桐蔭学園幼稚園では、スピーチ活動を取り入れています。
年少さんから無理なく少しずつスピーチ活動を進めています。年少さんは、行事の後に絵を描く際に、一番心に残ったことをみんなの前でお話してから描いています。例えば運動会では「玉入れが楽しかった」、遠足では「お菓子交換が楽しかった」など、一言お話するところから始めています。
この日は2学期最後の日。2学期にやったいろいろな行事や生活の写真を見て、みんなで2学期を振り返り、その中で一番心に残っていることをみんなの前でお話してもらいました。
年少さんにとって、「思い出を話す」ということは難しいので、写真を見てそのときのことを思い出し、お話するようにしました。普段から歌あそびなどで前に出てくることは楽しんでいるので、年少組さんは前に出たい気持ちが養われていますが、1人で前に立つのは、やはりドキドキします。お友だちと一緒なら心強いので、同じグループのお友だちと一緒に前に出ると元気よくお話できました。話す内容は自分で考えるので、自然と思考力も育まれていきます。
こうして年少組からみんなの前でお話することを3年間かけて積み重ね、卒園式では修了証書を受け取り、3年間で一番心に残っていることを舞台の上でスピーチします。3年間の集大成が詰まった立派なスピーチを披露し、大きな自信を胸に小学校へ進学していきます。