チャレンジ」カテゴリーアーカイブ

【チャレンジ力・思いやり】3年 宿泊

3年生 宿泊学習 ~箱根での1泊2日~

9月26日(金)~27日(土)、3年生は神奈川県箱根へ1泊2日の宿泊学習に行きました。今回子どもたちが達成しようと気を付けたものは「思いやり」と「チャレンジ力」です。親元を離れての生活を通して、友だちと助け合い、挑戦することを大切にしました。

1日目

学校を出発した子どもたちは、まず「森のふれあい館」へ。クイズラリーではグループごとに森の中を巡りながら協力し、クイズを解きました。クラフト作りでは自然素材を使って思い思いの作品を仕上げました。午後はビジターセンターでのフィールドワークです。センターの方に説明を受けながら、森の中を歩き、植物や虫を見つけ、自然に親しみました。班活動で、仲間同士で声をかけあって、楽しく過ごすことができました。

(クイズラリー)

(クラフト作り)

(フィールドワーク)

その後、宿泊先のホテルでの生活が始まりました。食事や入浴の場面では、友だちのことを考えて順番を守ったり、自分の役割を果たしたりと「思いやり」の心を実践する姿が多く見られました。

 

2日目

朝はまず部屋の整理整頓から始まりました。自分の荷物だけでなく、友だちのことも気にかけながら協力して片付けを行い、出発準備を整えました。その後、おいしく朝食をいただき、ホテルを出発しました。

次に訪れたのは「生命の星・地球博物館」です。学芸員さんの話に熱心に耳を傾けて、班での見学では迫力ある恐竜の化石や鉱物の展示に目を輝かせていました。昼食をとった後、一路学校へ。帰りのバスでは、楽しかった活動を振り返りながら友だち同士で感想を語り合う姿が見られました。

わずか1泊2日ではありましたが、子どもたちは集団生活の中で思いやりを持って行動すること、また新しい体験に挑戦することの大切さを実感しました。これからの学校生活にも、この経験が大きな力となりそうです。

学校に帰ってから、行動班とホテル班での振り返りを行い、学んだことを各班でまとめました。これからの宿泊行事に大きくつながりそうです。

(行動班)                     (生活班)

国語では、個人の記録として、ロイロノートで一番の思い出を日記にまとめました。

行動班では、一緒に行動した仲間と楽しかった思い出を振り返り、活動の様子を大きな紙にまとめました。

 

 

【創造力・エージェンシー・チャレンジ力】6年生 総合探究

本校では、今年度より教科と絡めた探究学習を進めていく中で、学年に応じて段階的に探究テーマを設定し取り組んでいます。各学年の段階としては、3年次「パラスポーツ(障がい)」、4年次「福祉(高齢者)」5年次「福祉(外国人、貧困)」6年次「私たちがつくる多様で豊かな未来のまち(興味・関心×多様性)」と設定しています。

その中で、今年度の6年前期の総合探究では、「多様で豊かな私たちの未来のまちづくり」というテーマに向けて、まずは過去と現在の暮らしの比較から暮らしの違いに着目し、次に私たちを取り巻く環境の変化、そして時代背景に伴う暮らしの変化や物について調べ話し合ってきました。また、本テーマである「多様で豊かな私たちの未来のまち」という誰もが見たことも経験もしたこともない空間について、1人1人がどのように捉えているのかを確認しながら進めてきました。例えば、「豊かなまちとはどんなまちなのか」「誰にとって豊かなまちなのか」を考えていく際に、そもそも「豊か」とは何かという疑問が子どもたちから生まれました。「豊か」といっても人によって内容も基準にも違いがありますが、そこで共通していたのは、便利なものが増えることで生活はより豊かになっていくのではないかという考えでした。また、それらの便利なものは、自分だけではなく、外国人やお年寄り、小さな子どもや障がいを持っている方々にとっても便利であるということ、また、人類と共に生きるすべての生き物にとっての便利なものであることも全体で確認しながら進めていきました。

