授業実践」カテゴリーアーカイブ

みんな大好き♪品物作り

最近の子どもたちは、お店屋さんごっこの開店に向けて、大忙しの日々を送っています。「先生、行ってきま~す!」と元気に出かけていく子どもたち。どこへ行くのかというと、お店の品物作りをするために、いつもとは違う保育室へ。そこでは、通称「どんぐりグループ」という異学年のグループで、せっせと開店準備をしています。今年は年長さんからアイディアを出してもらい、「クリスマスグッズ屋さん」「ゲーム屋さん」「焼肉屋さん」「ホットドッグ・ジュース屋さん」「ケーキ屋さん」「アクセサリー屋さん」の6店舗になりました。お店の品物の材料は、すべて廃材です。ご家庭から、持ってきていただいた空き箱や牛乳パック、食品トレイなどでできています。たくさんのご協力をいただき、たくさん集まりました。
品物作りでは、大きなお友だちが小さなお友だちをお世話しながら制作をしています。「ここ、押さえてて。僕がテープで止めるからね。」「一緒に糊つけよう!」と力を合わせて作りあげています。小さなお友だちも、大きなお友だちから優しくしてもらって、とてもうれしそうです。異学年での関わりを通して、それぞれが刺激を与えあい、互いに育ち合っています。また、廃材を使った工作を続けていくうちに、「これは○○に使えそうだね」と、給食で出た空き箱やプリンカップを再利用しようとしたり、廃材を見て、「これでロケットが作れそう♪」と自分で創造する力も育ってきています。
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運動会を開催しました!

11月20日(土)に、幼稚園の運動会を開催しました。子どもたちは、これまでの練習の成果をおうちの方に見ていただくことが、朝からうれしくてたまらない様子でした。体育館の中は、幼稚園の子どもたち全員で作った巨大パネルが、みなさんをお出迎え♪周りの壁には、年長さんが作った国旗がたくさん飾られて、とても華やかでした。
たくさんのお客さんが見ている中で、どの学年の子どもたちも、みんな元気いっぱいに踊り、一生懸命に走り、がんばっている姿を保護者の皆さまに届けることができました。
初めて実施した異学年グループでの「つみあげ競争」では、「箱を持ってくる係」「上に乗せる係」「押さえる係」など、自分たちで分担して、力を合わせている場面がたくさん見られました。「もっと高くしたい!」「でも崩れそう・・・」というせめぎ合いの中で、それでもチャレンジしようという姿が印象的でした。
どの演技・競技も、これまでの練習の積み重ねがあり、その中でうまくいくこともあれば、落ち込むこともあり、様々な紆余曲折を経て、本番を迎えました。いろいろなことを乗り越えて迎えた当日、子どもたちの姿はとても輝いていました!!運動会を終え、また一回り大きく成長した子どもたちです。
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もうすぐ運動会です!

11月20日(土)は、幼稚園の運動会です。桐蔭学園幼稚園の運動会は、当日の子どもたちのがんばりも大切ですが、そこに至るまでの過程をとても大切にしています。
例えば、年長組のリレーでは、各チームで作戦会議を繰り返し、速く走れる工夫をしています。走る順番はもちろんのこと、どうやったら速く走れるのかをみんなで話し合ったり、教え合ったりしています。その途中で様々な紆余曲折がありますが、それを乗り越えることで得られる貴重な経験をたくさんしています。担任は、子どもたちをそっと見守り、壁にぶつかって落ち込んでいるチームには、再び「よし!がんばろう!」と思えるように支えています。
各学年のお遊戯では、お互いに踊っているところを見合い、友だちのよかったところ、がんばっているところを見つけ、それを言葉で相手に伝えています。自分でもそれを取り入れたり、自分で気を付けていることをみんなに伝えたりして、みんなで教え合っています。みんなの踊りが一人ひとりのアドバイスのお陰で、少しずつ上手になっていて、みんなで楽しく踊っています!
今年の目玉は、つみあげ競争です!異学年のグループに分かれ、箱を一番高く積み上げたチームが勝ちです。どうやったら箱を高く積むことができるのか、いろいろ試しています。試行錯誤を繰り返し、失敗の連続ですが、その度に、良かったことは真似をして、悪かったことはしないようにルールとして決めてきました。「支える人がいると良い」「ゆっくりやった方が良い」等と、いろいろなことを考えている子どもたちの発想に驚かされます。
当日の結果だけでなく、そこに至る様々な出来事の一つひとつが、子どもたちの成長の糧になっています。
★大玉1★年長リレー★つみあげ1★年長遊戯

 

