月別アーカイブ: 2025年7月

【チャレンジ力・思いやり】遠足

1年生の遠足の「舞台」は、「子どもの国」でした。

当日は天気にも恵まれ、桐蔭小の児童の目指す「6つのキーコンピテンシー」の中の、特に「チャレンジ力」と「思いやり」を育む目的で行いました。

そのコンピテンシー「チャレンジ力」と「思いやり」を仲間と楽しみながら育むイベントとして、今年も、「シールラリー」を行いました。

しかし、これは、1年生にとって、ただの「シールラリー」ではありません。

これは、

1.広い「子どもの国」(の一部分)を範囲とし、
2.引率の先生たちが点在して「安全確保」はする中で、
3.しかし、1年生(の背丈の)目線では、「他の小学校や幼稚園の人たちも大勢いる中で、常に自分の学校の先生たちが見えている訳ではない」という状況で、
4.「シールラリー」の範囲の「地図」と
5.「シールラリー」直前に「下見」も兼ねてクラスで散歩したときに見た「光景」を頼りに、
6.「次は、こっちだよ。」とか「あそこじゃない?」などと話し合いながら、
7.先生のいる4地点の「ミッション」をこなして回る「先生たちオリジナル」のイベント

なのです。

私たち引率者は、⑦を作るに当たって、次のように考えました。

・③の「困難な」状況を乗り越える経験が、貴重な経験となる。そのためには、①と②も併せた環境が必要。

・そんな状況で頼りになるのが④や⑤、であることを体感して欲しい。

・①~⑤があるからこそ、⑥の「話し合い」がリアルなもの、絶好の経験になる。

 

そのために、「出来合い」の「遠足メニュー」ではなく、「ねらい」を達成するための「先生たちオリジナル」のメニューを用意しました。

さらに、

8.約 1時間の時間を設定し、伝え、

9.グループの中で「早く先に行きたい。」「どんどん行こうよ。」という考えの人も大事な「エンジン」になりますし、込み具合などで回る順番を改めて考えるなど慎重に広い視野で見られる人の「役割」も大事になってくる、

ようにしました。

実際に、その「協力」や「葛藤」の様子が、「小1の最初」という段階でも結構見られ、いい「グループワーク」になっていました。

1年生にとっても、私たち引率教員にとっても、中身の濃い「ドキドキ」「ワクワク」の約1時間でしたが、結果、すべてのグループが時間内に 4つのミッションを回り切ってゴール地点に戻ってきてくれました。

今回の経験が、今後さまざまな場面で活きてくれることを願っています。