子どもたちの日常」カテゴリーアーカイブ

秋の自然に囲まれて #自然との関わり・生命尊重

 豊かな自然に囲まれた桐蔭学園幼稚園は、園庭はもちろんのこと、少しお散歩に行けばたくさんの自然に出会えます。
 幼稚園の前の坂を下りてすぐの場所に、小学生の実習田と、子どもたちが植えるのを手伝ったさつまいも畑があります。「もうすぐおいもほりだね♪さつまいも、どうなったかな?」と畑を見に行ってきました。畑に到着して最初に目に入ってきたのは、5年生が育てているお米です。もうすっかり稲穂が実っていました。一粒だけ採らせてもらい、籾殻を剥いてみました。中から米粒が出てきて、大歓声!「お米がなっているのを見たのは初めて!」という子もいました。
 さつまいも畑は蔓がたくさん伸びて、ジャングルのようでした。「畑では雑草を抜く。そうすれば植えているものが大きく育つ」ということが染みついている子どもたち。気付くと抜いた雑草を大量に抱えていました!さつまいもは土の中なのでもちろん見えませんでしたが、蔓で紫色の部分を見つけて、「ちょっとさつまいもっぽいね」と、土の中のさつまいもに思いを馳せていました。
 他にも、大きなへちまのトンネルを通ったり、猫じゃらしを採ったりして、秋の自然に触れ、変わりゆく季節を肌で感じている子どもたちです。

 

リレーの作戦会議中! #言葉による伝えあい #協同性 #思考力

 年長さんがチームごとに集まって何やらひそひそ話し合っています。これは、運動会のリレーの作戦会議をしているところです。「速く走るには」「バトンの渡し方」「走る順番はどうする?」等、チームで様々な作戦会議を繰り広げてきました。これまで「作戦会議」→「チームで練習」→「みんなで競争」ということを繰り返してきました。勝負ごととなると、話し合いも真剣です。時には意見が食い違うこともあり、まとまらないこともありましたが、1位になるためになんとか折り合いをつけ、乗り越えてきました。チームで心を一つにして1位を目指す中で、うれしかったり悔しかったり、時には喧嘩もしたりして、いろいろな心の揺れがありました。様々な紆余曲折を経験し、心が大きく成長した年長さんです。

 

みんなが見ている目線の先では #幼小接続

 外遊びをしていたある日、小学校のグラウンドから大歓声が聞こえてきました。何かと思って見に行くと小学生が運動会の練習をしていました。この日は5年生が騎馬戦をしていました。様子が気になって仕方がない年長さん。自分たちも運動会の練習中ですし、何やらとても面白そうなことをやっているな、としばらくじっと見ていました。「僕もやりたいな・・・」「小学生の運動会ってこんな感じなんだ」と興味津々の様子でした。
 すぐ隣が小学校なので、いつでも小学生の姿を目にすることができます。「楽しそう!」
「やってみたいな♪」と期待に胸を膨らませ、「いつかあんなことをするかもしれない!」と小学生になった自分をイメージすることができる環境です。一歩先を行く先輩の姿を見ることができて、良い刺激になっています。縦割りグループで昨年仲良くなった一つ上の学年のお兄さん・お姉さんに会えることも、楽しみにしています。

 

ソーランをカッコよく踊るために #言葉による伝えあい #協同性 #チャレンジ力

 年長さんが運動会でソーランを踊ります。桐蔭学園幼稚園史上、初のチャレンジです!小学生のソーランチームに踊りを教えてもらったことをきっかけに、今年は「ソーランをやってみたい」「鳴子をやったみたい」と初挑戦することにしました。
 踊りの練習は子どもたち主体でやってきました。一つ一つの動きは、どうやったらカッコよくなるのか、意見を出し合いました。円になると、なんでも言い合える雰囲気になるのです。例えば、最初のかまえのポーズでは「手は耳のうしろ」「地面とにらめっこする」など、気を付けるポイントを自分なりの言葉で伝え、みんなで試し、踊りに取り入れていきました。どの動きも全て子どもたちの「カッコよく踊りたい」という思いが詰まっています。みんなで踊りを作りあげていく中で、年長さんの心も一つになっていきました。運動会の学年目標「みんなで心を一つにする」が達成できそうです。

 

年中さんプロデュースの誕生会 #協同性 #主体的な活動

 9月26日(火)、8月生まれと9月生まれのお友だちの誕生会を開催しました。桐蔭学園幼稚園では、全園児が遊戯室に集まって、その月のお友だちをお祝いしています。この日の誕生会のプロデューサーは、なんと年中さんです!自分たちでどんな誕生日会にしたいのか意見を出し、準備をして、当日の運営もしました。ステキな飾りを作って遊戯室を飾り、♪「ハッピーバースデー」の歌を楽器で盛り上げ、司会もやっていました。一人一人が自分の役割を果たそうとしている姿がありました。歌「にんげんていいな」の発表もあり、誕生者のお友だちだけでなく、みんなが楽しみ、年中さんから温かい気持ちをいっぱいもらった会になりました。

 

