子どもたちの日常」カテゴリーアーカイブ

たまごパックでかずあそび♪ #数量・図形・文字等への関心・感覚 #学び合い

 年長さんがたまごパックとペットボトルのふたで、なにやら楽しそうにしています。ご家庭から廃材のたまごパック1個とペットボトルのふた10個を持ってきていただき、かず遊びに使っています。下の写真は、8はいくつといくつに分かれるかを試してみて、お友だちにクイズを出しているところです。たまごパックのなかに、ペットボトルのふたがちょうどぴったり入り、上の段と下の段に分かれているので、いくつといくつに分かれるのか、自分で確認することができます。ペットボトルのふたを上下に並べて、数えて、8はいくつといくつに分かれるのか確かめたあと、お友だちにクイズを出しました。上の段か下の段のどちらかを手で隠して、隠している部分は何個かを当ててもらうクイズです。自分で確かめるだけでなく、お友だちに問題を出すことで、理解が深まっています。具体物を使って、実際に数えたり比べたりする活動をたくさんすることで、小学校での学びの素地が身についていきます。

 

ダイラタンシーってなあに? #やってみよう #サイエンスの芽

 サイエンスの先生が、小学校の理科室に連れて行ってくれました。ここに来るということは「実験だ!」と子どもたちはとてもワクワクしていました。この日は水と片栗粉で面白い現象を体験しました。
 まずは片栗粉に少しずつ水を入れていき、片栗粉をお団子状にしていきました。お団子になった!と思った瞬間に、なぜか手から片栗粉がアメーバのようにダラーンと落ちていってしまいました。何度やってもダラーンと液体になってしまうのです。この不思議な現象のことを「ダイラタンシー」と言います。初めての感覚に、子どもたちは大興奮!このなんとも言えない感触を楽しんでいました。サイエンスの先生はいつも子どもたちをわくわくさせてくださいます。心が動く体験が子どもたちの豊かな成長につながっています。
 この実験は水と片栗粉だけで簡単にでき、万が一、口に入っても安全なので、ぜひ皆さまにもおすすめです。この夏、ご家庭でもやってみてください♪

 

あさがおが咲いたよ! #自然との関わり #生命尊重

 年長さんが一人一鉢、大事に育ててきたあさがおですが、間引きをしてからぐんぐんと育ち、蔓がでてきたので支柱を立てました。7月は暑い日が多く、毎日の水やりをかかさずしてきました。ある日、今までになかった、とんがっているものを子どもたちが発見!色付いているものもあり、興味深く観察していました。
 ある朝、植木鉢を見に行くと、なんとステキなお花が咲いているではありませんか!毎日お世話をし、名前を呼んで可愛がってきたあさがおさん、遂にお花が咲いて、子どもたちは大興奮でした。これまで、年少さんや年中さんにも成長していく様子を見てほしくて、写真でお知らせしてきましたので、幼稚園のみんなも、あさがおが大きくなっていく様子を楽しみにしてくれていました。年中さんは、ひまわりを育て、お花が咲く喜びは知っているので、次は年長さんの番だね!と応援してくれていました。あさがおが咲いて、他の学年のお友だちもいっぱい喜んでくれました。自然に触れて心を動かす体験をしています。

 