未来のまちづくりへ向けての第一段階の取り組みとして「生活を豊かにする便利なもの作り」という課題にまずは挑むことになりました。何もない状態から新たなものを生み出す活動は、決して簡単なことではありません。しかし、子どもたちの発想や世界感はいつもこちらの予想も超えてきます。自分たちのイメージが具体的な形となり、そこに便利なものの説明が詳しく加えられることでよりそのものが輝きを放ちます。そんな子どもたちの考えたものを授業参観でのポスターセッションで保護者の皆様に観ていただきました。

第一段階では、「こんなものがあればいいな。」「こんなのあると面白いな。」と、自由な発想のもと具体的なものつくりの経験を踏みました。いよいよ最終段階の「多様で豊かな私たちの未来のまちづくり」についての話し合いが始まります。

まずは、「多様で豊かな私たちの未来のまち」の「多様」「豊か」とは何かに着目し、それらを構成していく要素を全体で絞っていく話し合いの時間を設けました。この時点では、子どもたちの考えは様々で、それらをたくさん挙げていきながら、豊かなまちのイメージを広げていきます。また、それと併せて未来のまちを想像した時に、まちや社会を取り巻く課題・問題についても考えていくことにしました。理由としては、今後予想される社会問題や環境問題、あらゆる状況におかれている人々の生活に目を向けることで、自己中心的な解釈ではなくより広い視点で考えていけること、さらに一時的に豊かなまちではなく、持続可能なまちつくりを意識しながら子どもたちは話し合いを進めてきました。

自分たちが生活している桐蔭学園の白地図に、まずは個人で自分の考えるまちのマップを作成しました。その後は、「個から協働へのステップ」に入ります。全体を3つのグループに分けて、互いの考えを共有しながらグループでまちをつくっていきます。それぞれの考えを1つのものに落とし込んでいく作業は大変時間を要します。1学期末にスタートした話し合いは夏休みに入ってからも続きました。夏休み中は、対面での話し合いはできないため、ロイロノートの共有ノート機能を活用しながら話し合いを進めました。夏休みということもあってなかなか全員が揃っての話し合いが出来なかったようですが、3グループ共に少しずつまちができあがっていくのが見て取れました。

夏休み中にマップはある程度形になり、2学期にはそこからまちの説明方法の検討に入りました。3つのグループ中、2グループはマップをもとにジオラマを制作しての説明、1グループは巨大なマップの制作とおすすめエリアのミニチュア模型での説明することとなりました。

限られた制作時間ではありましたが、第一段階として取り組んでいた「生活を豊かにする便利なもの」の経験と、あらゆる視点から課題に迫るための話し合いをしたことで、それぞれのまちのコンセプトが明確になりました。そのため、制作過程においては、どのグループも同じ方向性のもと、スムーズに進めることができました。ただ、紙面上でのイメージはできていたものの、それらを具体物に変換させていくことの難しさを子どもたちは感じていたようで、イメージをどのように形にしていけばいいのか、グループごとに対話を重ねながら進めていました。

総合探究の前期最終日にはそれぞれが作ったポスターやジオラマ、ミニチュアを提示しながら、グループ全員で「私たちが考えた、多様で豊かな私たちの未来のまち」を紹介することが出来ました。

【今回の総合探究「多様で豊かな未来のまち」を終えて】

本校では、先の見えないVUCAの時代を生き抜くために子どもたちが「自律的な学習者」になるように育成することを目指して取り組んでいます。そのための資質・能力として6つのキーコンピテンシーを掲げ、それを具体的に教科の学習まで落とし込んで実施しています。また社会の急速な変化に対応するためには、自ら問題を発見し、柔軟な解決策を見つける力が求められおり、その中で批判的思考力や問題解決能力、そしてコミュニケーションスキルといった、現代社会で必要とされる力を育むために、「探究的な学び」が重要な役割を果たすことを考え、4 年前より「総合」のカリキュラムから見直しをはじめ、今年度より新しいカリキュラムのもと「総合探究」として取り組んできています。

