桐蔭学園幼稚園では、水曜日以外の日は給食です。学園内の食堂で作られ、届けていただいて、温かいものを食べることができます。水曜日はご家庭からお弁当を持参していただいています。(注文弁当を申し込むことも可能です。)
入園して間もない頃の保護者の方々の心配ごとの一つに、「うちの子は給食を食べられるでしょうか?」ということがあります。集団生活が初めてのお子さんもいて、普段食べているものでも、ご家庭での食べ慣れた味とは違って、最初はびっくりすることもあると思います。苦手な食べ物が出てくることもあります。それでも、不思議なことに、お友だちと一緒だと食べられた!ということがほとんどです。お皿によそるときに少なくしてほしい食材は「ちょっとにしてください」と申し出て、量を少なくよそるようにしています。お皿によそられたものは食べきるようにしていて、食べられたときは「お皿ピカピカになった!」と大喜びです。きっとお友だちと楽しい雰囲気の中で食べると、おいしく食べられるようです。保護者の方からは、「幼稚園では野菜食べてるんですか?家では全く食べないので信じられません!」と驚きのお声をいただいております。集団生活ならではの効果ですね。
特に子どもたちが好きな献立は自分でハンバーガーを作るメニューです。バンズパンに、自分でレタスとコロッケをはさみ、ハンバーガーのできあがりです!自分で作ると格別で、いつもよりもお替わりが続出するメニューです。
1 | 2025年8月25日 | 給食大好き!! #健康な心と体 |
2 | 2025年8月21日 | 五感を働かせよう~造形遊び~ #豊かな感性と表現 #異学年交流 |
3 | 2025年8月20日 | 廃材工作が大人気♪ #豊かな感性と表現 #社会生活との関わり |
4 | 2025年8月13日 | 小学生と踊ったよ♪ #豊かな感性と表現 #異学年交流 |
5 | 2025年8月12日 | さつまいもの苗植え #自然との関わり・生命尊重 |
五感を働かせよう~造形遊び~ #豊かな感性と表現 #異学年交流
造形あそびの日は、各学年ごとにそれぞれの素材を使い、思う存分遊び、体中で様々なことを感じ、豊かな感性を育む一日です。
年少組は、指絵の具で遊びました。まずは手に付けて模造紙にスタンプ、次は足に付けてスタンプ、最後には手足両方でスタンプしました。最初は、恐る恐る絵の具を付けている子もいましたが、楽しさが分かると、顔や腕など体中に絵の具を付けてその感触を楽しんでいました。
年中組は、大量の新聞紙で遊びました。最初に、新聞紙の感触を確かめるべく、ちぎっていきました。どんどんちぎってたくさんのふかふかな新聞紙ができました。そのちぎった新聞紙を集めて、上に投げあげて遊びました。まるで新聞紙のシャワーのようで、子どもたちは大歓声をあげていました。最後は新聞紙に思い思いにお絵描きをしたり、テープで留めてマントにしたり洋服にしたりして楽しんでいました。
年長組は、段ボールで遊びました。段ボールを布団にして寝てみたり、トンネルを作って中を通ってみたりしました。他にも、家や迷路、びっくり箱などを作っていました。段ボールは大きいので、これらを作るには1人では難しく、お友だちと力を合わせている姿があちらこちらで見られました。
この造形遊びでは、子どもたちが思い思いに自分にしたいことを実現し、できた喜びや満足感を感じることができたことと思います。そして、自分たちが楽しむだけでなく、必ずやっていることがあります。それは「他の学年の活動を見る」ということです。他のクラスではどんなことをしているのかを見ることで、刺激を受け、「やってみたい」と思ったり、自分たちの活動に活かしたりして、活動の幅が広がっています。
廃材工作が大人気♪ #豊かな感性と表現 #社会生活との関わり
