年長さんが大切に育てているあさがおですが、5月に種まきをして、1ヶ月で随分と大きくなりました。自分のあさがおに、「はなかちゃん」「たいがくん」「きらちゃん」などと可愛らしい名前を付けて声をかけ、お世話をしています。順調に育っていた6月のある日、担任の先生から「抜くよ!」と、なんともびっくりするお話がありました。これまで大切に大切にしてきたのに、どうして急にそんなことを言うのか全くわからず「え?」とキョトンとした表情の子や、「やだ!」と怒りだす子もいたりして、お部屋の中は重苦しい雰囲気になりました。
でも、抜くにはちゃんと理由がありました!植木鉢の中が狭いと、窮屈でこれ以上大きくなれないのです。お日様の光もあまり当たらない葉っぱが出てきます。そうするとこれ以上あまり大きくなれない、ということがわかりました。そして抜いたあさがおは、別の場所に植えればまだまだ育つこともわかりました。
理由がわかった子どもたち、笑顔が戻りました!「最初は嫌だったけどあさがおさんにとっては大切なことだとわかった。」とお話してくれました。心が大きく揺れ動いたできごとでした。