また、総合科は各教科との横断的な学びを集約する教科でもあります。そのため、今回の学びにおいても、社会科、理科などの教科との関わりなどを子どもたちに意識して学習することを取り入れてきました。そうした学びを集約した形として、中間発表としてのプチポスターセッションと最終発表(ポスターセッション、模型、動画、ジオラマ)の時間を設けました。

その上で、子どもたちは本テーマと自らの生活を結び付けながら考えつつ、誰も見たことも経験もしたことのない未来を創造する楽しさや、夢、希望を感じながら最終テーマの目標に到達することができたよう思います。これは、最終テーマにのみ焦点を合わせての展開ではなく、探究学習において最も重要である「課題の設定(本質的な問い)」を大事にし、段階を踏んだ展開があったからだと実感しています。

さらに、今回のテーマのように何もないところから新たなものを生み出そうとする取り組みを何度も取り入れています。実際にはそれらの活動を苦手とする子もいますが、そんな時も、グループ内での相互のやり取りや他者の考え、価値観を知ることで、自らの思考の幅を広げ価値観を見出すヒントともなったのではないかと感じています。

今回の総合探究の実践を終えて、たくさんの対話がありました。たくさんの課題がありました。そんな中、「個⇨協働⇨個」の取り組みによって互いに認め合う文化の向上と、自ら考え生み出す力を今後も育てられたのではないかと感じています。

この経験を、次への学習や生活そして自らの生き方に活かしていけることを期待したいと思います。

 

【思いやり・チャレンジ力】4年生鎌倉宿泊学習

    9月19日(金)・20日(土)に4年生は宿泊学習を行いました。鎌倉を宿泊地とし、観音崎自然博物館と新江ノ島水族館で活動をしました。

 この宿泊は海をテーマとしており、4年生社会科にある水の単元と結びつけながら事前学習を進めていきました。授業の中で、「水の循環」というキーワードを学び、自分たちの健康なくらしにはきれいな水が欠かせず、きれいな水を確保し続けるためには水源や川だけでなく、きれいな海も保たれていかなければならないことに気付きました。そこで、宿泊に向けて海をテーマにした探究的な調べ学習を行い、現在、どのような問題が海にあるのかを1人1人が調べていきました。

 こうした学びをした上で実際に海の様子を、ビーチコーミングを行うことで観察することにしました。ビーチコーミングでは観音崎自然博物館のスタッフ・ボランティアの方々が専門的な知識を持っており、貝や生き物、植物、岩石など様々な質問に答えていただけました。ビーチコーミングをしていると、「ここにもあるよ」「きれいなシーグラスだなぁ」と子どもたちはたくさんのきれいなシーグラスや陶器の破片を見つけました。一方で、「なんでこんなものまで落ちているのだろう」「シーグラスや陶器が貝殻より多いかも知れない」と、思っている以上に人工物がたくさん漂着していることに気付きました。きれいなものやめずらしいものも実はもとをただすと海洋ゴミであり、事前に調べてみたことと実際の様子を目にしたことで実感を持って海洋ゴミの問題を捉えることができました。

 ビーチコーミングが終わったあとは、観音崎自然博物館の中で展示の見学と海藻標本づくり、博物館の方から三浦の海と水産業についてレクチャーを受けました。展示にはタッチプールや相模湾の深海から見つかった生き物の標本など、この場所でしか見られない貴重なものをたくさん見ることができました。この体験したことや見学したこと、学べたことを、国語で学んだ新聞づくりを生かしてB5判のはがき新聞にまとめました。タイトルは「観音崎自然新聞」です。

 2日目には新江ノ島水族館へ行き、グループで見学を行いました。大迫力の相模湾大水槽など、深海から海岸の生き物まで、多岐にわたる海の生命について学んでいきました。イルカショーでは飼育員の方と息ぴったりなイルカの姿に目を輝かせていました。たくさんの展示がされていますが、単に生き物を観察するだけでなく、その背景にある生態系や科学研究、環境問題まで、幅広い視点での学びができました。

