの遊びを考えました。必要な物を作ったり、これらの遊びのやり方を当日小さいお友だちに教えるためのプレゼンを考えたりして、たくさん準備をしました。
当日は、異学年のグループを作って、遊びました。広い芝生の上で思い切り転がったり、ルールのある遊びを助けあいながらやったり、宝探しをして見つけた宝で遊んだり(宝は紙飛行機でした!)して、学年を越えた交流と異学年だからこそできる遊びを、楽しんでいました。年長さんは、自分たちが用意した遊びを、小さなお友だちが喜んでくれたことに、達成感を感じているようでした。この成功体験や達成感を感じる経験が自信になり、「次もやってみよう!」という意欲へ繋がっていくのです。
お弁当を食べて、午後は遊具を楽しみました。たくさん遊んで体を動かし、笑顔が溢れる1日となりました。豊かな自然に囲まれた中で過ごした、この日の思い出は、子どもたちの心にしっかりと刻まれたことと思います。
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2 | 2024年12月27日 | 一年の終わりに大掃除 #社会生活との関わり #主体性 |
3 | 2024年8月21日 | コスモスの種って・・・ #自然との関わり・生命尊重 |
4 | 2024年8月20日 | 幼稚園にお泊まりしたよ! #健康な心と体 #協同性 #主体的な活動 |
5 | 2024年7月31日 | 絵本カードを見てみると・・・ #言葉による伝え合い #数量・図形・文字等への関心・感覚 |
もうすぐ運動会です!
11月20日(土)は、幼稚園の運動会です。桐蔭学園幼稚園の運動会は、当日の子どもたちのがんばりも大切ですが、そこに至るまでの過程をとても大切にしています。
例えば、年長組のリレーでは、各チームで作戦会議を繰り返し、速く走れる工夫をしています。走る順番はもちろんのこと、どうやったら速く走れるのかをみんなで話し合ったり、教え合ったりしています。その途中で様々な紆余曲折がありますが、それを乗り越えることで得られる貴重な経験をたくさんしています。担任は、子どもたちをそっと見守り、壁にぶつかって落ち込んでいるチームには、再び「よし!がんばろう!」と思えるように支えています。
各学年のお遊戯では、お互いに踊っているところを見合い、友だちのよかったところ、がんばっているところを見つけ、それを言葉で相手に伝えています。自分でもそれを取り入れたり、自分で気を付けていることをみんなに伝えたりして、みんなで教え合っています。みんなの踊りが一人ひとりのアドバイスのお陰で、少しずつ上手になっていて、みんなで楽しく踊っています!
今年の目玉は、つみあげ競争です!異学年のグループに分かれ、箱を一番高く積み上げたチームが勝ちです。どうやったら箱を高く積むことができるのか、いろいろ試しています。試行錯誤を繰り返し、失敗の連続ですが、その度に、良かったことは真似をして、悪かったことはしないようにルールとして決めてきました。「支える人がいると良い」「ゆっくりやった方が良い」等と、いろいろなことを考えている子どもたちの発想に驚かされます。
当日の結果だけでなく、そこに至る様々な出来事の一つひとつが、子どもたちの成長の糧になっています。
わくわくデー、始めました♪
桐蔭学園幼稚園では、子ども主体の遊びを通した学びを大切にしています。この「わくわくデー」とは、自分のやりたい遊びを見つけ、思いきり遊ぶ日です。自分で遊びたい遊びを見つけ、選択し、思う存分に遊び込み、一日過ごします。その中で、クラスの枠を越えいろいろな友だちと関わったり、自分の興味や関心のあることにじっくりと取り組み、試行錯誤し、満足感を存分に味わえることができるようにしています。やりとげる力や協調性、自制心、忍耐力などの非認知能力は、この遊び込む中で育まれていきます。目に見えないけれど、この先子どもたちが生きていく上で、とても大切な力です。たくましく将来を生き抜いていくために必要な力を、この幼児期に培っていけるように、幼稚園全体で取り組んでいます。
私たち教員は、子どもたちが「やってみたい!」と思える環境を作り、それが実現できる時間とものを用意して、わくわくしながら子どもたちを待っています。子どもたちにとっても、先生たちにとっても「わくわく♪」な一日にしていきたいと思います。
さつまいもが豊作です♪
18日(月)に、学園内の畑に行き、さつまいも掘りをしました。先週は、雨でできなかったので、子どもたちは、延期になった分まで、朝からわくわくしていました。運動靴の泥除けとして、おおきな靴下を靴の上から履いていったのですが、その姿がなんともかわいらしくて、微笑ましかったです!