4年ぶりのおとまり会! #健康な心と体 #協同性 #主体的な活動

 コロナ禍で形を変えて行っていた夏のおとまり会ですが、今回は4年ぶりに復活しました。年長さんが幼稚園に1泊しました!1日目はプールに入り、工作をして、学園内にある寮でお風呂をお借りし、その隣の食堂でみんなでカレーを食べ、夜は打ち上げ花火を見ました。2日目は、おうちの人と一緒におまつりごっこを楽しみました。
 最初は、「おとまりなんて、嫌だな・・・」と言っていた子もいましたが、おとまり会が近付くにつれて、どんなことをするのかがわかり、イメージが湧いたようで、楽しみな気持ちに変わっていきました。
 7月に入り、おまつりごっこの準備をしてきました。「きんぎょすくい屋」「ヨーヨー釣り屋」「スーパーボールすくい屋」に加え、みんなでやりたいお店を相談して、「まとあて・わなげや」と「マジックショー」をすることになりました。お店の看板を作ったり、店員さんの練習をしたりして、子どもたちがとてもはりきって準備をしていました。
 おとまり会当日は、おうちの人と離れて、ちょっぴり淋しい気持ちをこらえ、お友だちと一緒に楽しくおとまりできました。みんなで寝食を共にし、お友だち同士の絆が深まりました。また、身の回りのことで自分でできることが増え、一回りも二回りも大きくなった年長さんです。

 

たまごパックでかずあそび♪ #数量・図形・文字等への関心・感覚 #学び合い

 年長さんがたまごパックとペットボトルのふたで、なにやら楽しそうにしています。ご家庭から廃材のたまごパック1個とペットボトルのふた10個を持ってきていただき、かず遊びに使っています。下の写真は、8はいくつといくつに分かれるかを試してみて、お友だちにクイズを出しているところです。たまごパックのなかに、ペットボトルのふたがちょうどぴったり入り、上の段と下の段に分かれているので、いくつといくつに分かれるのか、自分で確認することができます。ペットボトルのふたを上下に並べて、数えて、8はいくつといくつに分かれるのか確かめたあと、お友だちにクイズを出しました。上の段か下の段のどちらかを手で隠して、隠している部分は何個かを当ててもらうクイズです。自分で確かめるだけでなく、お友だちに問題を出すことで、理解が深まっています。具体物を使って、実際に数えたり比べたりする活動をたくさんすることで、小学校での学びの素地が身についていきます。

 

ダイラタンシーってなあに? #やってみよう #サイエンスの芽

 サイエンスの先生が、小学校の理科室に連れて行ってくれました。ここに来るということは「実験だ!」と子どもたちはとてもワクワクしていました。この日は水と片栗粉で面白い現象を体験しました。
 まずは片栗粉に少しずつ水を入れていき、片栗粉をお団子状にしていきました。お団子になった!と思った瞬間に、なぜか手から片栗粉がアメーバのようにダラーンと落ちていってしまいました。何度やってもダラーンと液体になってしまうのです。この不思議な現象のことを「ダイラタンシー」と言います。初めての感覚に、子どもたちは大興奮!このなんとも言えない感触を楽しんでいました。サイエンスの先生はいつも子どもたちをわくわくさせてくださいます。心が動く体験が子どもたちの豊かな成長につながっています。
 この実験は水と片栗粉だけで簡単にでき、万が一、口に入っても安全なので、ぜひ皆さまにもおすすめです。この夏、ご家庭でもやってみてください♪

 

あさがおが咲いたよ! #自然との関わり #生命尊重

 年長さんが一人一鉢、大事に育ててきたあさがおですが、間引きをしてからぐんぐんと育ち、蔓がでてきたので支柱を立てました。7月は暑い日が多く、毎日の水やりをかかさずしてきました。ある日、今までになかった、とんがっているものを子どもたちが発見!色付いているものもあり、興味深く観察していました。
 ある朝、植木鉢を見に行くと、なんとステキなお花が咲いているではありませんか!毎日お世話をし、名前を呼んで可愛がってきたあさがおさん、遂にお花が咲いて、子どもたちは大興奮でした。これまで、年少さんや年中さんにも成長していく様子を見てほしくて、写真でお知らせしてきましたので、幼稚園のみんなも、あさがおが大きくなっていく様子を楽しみにしてくれていました。年中さんは、ひまわりを育て、お花が咲く喜びは知っているので、次は年長さんの番だね!と応援してくれていました。あさがおが咲いて、他の学年のお友だちもいっぱい喜んでくれました。自然に触れて心を動かす体験をしています。

 

年長さん主体の七夕こども会 #主体的活動 #協同性 #対話

 7月7日(金)、七夕こども会を行いました。この会は年長さんが企画、プロデュースした会でした。「年少さん、年中さんに楽しんでもらいたい」という思いから、どんなことをするのか、みんなで相談しました。昨年の年長さんは、七夕物語を一人一文ずつ読み聞かせしてくれました。そしてハンドベルで♪「きらきらぼし」を演奏してくれました。それを見てきた今年の年長さん、今回は何をやりたいのか聞いてみると、たなばたクイズ、星キャッチゲーム、ハンドベルの4つのアイディアが出てきました。普段からクラスでお友だちに出してきたクイズを「小さい子たちにも出したい!」と思ったようです。星キャッチゲームは、色々な準備を進めていくうちに、「星たから探し」になりました。小さなお友だちたちが楽しめる方法を考えていくうちに、だんだん変わっていったのです。手話は、クラスで♪「世界中のこどもたちが」を手話で歌った経験があり、七夕の歌でもやってみたいと思ったそうです。そして、ハンドベルは昨年の年長さんを見て「やってみたい!」「年長さんになったらあれをやるんだ」とずっと思っていたようです。
 準備を始めると、子どもたちが進んで考えて行動する姿がたくさん見られました。ハン
ドベルの練習を集まってやっていたり、星たから探しに必要な星を大量に用意していたりして、七夕こども会に向けて楽しんで準備をしていました。会の成功に向けて、考えたり
工夫したり、協力したりすることをとおして、お友だちとの対話が生まれ、一緒にがんばることの楽しさを感じていました。
 七夕こども会本番では、1人1役、係のお仕事をしました。小さなお友だちに喜んでもらい、充実感を存分に感じていました。クラスみんなが共通の目的に向かって主体的に向き合い、やり遂げたことで、協同性が深まりました。