 また、クラスメイトと一泊をともにするということも、宿泊学習の大きな学びです。一泊とはいえ、寝食を共にすることは普段の生活とは違って、少し我慢が必要なことも出てきますので、仲間への思いやりの気持ちを意識する必要があります。まずは自分がどんなことに気を付けたいかを考え、それがどのキーコンピテンシーに関わるのかをまとめました。そしてそれを持ち寄って話し合い、部屋ごとに具体的にどんなことに気を付けて、部屋での活動をどのようにしたいかを話し合いシンキングツールでまとめ、それを室員表としました。スケジュールを自分たちで守ることや整理整頓など、声を掛け合って取り組む様子が見受けられました。

 夜はレクリエーションで、クラスごとに考えたレクを学年みんなで行いました。それぞれのクラスが限られた時間の中で話し合い、持ち時間と会場の様子といった条件を考えて、これならば学年全員で楽しくできるのではないか、というものを決めていきました。1組は絵しりとり、2組はビンゴ大会、3組は大根抜きとロープウェーゲームを行い、大いに学年全体で盛り上がり、楽しく宿舎で過ごすことができました。

 一人ひとりが課題を見つけ探究した探究心。学年みんなで楽しむために知恵を出し合ったレクリエーション企画。今回の宿泊学習は、子どもたちの旺盛なチャレンジ力に満ちていました。同時に、寝食を共にする中で生まれた、仲間を気遣う思いやりの心は生きた学びとなり、今後の生活にきっと生きていくものになると思います。

 

【チャレンジ力・思考力・メタ認知力・思いやり】1年生 野外活動

この野外活動の「ねらい」の一つは、「五感をはたらかせること」でした。

そのために、「魚のつかみ捕り」「川遊び」をすることのできる「清川リバーランド」さんでの「野外活動」を、今年も行うことにしました。

とはいえ、一般的に「川遊び」には危険も伴いますので、事前に、「生活科」の授業で「安全学習」を行い、当日も保護者の方々にご同伴いただき、「安全」を見守っていただくサポートをしていただきました。また、保護者の方々には、バーベキューの準備と片付けのご協力もいただきました。

その結果として、1年生たちが「どう五感をはたらかせたのか」を、彼らが後日書いた「シンンキングツール」へのメモとそのメモを基に書いた「絵日記」から抽出し、ここにお載せします。

【絵日記の文章に複数の記載があった内容】

・「水が流れる音が気持ち良かった」こと

・「つかみ捕りのニジマスが『にゅるっ』としていて動きが素早くて捕まえづらかった」こと

・「川の水が冷たかった」こと

・「小さなカニや魚が見つかった」こと

・「葉っぱを川に流して遊んだ」こと

・「川の浅いところで友だちとすべり台みたいに水に流れて遊んだのが楽しかった」こと

・「川で水を掛け合って遊んだ」こと

・「つかみ捕りをしたニジマスをバーベキューで焼いたら、しょっぱくてやわらかくておいしかった」こと

「野外活動」を通して、以上のように、「五感をはたらかせること」ができました。

 

【チャレンジ力・思いやり】3年生遠足「相模原麻溝公園」

6月26日(木)に相模原麻溝公園にて3年生の遠足が行われました。

今回の遠足の主なねらいは,班活動を通して協力することの大切さを学び、友達との交流を深めることです。

3年生になって初めての遠足。子どもたちが期待に胸を膨らませている中、当日は天候に恵まれ全ての活動を予定通り行うことができました。

現地に着くと、広々とした芝生の広場が子どもたちを迎えてくれました。その光景を目にしただけで、一気に開放的な気分になります。そして,草木の生い茂る小道を通り抜けたその先に「ふれあい動物広場」があります。そこで子どもたちはモルモットにエサをあげる貴重な体験をしました。膝にのったモルモットはフワフワで,餌のニンジンをポリポリおいしそうに食べています。始めは恐る恐る触れていた子も、その可愛さにどんどん笑顔になっていきました。

