最近の子どもたちは、お店屋さんごっこの開店に向けて、大忙しの日々を送っています。「先生、行ってきま~す!」と元気に出かけていく子どもたち。どこへ行くのかというと、お店の品物作りをするために、いつもとは違う保育室へ。そこでは、通称「どんぐりグループ」という異学年のグループで、せっせと開店準備をしています。今年は年長さんからアイディアを出してもらい、「クリスマスグッズ屋さん」「ゲーム屋さん」「焼肉屋さん」「ホットドッグ・ジュース屋さん」「ケーキ屋さん」「アクセサリー屋さん」の6店舗になりました。お店の品物の材料は、すべて廃材です。ご家庭から、持ってきていただいた空き箱や牛乳パック、食品トレイなどでできています。たくさんのご協力をいただき、たくさん集まりました。
品物作りでは、大きなお友だちが小さなお友だちをお世話しながら制作をしています。「ここ、押さえてて。僕がテープで止めるからね。」「一緒に糊つけよう!」と力を合わせて作りあげています。小さなお友だちも、大きなお友だちから優しくしてもらって、とてもうれしそうです。異学年での関わりを通して、それぞれが刺激を与えあい、互いに育ち合っています。また、廃材を使った工作を続けていくうちに、「これは○○に使えそうだね」と、給食で出た空き箱やプリンカップを再利用しようとしたり、廃材を見て、「これでロケットが作れそう♪」と自分で創造する力も育ってきています。