園生活に慣れてきた年少さん。制作で、切ったり貼ったり塗ったりする経験を積み、いろいろなことができるようになってきたことで、遊びも広がってきました。1学期の終わり頃に一番お気に入りの遊びは、廃材を使った工作遊びでした。
ご家庭から空き箱やトレイ、牛乳パックなどを持ってきていただき、それを遊びに使っています。最初は箱やペットボトルをもらえることが、とにかくうれしい!という様子でしたが、少しずつ遊びが発展していき、箱にお絵描きをしたり、箱にテープを貼ったり、箱を切ったりするようになっていきました。クラフトテープなら自分でちぎることができるので、箱同士を繋げたり、違う素材をくっつけたりすることもするようになりました。いろいろな素材に触れて、自由に描いたり作ったりすることを楽しんでいます。また、自分で作ったものを遊びに使い、持ち帰るまで大事にする姿も見られるようになりました。ご家庭からは、「このアイスの箱、取っておくんだ!と言うようになりました。」とのお話を聞きました。日常生活の中に、遊びに使う材料が身近にあることにも気づくようになったようです。
子どもたちが、イメージしたことを自分なりに作ってみることで、表現力や創造性を育んでいます。
小学生と踊ったよ♪ #豊かな感性と表現 #異学年交流
小学生のチアダンス部の皆さんが幼稚園にやってきて、ステキなダンスを見せてくれました。幼稚園には踊りが好きな子が多く、舞台の上で楽しそうに踊るお姉さんたちを目をキラキラさせて見ていました。
お姉さんたちの踊りを見せていただいた後は、お姉さんたちに踊りを教えてもらいながら、一緒に踊りました。手取り足取り教えてもらい、少しずつ踊れるようになってとてもうれしかったようで、最初緊張気味だった幼稚園生もいつのまにか笑顔いっぱいになっていました。お姉さんたちが帰ったあとも「先生~もっとやりたい!」と子どもたちからリクエストがあり、何度も何度も踊るほどでした。
ソーランチーム「鉄」の皆さんも、幼稚園で子どもたちに踊りを教えに来てくれました。小学生の迫力のある踊りに、子どもたちは圧倒されていましたが、踊りを教えてもらい、幼稚園生も元気に踊り、楽しんでいました。
小学生との交流で「大きくなったら、自分もやってみたい!」と憧れの意識を持った子もいたと思います。すぐ近くに自分の目指すモデルがいることで、新しいことに挑戦する気持ちを育んでいます。
さつまいもの苗植え #自然との関わり・生命尊重
園舎の目の前の坂を下っていったところに、学園の畑があります。小学5年生が稲を育てている田んぼの上が、幼稚園のさつまいも畑です。今年もさつまいもの苗を子どもたちが植えました。秋にさつまいもを掘るのはとても楽しいのですが、どうやって育ってさつまいもになるのか、成長を子どもたちと見守る活動をしています。
一つの苗を年少さん年中さん年長さんの3人組で植えました。植え方は植栽さんが丁寧に教えてくださり、みんな真剣に聞き入っていました。3人で力を合わせて、苗を植えるための穴を掘り、そこにそっと苗を横たえるように置き、土をかけました。植え終わったあとは「大きなおいもになってね!」とお願いしていました。秋にお芋が実り、お芋ほりの日まで、その成長をみんなで楽しみにしていきます。
身近な自然に触れ、その変化や不思議さに気づき、発見を楽しんだり興味や関心を持つ心を育んでいます。
暑い夏を乗り切ろう♪
今年の夏は、例年以上に猛暑の日が続いています。学園で熱中症対策のために計測しているWBGT(暑さ指数)の値が高いと、子どもたちは外遊びができませんが、替わりにいろいろな水遊びをして過ごしています。
プールに入ることはもちろんのこと、水鉄砲をしたり、水のおもちゃで遊んだり、シャボン玉をしたりしています。じょうろで花壇のお花に水やりをする子もいて、お水に触れる気持ちよさを存分に感じています。
最初のうちは、「今日も外遊びできないのか・・・」と残念そうでしたが、他に楽しめる遊びを見つけ、涼しく過ごせる工夫を考えだせる子どもたちは、遊びの天才です!