触れ合い体験の1回の人数は限られているので、待っている間動物園を見学したり、クイズラリーで公園一帯を探検したりしました。特にクイズラリーでは、友だちと協力して公園に関する問題の答えを一生懸命探しました。汗だくになって歩き回ったおかげで,公園のことをよく知ることができました。

そして、あっという間にお昼の時間になりました。お弁当は芝生広場にレジャーシートを敷いて食べました。日差しは強かったものの時折吹く風が心地よく、どの子も満足そうにお昼の時間を楽しんでいました。

お昼の後は自由行動です。フィールドアスレチックでは大小様々な遊具に挑戦している子どもたちの姿がありました。かなり難しい遊具もあって、登ったはいいが降りられなくなった子もいましたが,そんな時は友だちの声掛けに勇気をもらい頑張って克服することができました。また、展望台に上って優雅に360度のパノラマ風景を眺める子どもたちもいました。

3年生の子どもたちにとって今回の遠足は、動物と触れ合うことで小さく弱いものに対する思いやりを芽生えさせ、アスレチックなどの経験で挑戦することの楽しさや友達との助け合いを学んだ思い出に残る一日だったと思います。そして、班活動で仲間と過ごすことで、友達の今まで見えていなかった良いところが見られたり、新しい考え方に触れたりすることができました。動物園を回っている時、お弁当の時、友達を待たなければならないこともあったことでしょう。そんな時、友だちを急かすことなく思いやりの心で待ってあげていた子がたくさんいました。そういう交流の中からまた新たな友情が芽生えるのだと思います。今回の経験がきっと教室でも活かされることを期待しています。

 

【チャレンジ力・思いやり】1年生-遠足

1年生の遠足の「舞台」は、「子どもの国」でした。

当日は天気にも恵まれ、桐蔭小の児童の目指す「6つのキーコンピテンシー」の中の、特に「チャレンジ力」と「思いやり」を育む目的で行いました。

そのコンピテンシー「チャレンジ力」と「思いやり」を仲間と楽しみながら育むイベントとして、今年も、「シールラリー」を行いました。

しかし、これは、1年生にとって、ただの「シールラリー」ではありません。

これは、

①.広い「子どもの国」(の一部分)を範囲とし、
②.引率の先生たちが点在して「安全確保」はする中で、
③.しかし、1年生(の背丈の)目線では、「他の小学校や幼稚園の人たちも大勢いる中で、常に自分の学校の先生たちが見えている訳ではない」という状況で、
④.「シールラリー」の範囲の「地図」と
⑤.「シールラリー」直前に「下見」も兼ねてクラスで散歩したときに見た「光景」を頼りに、
⑥.「次は、こっちだよ。」とか「あそこじゃない?」などと話し合いながら、
⑦.先生のいる4地点の「ミッション」をこなして回る「先生たちオリジナル」のイベント

なのです。

私たち引率者は、⑦を作るに当たって、次のように考えました。

・③の「困難な」状況を乗り越える経験が、貴重な経験となる。そのためには、①と②も併せた環境が必要。

・そんな状況で頼りになるのが④や⑤、であることを体感して欲しい。

・①~⑤があるからこそ、⑥の「話し合い」がリアルなもの、絶好の経験になる。

 

そのために、「出来合い」の「遠足メニュー」ではなく、「ねらい」を達成するための「先生たちオリジナル」のメニューを用意しました。

さらに、

⑧.約 1時間の時間を設定し、伝え、

⑨.グループの中で「早く先に行きたい。」「どんどん行こうよ。」という考えの人も大事な「エンジン」になりますし、込み具合などで回る順番を改めて考えるなど慎重に広い視野で見られる人の「役割」も大事になってくる、

