幼稚園で大切に育てているかいこさん。朝、桑の葉をあげてもすぐに食べきってしまうので、お昼ごろ、子どもたちが桑の葉を追加していました。でも、「あれ、今日はあまり桑の葉を食べていないな・・・」と思ったある日、子どもたちが「先生!かいこがくもの巣にからまってるよ!」と大騒ぎをしていました。見てみると、なんとかいこが繭を作り始めているではありませんか!!口から糸を吐き出し、繭を作っているかいこを見て、子どもたちはくもの巣にからまっていると思ったようです。一生懸命頭をふって繭作りをしているかいこさんを見て、子どもたちは「がんばれ!」と応援していました。繭に入った後は、「かいこさんが中で寝てるから、シー!」と白いベットに入っているかいこさんを、そーっと見つめていました。かいこに愛情を持って接し、大切に育ててきたからこその言葉だなと、心が温かくなるできごとでした。