年長さんが自分たちで決めた出し物を、自分たちで運営して、誕生会でやってみました。出し物は「どんぐりむらのぱんやさん」の読み聞かせと、雪キャッチゲームです。
まずは絵本の読み聞かせ。遊戯室のスクリーンに絵本を映し出しながら、1人2~3文ずつ読み、隣のおともだちにマイクを渡していきました。1人2回、自分の番が回ってきて、順番に読んでいくと、年長さん全員で絵本1冊を読み聞かせたことになります。ちょうどおゆうぎ会の劇の練習をしていて、「大きく」「ゆっくり」「はっきり」を心掛けて、心を込めて読んでいました。少し長めの物語でしたが、年少さんも年中さんも、じっと見て聞いていました。
雪キャッチゲームは、どんなルールにしようか、みんなで考えて決めました。「年少さんも年中さんも楽しめるように」ということを第一に、あれやこれやと意見を言いあって、「雪をキャッチできたらOK」「もしキャッチできなかったら、最後にもらえるようにする」というルールに決まりました。やってみて、「楽しんでくれてよかったね」と、うれしそうにしていた年長さん。小さなおともだちのために、いろいろなことを考え相談しあった経験が、大きな学びになっています。
「授業実践」カテゴリーアーカイブ
絵本をプレゼンしました♪ #言葉による伝えあい
12月・1月生まれの誕生会は、年長組が出し物の担当でした。みんなでどんな出し物をしようか話し合い、「絵本の読み聞かせ」と「雪キャッチゲーム」の2つをすることになりました。
絵本の読み聞かせでは、絵本選びも子どもたちが相談して決めました。自分がおすすめの絵本を持ってきて、「お話の簡単な内容」と「どうしてこの絵本にしたのか」を発表しました。内容の要約をしたり、その絵本のおもしろいところを伝えたりして、それを聞いた子どもたちが、どれにしようか考えて、「どんぐりむらのぱんやさん」に決まりました。
絵本を持ってきてくれた子は、言葉で自分の考えや思いを伝え、一生懸命に聞いてくれる子がいたお陰で、伝えることの楽しさを感じていたようです。また、聞いている子も、年少さんや年中さんに思いを寄せ、どの絵本が喜んでもらえそうか、あれこれと考えていました。絵本が決まって、次は読むことに意欲を湧かせていた子どもたちです。
iPadでゲーム作り #思考力の芽生え #共同性
年長さんのプログラミングの時間は、iPadを使っていろいろなことに挑戦しています。教えてくださるのは、小学校の先生です。「スプリンギン」というアプリを使い、絵を描いたり、声を録音したりして、自分で作ったキャラクターを自由に動かしたりしています。
いろいろなことができるようになったので、その機能を組み合わせ、最近は転がして遊ぶゲームを作っています。ゴールにたどり着くまでに様々な障害物を置いていくのですが、最初はすぐにゴールできてしまっていて、それでは面白くない、と気づいたこどもたち。今ではとても複雑は仕掛けを次々に設定するようになり、とても難しいゲームになってきました。先日は、お友だちがどんなゲームを作ったのか、見せ合いました。お互いにやらせてもらうことで、「そんな仕掛けを作ったのか!」と、お友だちの仕掛けを知り、参考にして、更に自分のゲームを工夫する姿が見られました。お友だちと刺激しあいながら、思考力を育んでいます。
5年生と遊んだよ! #幼小接続
先日、給食を食べたあとの時間に、5年生が遊びに来てくれました。5年生が「幼稚園に行きたい!」と言ってくれて、実現しました。大きいお兄さん・お姉さんが遊びに来てくれて、子どもたちは大喜び!特に年長さんは、1年生になったときに、5年生が6年生になっていて、そこでまたお世話になるので、今から触れ合えるのは、校舎と園舎が隣合っている利点です。一緒にバスケットをしたり、円になってボールを転がす遊びをしたりして、楽しんでいました。中には、幼稚園からの卒園生もいて、成長した姿を見せてくれてました。「さくらさんの大先輩!」「がんばりカード、金メダルとったよ」と幼稚園のことを覚えていて、お話してくれていました。
5年生に、その後の5時間目の授業は何か聞いてみると、「図工!楽しいよ♪」「パソコン」「英語」と教えてくれました。年長さんはそれを聞いて目を輝かせていました。もっといろいろ小学校生活のお話を聞いてみたい!と思った年長さんでした。
春が待ち遠しいね♪ #自然との関わり・生命尊重
本格的に冬がやってきたある日、年中さんが花壇の前でウキウキしていました。手には何かを大事そうに持っています。年中さんが手の平に持っていたのは、チューリップの球根です!春にひまわりの種まきを経験している年中さん。球根は種と違って随分大きくて驚いていました。植栽さんが説明をしてくれた後、花壇の土に穴を掘って、球根を入れていきました。大事に大事に球根を持って、穴に入れて、「そっとだよ。」「うまくできた!」などと言いながら土をかけていました。
まずは芽が出るのを楽しみにしている年中さん。どの球根から何色のお花が咲くのかは、お楽しみです♪温かくなって春が来たら、ステキな花を咲かせてくれることでしょう。そのとき、年中さんは年長さんになっています。幼稚園で一番お兄さん・お姉さんになる日も、もうあと少しです!