ようにしました。

実際に、その「協力」や「葛藤」の様子が、「小1の最初」という段階でも結構見られ、いい「グループワーク」になっていました。

1年生にとっても、私たち引率教員にとっても、中身の濃い「ドキドキ」「ワクワク」の約1時間でしたが、結果、すべてのグループが時間内に 4つのミッションを回り切ってゴール地点に戻ってきてくれました。

今回の経験が、今後さまざまな場面で活きてくれることを願っています。

 

【チャレンジ力・思いやり】田植え

5月28日(火)に5年生が田植えを行いました。まず、1週間前に代かきを経験しました。田んぼに裸足で入るという経験は初めてというお子さんが多く、最初はおそるおそる入っていた子どもたちも徐々に足の感触に慣れてきました。普段できないことにチャレンジする機会は非常に大切です。

そして、迎えた田植え当日、天候に恵まれ、営繕部の方、保護者の方の準備・お手伝いのご協力もあり、無事に終えることができました。最初は泥に足を取られて戸惑っていた子どもたちも、少しずつコツをつかみ、まっすぐ苗を植えられるようになっていく様子がとても印象的でした。また、お話を真剣に聞き、食べ物の大切さや農業の苦労に気づく姿にも感心しました。この体験を通して、自然や食への感謝の気持ちを育んでほしいと思います。

田植えが終わり、子どもたちと今日の田植えについて振り返りを行いました。

「今日の田植えの広さでどれくらい収穫できると思う?」と聞くと、「10㎏」「20㎏」「100㎏」と色々な予想をしていました。実際は40~50㎏らしく、それを聞いた子どもたちは「へえ~」と驚いていました。

では、50㎏はどれくらいなのか確認してみました。

5㎏4000円を超えたと話題になっているお米です。

お米一袋が5㎏と分かると、子どもたちは計算を始めます。

「ということは今日の量で4万円くらい?」

「4万円あればたくさん遊べるね」

「でも、結構大変だったよ」

「稲刈りまでするんだよね」

「え。それじゃ安いね・・・」

などなど、自分なりに思考を膨らませていました。

「みんなは観察や稲刈りなどをこのあとするけど、実は雑草をとったり、水の管理をしたりと営繕部の方が色々と手間暇をかけてくれてくれているんですよ。」

「運んだり、お店で売ったりする人にもお金を払うので、農家の方にそのままお金が入るわけではないよ」

「農家の方はもっと広い田んぼで機械使って行うので、実際は今日ほど大変ではないかもね」

など、今日の経験だけでは分からないことを伝えました。

すると、「やっぱり大変だ!」「お米を大切に食べないと」「もう少しやってみないと分からないよ」などと、色々な感想を持つことができたようです。実際に体験してみることで、本や映像で見ていただけのことが本当はどうなのかということを知り、また自分なりの疑問や課題を持ち、多角的に見ることで、「思いやり」の気持ちにつながって欲しいと願っています。

子どもたちの日記の一部を紹介します。

「田植え」

今日はいい天気でした。代かきの時よりも土がやわらかくなっていたので、転びそうになりました。植えるのは簡単ですが、位置が定められている上、田んぼ全体に植えないといけない仕事をやると思うと、足が棒になりそうです。大変な作業を通して、1年間もかけてお米が育っているので、改めてありがたく食べようと思いました。

「田植え」

今日は田植えでした。最初に田んぼに入った時は、土がとてもやわらかくて、意外と深くて驚きました。バランスが大事で、最初はおそるおそる歩きました。植え方を教えてもらったときには、何本かならできそうですが、全部は大変だと思いました。農家さんのすごさを改めて知りました。

「田植え」

今日は田植えをしました。土に苗を植えるのが難しかったです。最初に土に触れたときにあまり慣れていなくて、声を出してしまいました。お母さんもぼくも初めての経験なので色々と難しいことはありましたが、楽しかったです。ぐんぐん育ってほしいです。

 