わくわくデー、始めました♪

桐蔭学園幼稚園では、子ども主体の遊びを通した学びを大切にしています。この「わくわくデー」とは、自分のやりたい遊びを見つけ、思いきり遊ぶ日です。自分で遊びたい遊びを見つけ、選択し、思う存分に遊び込み、一日過ごします。その中で、クラスの枠を越えいろいろな友だちと関わったり、自分の興味や関心のあることにじっくりと取り組み、試行錯誤し、満足感を存分に味わえることができるようにしています。やりとげる力や協調性、自制心、忍耐力などの非認知能力は、この遊び込む中で育まれていきます。目に見えないけれど、この先子どもたちが生きていく上で、とても大切な力です。たくましく将来を生き抜いていくために必要な力を、この幼児期に培っていけるように、幼稚園全体で取り組んでいます。
私たち教員は、子どもたちが「やってみたい!」と思える環境を作り、それが実現できる時間とものを用意して、わくわくしながら子どもたちを待っています。子どもたちにとっても、先生たちにとっても「わくわく♪」な一日にしていきたいと思います。
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お散歩に行ったよ♪

4月15日(木)は、年中さんと年長さんで一緒に、お散歩に行きました。手をつないで、幼稚園の園舎の周りを歩き、小学校の裏庭のビオトープまで行ってきました。ビオトープは、タンポポやクローバーがたくさん生えていて、緑でいっぱいでした。子どもたちは、タンポポの綿毛を吹いたり、草むらの中の虫を探したりして遊びました。ビオトープには、池もあり、子どもたちに大人気です♪中をのぞいて、アメンボや小さな魚を見つけて、大歓声を上げていました。年長さんの言うことを聞いて一緒に遊ぶ年中さんや、小さなお友だちに優しく声をかける年長さんの姿が、とても微笑ましかったです。違う学年のお友だちと触れ合う機会を通して、いろいろなお友だちと関わることの楽しさを感じ、お世話をしたりされたりしながら、思いやりの心を育んでいきたいと思います。

   

 

かめを飼っています!

幼稚園の玄関に水槽があり、かめを飼っています。普段は、水槽の中で静かに泳いでいるかめですが、子どもたちが水槽の前を通ると、「遊ぼうよ♪」と言っているかのように、
手足をバタバタさせます。元気いっぱいに泳いで、みんなの人気者です。
「このかめは、なんという種類なのかな?」
「昔話に出てくるかめさんとは、違うね!」
と、疑問に思った子がいたので調べてみたところ、「カブトニオイガメ」という種類で、
25年ぐらい生きるということがわかりました。
のんびりなイメージのかめですが、このかめさんは、思いのほか動きが速くて、びっくりです。かめの絵本を読んでみると、かめの甲羅は、脱皮することもわかりました。
これからも、子どもたちの興味や関心を大事にし、不思議に思ったことや疑問に思ったことを、みんなで調べ、考え、それを共有していく環境作りをしていきます。

   

 

陶芸にチャレンジしました!

母の日のプレゼント作りで、陶芸に挑戦しました。
小学校の図工の先生二人が教えに来てくれて、年中さんと年長さんが、粘土をこねて、一からお皿作りをしました。
まずは信楽の粘土を自分でこねて、丸めて、お団子を作りました。
お砂場で泥団子作りが大好きなので、子どもたちは大喜びで丸めていました。
「なんだか、べたべたしているね!」と、普段粘土遊びで使っている粘土とは違う感触に気づいた子もいました。そして次に、そのお団子をぐいーと伸ばし、平にしました。
力がいる作業でしたが、がんばって自分で押さえ、子どもたちの指の跡が残っている風合いがとてもステキです。
年中さんは丸めた紙、年長さんは紙コップをそれぞれ中に入れて形作っていきました。
最後に、周りに爪楊枝で模様を付けて、今日の作業はおしまいです。この後、陶芸窯で焼いて、色付けする予定です。

   

どんなお皿ができあがるのか、みんなとても楽しみにしています!

 

幼稚園教育実践「がんばりカード」

桐蔭学園幼稚園では、「チャレンジ力」を育むために、運動の「がんばりカード」というカリキュラムを実践しています。体力・運動能力の向上だけでなく、主体的に物事に取り組み、努力する姿勢を育むことを目的としています。

「なわとび」「アスレチック」「マット,ボール」の3つの分野に分かれており、それぞれ13項目ずつ計39項目を、年中組の秋から始め、卒園までの間にチャレンジしていきます。
最初は簡単な項目ですが、段階的に難しくなっていきます。運動技術を伸ばすことだけではなく、やり遂げようと努力する過程を大切にしています。ひとりひとりに合わせた目標の達成を目指し、努力することの大切さを子どもたちに伝えています。難しい項目も、できるようになるまで繰り返し練習します。できたときにはたくさん喜び、やり遂げた達成感をたくさん味わい、「よし!次もがんばろう!」という意欲に繋げています。そして、どんなことにも自ら立ち向かっていく気持ちが育まれていきます。全ての項目を達成すると金メダルがもらえます。

がんばり屋さんな子が多いのですが、年長組の後半になると、難しい項目ばかりになってきて、さすがに少しモチベーションが下がってしまうこともあります。そんなときは、お友だちの励ましが力になっています。「がんばって!」という声かけだけではなく、お友だちががんばっている姿を見て、「自分もがんばろう!」という気持ちが湧くようです。また、できるようになったお友だちが、まだできないお友だちに教えてあげることも大きな力となっています。クラスで応援ソングを作って歌で励ましたり、お互いに教えあったりすることを通して、思いやりの気持ちも育まれています。

