11月20日(土)は、幼稚園の運動会です。桐蔭学園幼稚園の運動会は、当日の子どもたちのがんばりも大切ですが、そこに至るまでの過程をとても大切にしています。
例えば、年長組のリレーでは、各チームで作戦会議を繰り返し、速く走れる工夫をしています。走る順番はもちろんのこと、どうやったら速く走れるのかをみんなで話し合ったり、教え合ったりしています。その途中で様々な紆余曲折がありますが、それを乗り越えることで得られる貴重な経験をたくさんしています。担任は、子どもたちをそっと見守り、壁にぶつかって落ち込んでいるチームには、再び「よし!がんばろう!」と思えるように支えています。
各学年のお遊戯では、お互いに踊っているところを見合い、友だちのよかったところ、がんばっているところを見つけ、それを言葉で相手に伝えています。自分でもそれを取り入れたり、自分で気を付けていることをみんなに伝えたりして、みんなで教え合っています。みんなの踊りが一人ひとりのアドバイスのお陰で、少しずつ上手になっていて、みんなで楽しく踊っています!
今年の目玉は、つみあげ競争です!異学年のグループに分かれ、箱を一番高く積み上げたチームが勝ちです。どうやったら箱を高く積むことができるのか、いろいろ試しています。試行錯誤を繰り返し、失敗の連続ですが、その度に、良かったことは真似をして、悪かったことはしないようにルールとして決めてきました。「支える人がいると良い」「ゆっくりやった方が良い」等と、いろいろなことを考えている子どもたちの発想に驚かされます。
当日の結果だけでなく、そこに至る様々な出来事の一つひとつが、子どもたちの成長の糧になっています。