【創造力・チャレンジ力・メタ認知力・思いやり】教育実践「音楽会」~思いを音楽で表そう~

音楽会は、2月14日(金)~2月28日(土)に行われました。

今年も、保護者の皆様に直接ご覧いただくことができ、子どもたちの喜びも大きかったと思います。ありがとうございました。

 

1年生にとって、はじめての音楽会でした。曲は「はるなつあきふゆ」と「きらきら星」です。音楽の授業でこれらの教材を深めていき、子どもたちは「もっと小さい部分を弱くしたい」「もっと弾んで演奏したい」など、どんどん発想が広がっていきました。音楽会のことは少し秘密にしておき、作品にどんどんこだわりが生まれたときに「実はお父さんお母さんにも聴いてもらえる音楽会があるよ」と伝えました。その時の子どもたちが大喜びしていた笑顔は忘れられません。当日は心のこもったこだわりの演奏を披露してくれました。

2年生は、「ゆうやけ こやけ」の様子を思い浮かべて歌いました。1番と2番で違う情景を声に表せるように工夫しました。また、「アイアイ」では楽しい歌声と鍵盤ハーモニカなどの合奏で演奏しました。いろいろな楽器を聴き合いながら音を合わせるのは、なかなかうまくいきませんでしたが、練習をくりかえしていくうちにそれぞれの役割を考えてできるようになってきました。最後に「勇気100%」を元気いっぱいに歌い、みんなで仲良く発表する喜びを味わうことができました。

3年生は、「エーデルワイス」と「ミッキーマウスマーチ」の合唱奏を行いました。エーデルワイスの歌は、真っ白でかわいらしい花のイメージには、どのような声がふさわしいかを考え、裏声で美しく歌えるよう、練習を重ねました。ミッキーマウスマーチの合奏は、雰囲気をがらりと変えて、楽しくてはずむような演奏の仕方や歌い方を目指しました。本番は、自分たちのイメージする世界を、しっかりと表現できたと思います。

4年生は、「オーラリー」の二部合唱と「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」の合唱奏を行いました。合唱は、美しい響きをみんなで追求しました。合奏は、リコーダーと鍵盤ハーモニカのバランスが整うよう、全員が納得するまで何度も調整を重ねました。拍にのって楽しい雰囲気で演奏し、歌うことができたと思います。

 

5年生は、「君をのせて」の二部合唱にチャレンジしました。美しい旋律をいかしてフレーズを考えながら、強弱の変化やハーモニーの美しさを表現できるように練習しました。また合奏「アフリカン シンフォニー」では、リコーダーと鍵盤ハーモニカをていねいに練習し、木琴やアコーディオン、低音楽器などと合わせて迫力ある演奏を目指しました。特にボンゴやコンガなどの打楽器は曲の雰囲気をつくる大切なパートですから、はっきりとしたアクセントになるよう何度も繰り返して練習したので、自信を持って発表できたと思います。

 

6年生は、最後の音楽会で「木星(合奏)」と「明日という日が(合唱)」を演奏しました。どちらも授業をベースに作品に取り組みました。子どもたち一人一人が、作品の特徴を捉えながら自分の課題と向き合い、少しずつ成長していく姿は音楽表現をどんどん変化させてくれました。子どもたちの中に「〇〇のような表現をしたい」が生まれてきたときに、音楽的な技能も知識も深まっていき表現が広がっていきました。音楽会を通して子どもたちが我々大人に、深まっていくことの大切さを教えてくれるような素敵な演奏となりました。

音楽会では、子どもたちはみな堂々と精いっぱいの自己表現ができました。これは、保護者の皆様のご協力はもちろん、子どもたち自身が、普段の授業をしっかり積み重ねてきた証です。

保護者の皆様へ1年間の学習の成果をお見せする、という目標に向かって、みんなで意見を出し合いながら練習を積み重ねてきました。子どもたちにとって、とても大きな力になったと思います。

これからも子どもたちのコンピデンシーの育成のために、音楽科は尽力してまいります。

 

 