年長さん主体の七夕こども会 #主体的活動 #協同性 #対話

 7月7日(金)、七夕こども会を行いました。この会は年長さんが企画、プロデュースした会でした。「年少さん、年中さんに楽しんでもらいたい」という思いから、どんなことをするのか、みんなで相談しました。昨年の年長さんは、七夕物語を一人一文ずつ読み聞かせしてくれました。そしてハンドベルで♪「きらきらぼし」を演奏してくれました。それを見てきた今年の年長さん、今回は何をやりたいのか聞いてみると、たなばたクイズ、星キャッチゲーム、ハンドベルの4つのアイディアが出てきました。普段からクラスでお友だちに出してきたクイズを「小さい子たちにも出したい!」と思ったようです。星キャッチゲームは、色々な準備を進めていくうちに、「星たから探し」になりました。小さなお友だちたちが楽しめる方法を考えていくうちに、だんだん変わっていったのです。手話は、クラスで♪「世界中のこどもたちが」を手話で歌った経験があり、七夕の歌でもやってみたいと思ったそうです。そして、ハンドベルは昨年の年長さんを見て「やってみたい!」「年長さんになったらあれをやるんだ」とずっと思っていたようです。
 準備を始めると、子どもたちが進んで考えて行動する姿がたくさん見られました。ハン
ドベルの練習を集まってやっていたり、星たから探しに必要な星を大量に用意していたりして、七夕こども会に向けて楽しんで準備をしていました。会の成功に向けて、考えたり
工夫したり、協力したりすることをとおして、お友だちとの対話が生まれ、一緒にがんばることの楽しさを感じていました。
 七夕こども会本番では、1人1役、係のお仕事をしました。小さなお友だちに喜んでもらい、充実感を存分に感じていました。クラスみんなが共通の目的に向かって主体的に向き合い、やり遂げたことで、協同性が深まりました。

 

新しいおもちゃが登場! #試行錯誤 #思考力

 砂場道具に新しいおもちゃが仲間入りしました!組み合わせて使える水路です。これから暑い季節にピッタリの道具で、すぐに子どもたちのお気に入りになりました。水汲み場へせっせと水を汲みに行き、バシャーンと水を流します。何度も何度も繰り返し水を流しますが、思うように水が流れません。「優しくじゃなくて、思いっきり流すよ」「高いところから流してみる」と水をバシャーンと流す流し方をいろいろ工夫して、遂にようやく真ん中の水たまりまで水路で水を届けることができ、みんなで「お~!!!」と喜び、拍手が起きました。水の勢いや落差を使うという方法を編み出したようです。また、お友だちから「水は高い方から低い方へ流れるんだよ」と教えてもらい、水路の並べ方を工夫する場面もあったり、小さなお友だちが、隣で真似をして挑戦してみたりする場面もありました。みんなの考えを寄せ集め、最後には砂場に大きな湖ができました!まさに遊びが学び!の時間でした。

 

え?ぬいちゃうの? #自然との関わり・生命尊重 #心が動いた

 年長さんが大切に育てているあさがおですが、5月に種まきをして、1ヶ月で随分と大きくなりました。自分のあさがおに、「はなかちゃん」「たいがくん」「きらちゃん」などと可愛らしい名前を付けて声をかけ、お世話をしています。順調に育っていた6月のある日、担任の先生から「抜くよ!」と、なんともびっくりするお話がありました。これまで大切に大切にしてきたのに、どうして急にそんなことを言うのか全くわからず「え?」とキョトンとした表情の子や、「やだ!」と怒りだす子もいたりして、お部屋の中は重苦しい雰囲気になりました。
 でも、抜くにはちゃんと理由がありました!植木鉢の中が狭いと、窮屈でこれ以上大きくなれないのです。お日様の光もあまり当たらない葉っぱが出てきます。そうするとこれ以上あまり大きくなれない、ということがわかりました。そして抜いたあさがおは、別の場所に植えればまだまだ育つこともわかりました。
 理由がわかった子どもたち、笑顔が戻りました!「最初は嫌だったけどあさがおさんにとっては大切なことだとわかった。」とお話してくれました。心が大きく揺れ動いたできごとでした。

 

振り返ることって大切! #言葉による伝えあい #思考力の芽生え

 年長さんは活動の後に、みんなで振り返りをするようにしています。例えば、年長さんと年中さんで一緒にお散歩に行ったあと、お散歩していてどんな草花を見つけたのか、みんなに見せて知らせます。それを聞いていた他の子は、「次は自分も見つけたい!」とお友だちからの情報を活かすようになります。また、年中さんと一緒だったときに、どんなことに気を付けていたか、どんなことで困ったかをみんなで共有して、次はどうしたらいいか、みんなで考えてアイディアを出し合います。自分一人では困ってしまったとしても、他のお友だちの考えを聞くことで次に活かせそうなことを考えておきます。みんなで振り返り、お互いの意見を聞いて、お互いの足りない部分を埋め合っている感じがとても良いです。