大好き!5年生 #異学年交流
給食を食べた後の自由遊びの時間に、5年生が遊びに来てくれています。絵本を読んでくれたり、一緒にブロックを高く積んだり、ごっこ遊びに入ってくれたりしています。時には先生の代わりに抱っこ紐を結んでくれたりして、まるで小さな先生です。一緒に外遊びをすることもあり、幼稚園生は5年生のことが大好きです。5年生の先生が一緒に遊んでくれることもあり、子どもたちは「今日お兄さんお姉さんたち来るかな?」と5年生が来てくれるのをとても楽しみにしています。
これは、すぐ隣に校舎があり、建物がつながっていて気軽に行き来できるから可能なことであり、桐蔭学園幼稚園ならではのことです。なかには幼稚園を卒園した卒園生が来てくれることもあり、先生たちは5年生の成長を間近に感じることができて、大変うれしいです。小学生との交流が幼稚園の子どもたちの成長に影響を与えています。
チャレンジ力の芽生え #チャレンジ #健康な心と体 #異学年交流
7月のある日。年少さんの遊びに変化が見られました。これまで遊んでいなかった登り棒に登る子が現れたのです。それを見た他の子も「僕も!」「私も!」と次々に登り棒に集まってきました。いつのまにか上り棒は満員状態!みんなで登り棒に登り始めました。
始めたばかりなので、まだまだ登れる子はいませんでしたが、見様見真似で登り棒にしがみついていました。そういえば、少し前に年長さんが体操の時間に登り棒をしていたのを、年少さんは外遊びをしながら見ていました。他にも、外遊び中に年中さんが遊んでいたり、年長さんががんばりカードにチャレンジしているのも目の当たりにしていたというのもありました。先生たちが誘ったり促したりしたことは一度もなかったので、いつのまにか登り棒に登る遊びが始まっていて、驚きました。しかも、運動靴や靴下まで脱いでいるではありませんか!「裸足の方が登りやすい」と実感したわけではないと思います。お友だちの見様見真似で「やってみよう!」という気持ちが湧いたのだと思います。
日常の園生活の中で、子どもたちは常に近くにロールモデルがいることは、子どもたちの成長に大きな影響を与えていることを実感したできごとでした。今までやっていなかった遊びに挑戦することで、子ども自身の世界が広がります。また、「もしかしたら、自分にもできるかも?」と可能性を感じ、「やってみようかな!」というチャレンジ力を養います。周りの教員たちも、この子どもたちのチャレンジの芽生えをしっかり捉え、価値づけしてこどもたちに伝え、更に伸びていけるようにサポートしています。
お泊まり会楽しかったね♪ #自立心 #協同性 #健康な心と体
1学期の終業式が終わり、夏休みになりました。夏休みの最初は、年長さんの1泊2日のお泊まり会が行われました。桐蔭学園幼稚園のお泊まり会は、幼稚園にお泊まりします。学園内の食堂にご飯を食べに行ったり、高校生の寮にお風呂を借りたりして、いつも慣れている園舎で寝ることで安心してお泊まりできます。
1日目は、水遊び、工作、段ボール遊び等、楽しい活動が盛りだくさんでした!どれも全力で楽しんでいました。おやつはチューペット!暑い日にはもってこいのおやつでした。みんなでお風呂に入り、夕ごはんを食べ、だんだん夜になってくると薄暗い幼稚園は初体験!打ち上げ花火を見たり、遊戯室に布団を敷いたりして、子どもたちの心がだんだんワクワクしていきました。楽しい気持ちのまま就寝し、夜はぐっすり眠っていました。
2日日はおうちの方にもご協力いただき、お祭りごっこをしました。この日に向けて、年長さんが話し合いをして、どんなお店をやろうか、お店に必要なものは何かを自分たちで考え、いろいろな準備をしてきました。自分たちで企画して準備をして実行し、楽しんだ経験は、子どもたちの主体性を育む活動になりました。
お家の人と離れてお泊まりできたことが、子どもたちの大きな自信になりました。何より、2日間寝食を共にしたお友だちと、より深い絆ができました。年長さんにとって夏のステキな思い出になったことと思います。
はつか大根を食べたよ! #自然との関わり・生命尊重 #健康な心と体
今年も、はつか大根の栽培をしました。種を蒔き、かわいいハートの芽が出たことをみんなで喜びました。その後は、雑草を抜きに畑に通いました。行く度にぐんぐん大きくなっていくはつか大根の成長を、みんなで驚いたり喜んだりしました。年少さんは初めての栽培でしたが、雑草抜きで間違ってはつか大根を抜くことはなく、ちゃんと雑草とはつか大根の区別がつくようになりました。はつか大根が実り、初めて収穫できたときの子どもたちの満面の笑顔は弾けていました!自然に触れ、心を動かす経験をとおして、命あるものを大切にする気持ちを育んできました。
収穫したはつか大根の一部を食堂さんにお渡しし、調理していただきました。給食のスープに入れていただいたいて、みんなでいただきました。「初めてはつか大根を食べる」という子もいて、恐る恐る口に入れる様子もありましたが、「食べたよ!」「おいしい!!」と大喜びでした。自分たちで育てたはつか大根は、格別のおいしさだったことと思います。