さつまいも畑では、植栽さんから掘り方を教えてもらい、自分でも土を掘ってみると・・・
さつまいもの姿がチラッと見え、「あった!」と大騒ぎ。でもそこからが大変です。おいもを傷つけないように、そっと周りの土を掘って、掘って、掘り進み・・・ようやく土から掘り出すことができました。「先生、見て!!こんなに大きなおいも!!」と、畑のあちらこちらから、大歓声が聞こえてきました。袋いっぱいにさつまいもを掘り、「重たいよ~」とうれしい悲鳴を上げていました。
畑には、事前に何度か足を運んでさつまいもの様子を見たり、年長さんは図鑑や本で、さつまいもの生態や種類、料理などを調べていたりと、この日に向けて準備をしてきました。そして、実際に畑でさつまいもを、見て、触って、匂いを嗅いで、本物の感触を確かめる五感を刺激した経験は、子どもたちの心を豊かにしてくれることでしょう。ミミズや幼虫をたくさん発見したことも、うれしかったようです。
また、子どもたちは、このさつまいも掘りで、保護者会の役員さんや、営繕さん、学園のたくさんの方々のお手伝いがあってできたことに、「ありがとうございました。」という気持ちを持つことができました。
秋がいっぱい!!
幼稚園の園庭は、自然が豊かです。秋になり、子どもたちは園庭のあちらこちらで様々な秋のものを発見してきます。
一番人気は、どんぐりです!袋いっぱいに拾い集め、うれしそうに見せてくれます。丸いどんぐりや細長いどんぐりがあり、どんぐり博士の子どもたちは、「丸いどんぐりはこっちだよ!」と、どこに行けばどんぐりが拾えるか、その場所まで連れていってくれます。どんぐりの種類を調べ、名前も教えてくれます。
そして今ちょうど、金木犀が素敵な香りを漂わせ、咲いています。一つひとつは小さくてかわいらしい花ですが、とっても良い香りがします!年少さんは、絵本で見たばかりだったので、実際に本物を見て触って香りを嗅ぐことができました。
子どもたちが見つけてきたものは、子どもたちの玄関に置き、自由に見たり触ったりすることができるようになっています。隣にカマキリの虫かごもあり、このコーナーは大人気です。
また、園庭以外にも、学園内には豊かな自然が満載で、散歩に行き、遠くまで足を運んでは、秋をたくさん体感しています。小学校5年生の実習田では、見事に実った稲穂を見て、もみ殻を拾ってきたり、歩きながらひっつき虫を見つけ大騒ぎしたり、畑ではもうすぐ芋ほりをするさつまいもの様子を見たりしました。まだまだ見つけていない秋の自然がたくさんありますので、みんなで散歩に出かけ、みんなで秋を満喫したいと思います。
登園を再開しました!
新型コロナウィルス感染症の影響で、オンライン保育を続けていましたが、10月4日(月)から、幼稚園が再開されました。ずっとこの日を待ち続けてきて、遂に子どもたちが幼稚園に登園してきました。久しぶりに子どもたちに会えて、とてもうれしかったです!幼稚園の園舎には、子どもたちの元気な声が響き渡って、にぎやかでした。子どもたちは、たくさん遊び、たくさんお話をして、みんなが笑顔いっぱいで過ごし、興奮冷めやらぬ一日となりました。
久しぶりに登園してきた子どもたちは、少し見ないあいだに随分と大きくなり、心も体も成長したことを感じました。園では、コロナ対策を徹底しながら、一人ひとりとの関わりを大切にし、無理なくゆるやかに幼稚園生活に戻れるように心がけていきます。直接会えなかった分、これからたくさん楽しく過ごそうね!
Zoomでお友だちと つながった!
オンライン保育中は、週一回、Zoomでホームルームをしています。子どもたちの表情を見ることができたり、声を聞くことができて、とても貴重な機会になっています。
9月13日(月)には、2回目のZoomホームルームを行いました。1回目のZoomホームルームでは、夏休み明けで久しぶりということもあり、子どもたちがもじもじしている印象でしたが、2回目は格段に慣れた様子で、元気いっぱいな表情を見せてくれました。
2回目のZoomホームルームのねらいは、「友だちとつながろう!」です。画面上では、先生と一対一のやりとりが多くなってしまいがちなので、お友だちと会話をするなどをして、関わりが持てるといいなという担任の思いから、各学年に応じた、つながりを持てる取り組みをしました。年少組は「色探しゲーム」、 年中組は「ものしりとり」、 年長組は「もじあつめ対決」をしました。友だちの話を聞いて、家にあるものを探したり、答えを考えたりすることを通して、自然と友だち同士の会話が生まれていました!