消防車がやってきた!! #道徳性・規範意識の芽生え #社会生活との関わり
幼稚園に青葉消防団の方々がやってきて、様々な消防体験をしました。まずは紙芝居でお話を聞き、その後、火事を想定して園庭へ避難しました。園庭には消防車が止まっていて、消防車内を見せていただいたり、実際に乗せていただいたりして、子どもたちは大興奮!先生たちも水の入った消火器で、消火体験をさせていただきました。その後も消防クイズがあったり、楽器の演奏があったりして、もりだくさんな内容でした。火事を見つけたらすぐに近くの大人に知らせること、逃げるときは煙を吸わないようにして、速やかに外に出ることなどを教えていただきました。消防士さんの仕事を見せていただき、火事のときの避難の仕方を知ることができて、命を守るための大事な体験をさせていただくことができました。
大掃除をしてピッカピカ! #社会生活との関わり
2学期の終業式の日、年長さんが雑巾を持って、園舎内をドタバタと移動していました。何をしているのかというと、そうです!大掃除をしていました。一年が終わるので、きれいにして新しい年を迎える、ということを、先日絵本で知ったので、実践してみました。
まずは自分が毎日使っている机、椅子、ロッカー、靴箱をきれいに拭いたあと、園舎内のいろいろな場所を拭き掃除してくれました。階段の手すりや、遊戯室の床、窓枠などです。みんなが大好きな亀のかめたんの水槽もきれいに拭いてくれました。大人は「大掃除」というと面倒なイメージを持ってしまうのですが、年長さんは違いました!朝から「大掃除やりたい!」と大変はりきっていました。大掃除も楽しいことに変えてしまうこどもたちって、すごい!と思いました。
園長サンタ、登場! #共同性 #豊かな感性と表現 #主体的な活動
今年のクリスマス子ども会では、クラスごとにだしものをすることになりました。12月に入って、それぞれのクラスで、練習開始!年少さんは、「ジングルベル」を歌うことになりました。本番でもかわいさいっぱいで歌い、クラスみんなで発表することの楽しさもわかってきたようです。
年中さんは、クリスマスのうたを3曲、メドレーで披露してくれました。最初は3曲の中に「ジングルベル」も入っていたのですが、年少さんも歌うことがわかり、「いいよ!」と快く譲ってくれたそうです。心の成長を感じました。
年長さんは、自分たちで相談をして何をするか決め、これまで年長組で取り組んできた「ハンドベル」「手話」「楽器」「ダンス」をすべて盛り込んだ「サンタが街にやってくる」を披露しました。どれも子どもたちが大変楽しんでやっていたのが、とてもよかったです。司会やそれぞれの説明も子どもたちがやり、主体的な発表になっていました。最後には年少さん・年中さんも一緒に踊りを踊る場面があり、幼稚園の子どもたち全員で楽しめるだしものでした。
その後に登場したのは、園長サンタ!どうやら本物のサンタさんに頼まれてプレゼントを渡しにやってきたようです。サンタさんに質問をしたり、一人ずつプレゼントをもらったりして、心に残るステキなクリスマス会になりました♪
おつりはいくら? #数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
お店屋さんごっこ開店の日、店員さんになった年長さんはおつりの計算をします。桐蔭学園幼稚園特製のお金で、お客さんをやりとりをします。10円札、5円札、1円玉を使って、お買い物をしたお客さんに、おつりを渡すので、その練習をしています。
おもちゃをいくつか持ってきて、そのおもちゃに値段を付け、遊びでお店のやりとりをしました。「10円で3円の物を買ったら、おつりはいくらになるでしょうか」という問題です。考える際には自分の指を使います。10本の指を出し、品物の代金分、指を曲げると、お客さんにお渡しするおつりがわかります。
隣の席のお友だちと、店員さん役・お客さん役を交代しながら、おつりはいくらか考えて、実際にお金のやりとりもやってみました。遊びながら、楽しく「のこりはいくつか」を考えることができました。「楽しく」というのがポイントで、一番大切です。具体物を使って、実際に数えながら楽しく活動をすることで、小学生での学びの土台を養っています。
ドーナツ屋さんになれるかも!? #豊かな感性と表現
小学校の先生によるアトリエの時間に、年長さんがドーナツ作りを楽しみました。キューピー3分クッキングの音楽が流れ、ドーナツ作りがスタートです。アトリエの先生はいつも子どもたちを一瞬にしてわくわくする気持ちにしてくださいます。紙粘土をこねて、何味のドーナツにするかを考え、絵の具で着色しました。思い思いの形に整えて、乾いたらチョココーティングとトッピングです。絵の具で塗ることもトッピングをすることも、どの作業も楽しすぎて楽しすぎて、いつまでもやっていた気持ちが溢れていました。子どもたちの「やりたい」という気持ちを叶えることが、豊かな感性を育みます。心が動かされる活動は、感じる力を育み、それを表現したいという意欲につながります。お友だちと一緒に、楽しみながら表現する喜びをたくさん味わう時間になりました。