 また、わくわくデーで思い切り遊んだ後の振り返りでは、それぞれがどんなことをして遊んでいたのか、情報交換の場になっています。お友だちの遊びを聞いて、「自分もやってみたい!」と言う気持ちが生まれ、遊びが広がるきっかけになっています。継続して遊びたいことやうまくいったこと・うまくいかなかったことなども発表し、翌日にまた試してみたりしています。

 更に、みんなで振り返ることでお友だちの話をよく聞こうとします。自然と聞く力が育っています。普段から振り返りを積み重ね、みんなで育ちあっています。

 

iPadでプログラミング #やってみよう#思考力の芽生え

 年長さんのプログラミングでは、iPadを使っています。この日は、画面上に作ったキャラクターを動かしてみる、ということをしました。iPadで絵を描き、それをコロコロ動かしてみました。絵を描くのは、お手のもの!色を変えたり、ペンの太さを変えたりすることがスラスラできます。それを動かせるようにしたり、グループのお友だち全員のキャラクターを一緒に動かしてみたりしました。先生の話を聞いて、自分たちで工夫し、グループみんなで力を合わせて動かすことができました。教わったこと以上に発展させているグループもあり、驚きました。自分なりに考え、その考えを伝えあい、みんなで学び合っています。

 

サイエンスでソーティング♪   #やってみよう!#自然との関わり・生命尊重

 子どもたちが大好きなサイエンスの時間に、ソーティングをしました。ソーティングとは、「分類する」「仕分ける」という意味なのですが、この日は、何を分類したのかというと、なんと、食卓に出てくる「ちりめんじゃこ」です!ちりめんじゃこは、主にカタクチイワシなのですが、よ~く見てみると実は他の海の生き物が紛れ込んでいるのです。
 ちりめんじゃこをかき分けていくと、いました!いました!タコ、カニ、エビ、ハモなどいろいろな種類の生き物がいるではありませんか!子どもたちは「あ!カニだ!」と海の生き物を発見すると大喜びでした。見つけた生き物は、ソーティングシートの上に乗せて分類していきます。最後には、それをテープで貼り付けて、なんと自分だけの海の生き物図鑑ができあがりました。
 これは、何の生き物だろう?と謎に思ったときには、サイエンスの先生が必ず答えてくれます。子どもたちの「これは何かな?」と不思議に思う気持ちに答えてくれるので、子どもたちは「もっと知りたい!」と次々に自分から質問をしていきます。子どもたちの興味や関心を引き出し、更に学ぶ意欲が湧いていた時間でした。
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鼓笛隊のミニライブ♪ #豊かな感性と表現 #幼小接続

 先日、小学校の鼓笛隊が、幼稚園の子どもたちのためにミニライブを開いてくださいました。小学校のハーモニーホールへ行くと、舞台の上にたくさんの楽器が並んでいて、子どもたちはとても興味津々でした。
 この日鼓笛隊のお兄さん・お姉さんが演奏してくださったのは、♪「マツケンサンバ2」と♪「ぼよよん行進曲」でした。自然と体が動き出してしまう元気の良い曲で、聴くだけで元気になりました。途中で、小学生による楽器の紹介もありました。試しに一つ一つ音を鳴らしてくださり、幼稚園の子どもたちは「やってみたい!!」という気持ちでいっぱいになっていました。
 心が動いた出来事をたくさんたくさんため込んでいくことで、豊かな感性が育まれ、そこから豊かな表現が生まれてきます。桐蔭学園幼稚園では、子どもたちの心に響く体験をたくさん用意しています。
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