そして、今回は、初めて「ブレイクアウトセッション」に挑戦しました!!少人数の方が、より子どもたち同士の会話が進むと思い、ブレイクアウトルームに分かれ、3~4人のお友だちでやりとりをしました。年長さんでは、その少人数で「なぞなぞ大会」を開催したところ、「誰からやる?」「次は、○○ちゃんどうぞ!」と自分たちで役割を決めて進めていて、まるで普段の園でのやりとりを見ているかのようでした。
直接園で会って関わりを持つことが一番ですが、それが叶わない今、Zoomでなら子ども同士で関わることができることがわかりました。子どもたちも、友だちとお話する楽しさを改めて実感していたようです。
オンライン保育だからこそ、できること
9月2日(木)より、オンライン保育をしています。毎朝10時に幼稚園から各クラスごとにメールを配信しています。そのメールに記載されているURLをクリックすると、担任の先生からの動画を視聴することができます。また、週1回のペースでZoomによるホームルームを行っています。動画配信では子どもたちの反応がわからないので、双方向のやりとりをして、子どもたちからの声も大切にしています。
今は登園することができませんが、ご家庭にいても幼稚園に登園している雰囲気を味わい、学びを止めないようにしています。また、子どもたちが、幼稚園と繋がっている、と実感できるような取り組みを心がけています。「オンラインだからこそできることを!」を合言葉に、各担任が様々な取り組みを行っていますので、ほんの一部ですがご紹介します。
~オンライン保育 一部抜粋~
・てづくりおもちゃで あそぼう
・いろみずあそびを しよう
・たいそうで おもいきり からだをうごかそう
・きせつのうたを うたおう
・ようちえんたんけん
オンラインでも、子どもたちが「おもしそう!」「やってみたい!」と感じることができるようにして、学びを継続していきます!また、Zoomホームルームでは、子どもたち同士が関われる取り組みを考えて、チャレンジしてみようと思っています。
2学期がオンラインでスタートしました
桐蔭学園幼稚園は、夏休みを8月31日(火)まで延長し、9月1日(水)から2学期をスタートさせました。とは言っても、オンライン保育のスタートです。本来であれば幼稚園に登園し、先生やお友だちと共に過ごす中で、様々な経験を通して学んでいくところです。しかし、新型コロナウィルス感染症の感染防止を最優先に考え、登園はせずにオンラインで保育をしていくこととしました。安心安全を最優先とした決断は、夏休み後の登園を楽しみにしていた子どもたちや保護者の皆さま、我々教員にとっても、大きな選択となりました。
9月1日には、「これから2学期が始まります」という始業式を、画面越しに行いました。園長先生や副園長先生、そして各クラスの担任の先生からのコメントを送りました。「今日からは、お休みではなく幼稚園が始まる」ということを、動画を通して子どもたちに伝えました。子どもたちが登園しない園舎内は、シーンと静まり返っていて、とても寂しいスタートでした。
長い夏休みでしたので、子どもたちが元気かどうか気がかりで直接やりとりをしたい!という思いから、始業式の後、Zoomでホームルームを行いました。クラスを3分割し、1回のグループは7~8人の少人数になるようにして、一人ひとりとやりとりができるようにしました。画面越しではありましたが、みんなとても元気そうなお顔を見せてくれました。久しぶりに子どもたちとお話できて、とてもうれしかったです!!子どもたちから、たくさん元気をもらいました。しばらくは、直接子どもたちに会えないのですが、Zoomを活用して、できるだけ子どもたちと双方向のやりとりをしていきたいと思っています。
1学期が終わりました
幼稚園の1学期が終わりました。夏休みに入る前に、園長先生からは、3つのお願いが子どもたちに伝えられました。「①コロナに罹らないように、考えながら行動しましょう。」「②絵本を読んで、お話の世界を楽しみましょう。」「③お手伝いをしましょう。」この3つは、園長先生が1学期間、継続して伝えてきたことです。子どもたちにも浸透していて、今日は園長先生が言う前に、3つのお約束を声に出して言っていました!!夏休みもこの3つを忘れずにいてくれることと思います。
その後、各クラスでは、「はげみ」が子どもたちに手渡されました。1学期がんばったことやできるようになったことなどを担任が書いたものです。年長さんでは、一人ずつ受け取った際に、1学期を振り返り、一番心に残っていることを、みんなにお話してもらいました。「段ボール遊びで、大きな怪獣を作るのは大変だったけど、お友だちと一緒にやったらできました。」「夕涼み会が楽しかったです。」「なわとびをがんばって練習して、跳べるようになりました。」と一人ひとりがスピーチして、みんなで「そんなこともあったねー」と振り返る良い機会となりました。言葉で伝えることが上手になってきた年長さんです。