あきらめずに努力を続け、できるようになったときに達成感を存分に味わいます。こうした経験を通じて、子どもたちは、どんなことにも逃げずに立ち向かっていく強い心を育んでいきます。

   

   

 

「遊び」としてプログラミングを取り入れた新しい保育のカタチ

桐蔭学園幼稚園では、子どもたちが、ロボット玩具を使った遊びを通じて楽しみながら「物事」について「筋道立てて考える力」や「見通しをつける力」「想像しながら創造する力」を育てる方法の一つとして「プログラミング」を取り入れて、実践しています。
年少組は2学期から、年中組は通年で「alilo(アリロ)」を、年長組は「プログラミングカー」を使って取り組んでいます。
本園のプログラミングは、ロボット玩具を使った「遊び」の中に課題を持たせ、その中で目標を達成したり、他者との協働を図ったり、「できる・面白い・もっとやりたい」と感じることから自信・自尊心・意欲・向上心を育てたりする非認知スキルを磨く経験に結び付けることを狙いとしています。そこで、子どもたちの好奇心や関心・意欲を高めるため、どのクラスも複数名のグループによる「遊び」を中心とした協働学習として行っています。
そして、そこでは「アナログ」と「デジタル」とを融合した形の「学び」を取り入れています。まずは、課題を「お話」として聞かせ、聞いたお話の順序どおりにどう動かす(進ませる)のかをシートやマップ上で考えさせます。それを同じグループのおともだちと一緒に相談したり、確認したりしながら、ロボット玩具を動かして試します。うまくできれば、より関心も高まり、成功体験を得て自信に繋がります。うまくいかないことも大事なことで、どこで間違えたのかを探し、それに気づき、修正することで、忍耐力にも繋がり、洞察力や観察力も育てることに繋がります。こうして試行錯誤しながら思いどおりにできたことで大きな達成感も得られます。また、このロボット玩具が自分の思いどおりに動くことに、より愛着を持ち、おともだちと一緒にロボットで遊ぶ時間をもっと共有したいと思うようにもなっているようです。
年少組では、aliloに装備されているボタンを使って、順序どおりに動かしていくことでプログラミングし、順序立てた思考を経験します。
年中組では、その先の経験として、プログラムが組み込まれたパネルを並べ、どのように並べれば求められている課題がクリアできるようにaliloが動くかと順序立てを想像したり予測したりしながら見通しをつけていこうとする思考を経験します。
年長組では、プログラミングカーを使って、さまざまに提示される条件をクリアして目標を到達するように向かわせます。一つの課題には、何通りもの答えがあり、その中で、どのような道筋で、順序で、どのようにして動かせばよいかを想像したり予測したりし、多くのアウトプットをしながらより合理的な方法を創り出していこうとする思考を経験します。
このように、ロボット玩具を使った「遊び」を通じて、年少組から年長組へと段階を経ながら、楽しみながら「考える」ことを体験し、協働しながら問題を解決する経験をしています。「楽しく取り組む」ことから「好きになる」ことへと繋ぎ、やがて「できた!もっとやりたい!」という気持ちが芽生えていくことを大切にしています。

 

年中組「alilo(アリロ)によるプログラミング」
 
 
  
年長組 プログラミングカーによるプログラミング

 

登園再開

 7月から登園が再開して1週間が過ぎました。
 笑顔の子もいれば、心配した面持ちの子もみられ、初日は様々でした。しかし、二日目になると、検温したり、ソーシャルディスタンスを守ったり、手洗いやうがいをしたりして、元気いっぱいに生活する様子が見られました。以下は、毎日の生活の中での幼稚園の担任の日誌にうかがわれる子どもたちの様子です。
 
【幼稚園】
 登校が始まって、初めての週末を迎えました。全員で過ごすと、密になる場面がいろいろあるので、どうなることかと気を揉んでいましたが、なんとか3日間を終えることができました。新しい生活様式に教員も子どもたちも、少しずつ慣れてきたと思います。今週は子どもたちも先生たちもみんな、気を張って過ごしていたので、週末にゆっくり休養して、また月曜日に元気に幼稚園生活を始められるように願っています。
 年少さんも、他のクラスの先生たちにお手伝いいただき、元気に遊び、給食をもりもり食べて帰っていきました。まだまだ朝の登園バスでお家の人と離れがたくて泣いたり、帰りに疲れて泣いてしまったりする子もいますが、保育時間中は楽しく過ごせているので、泣いている年少さんを幼稚園全体でサポートしていきます。   

 今日は、年長さんに、「バスの中で、泣いていたり困っていたりする年少さんがいたら、お世話をしたり面倒をみたりしてあげてね。」とホームルームで話すと、帰りのバスで、年長さんの中の一人が、眠いけど寝られない年少さんの頭をなでなでしてあげていたと園バス添乗の教員から報告がありました。年長さんにとっても成長のチャンスなので、異学年で関われることを増やしていきたいと思います。