4年栃⽊宿泊⾏事 教育実践【チャレンジ⼒・思いやり】

4年栃⽊宿泊⾏事 教育実践【チャレンジ⼒・思いやり】 2 ⽉13⽇(⽊)〜2 ⽉14 ⽇(⾦)に、4 年⽣の宿泊⾏事が⾏われました。4 年⽣にとって今年 度は2 回⽬の宿泊⾏事となります。⼦どもたちは前回の宿泊から「ステップアップ」することを ⽬標に準備を重ね、それぞれの役割を果たしました。 3〜6 ⼈の⽣活班に分かれ、班⻑、⾷事係、レク係、整理整頓係の役割を担当しました。今回は タイムキーパーの役割がなく、レクは⼦どもたちが主体となって⾏うなど、前回からの変化もあ りました。 整理整頓係は、宿泊前の準備においてまずどんな部屋で⽣活したいかを話し合い、「ケガなく安 全に過ごすために、部屋をきれいにする」という⽬標を決めました。その後、シーツの敷き⽅や 布団の畳み⽅、退所の流れを確認し、シンキングツールを使いながら、⾃分たちの役割を考えま した。

⾷事係は、前回からのステップアップを意識し、「楽しく快適に、マナーを守って、ご飯を美味 しく⾷べられるようにする。」という⽬標を⽴てました。⼦どもたちは事前に現地で出されるメ ニューや栃⽊の名産等についても調べ、チャレンジ⼒につながりました。また、現地では「上か ら」にならないように周りへの声掛けの仕⽅(思いやり)を⼯夫しました。 班⻑は、各班での話し合いの後、前回からいかにステップアップができるかを考え、全体の⽬標 を決めました。6つのキーコンピテンシーの「エージェンシー」につながるようみんなにわかり やすく⽂⾔に⼊れるのに苦労しました。

レク係は、「みんながよい思い出になるような盛り上がるレクを作る。」を⽬標に、準備を進め てきました。まず、みんなで宿泊当⽇までの⾒通しを⽴てました。前回のレクを参考にしなが ら、今回の準備の⾒通しを⽴てます。⽇時や場所を確認した後に、レクリエーションのアイディ アを出し合いました。

今までの経験から案を出したり、インターネットで調べたりしながら、たくさんの案を出す⼦ど も達。出した案について質問や意⾒を交わしながら厳選します。いくつかに絞ったところで「桐 蔭まつりの時みたいに屋台にして、いくつかのゲームを同時にやったらどうかな?」というアイ ディアが出てきました。桐蔭まつりの経験が宿泊でもいきています。その後意⾒を交わし合い、 各班で協⼒しながらゲームに挑戦する「協⼒ゲーム」を考案し、当⽇まで準備を進めてきまし た。準備が終わっていなかったところは、家で準備してきた⼦も⾒られ、主体的に活動に取り組 もうとする姿勢に感⼼しました。

当⽇は、各グループ協⼒しながらゲームに参加し、⼤いに盛り上がりました。係のみんなも、 予期せぬ事にも臨機応変に対応することができました。遊びに来てくれた⼈たちのことを考え⾏ 動する「思いやり」を⼤切にしながら、新しいレクにみんなで挑戦することができた「チャレン ジ⼒」、遊んでくれたみんなを思いながら準備を進めることができた「思いやり」を発揮しよう とする姿を⾒ることができました。 1⽇⽬、⻑時間バスに乗り、到着したのは「モビリティリゾートもてぎ。」強⾵のためキャス トウォークはできませんでしたが、キャストトークショーを通じて、この⼟地の⽣態系について 学び、植物や動物の⽑⽪に触れるなどの貴重な体験をしました。ITADAKI では⽣活班のメンバ ーと協⼒しながら数々の課題に挑戦し、迷路を進みました。最後に滑り台を滑り降りた⼦どもた ちの顔は、達成感で輝いていました。

次に到着したのは「⾃然の家みかも。」ここからは、いよいよ⽣活班ごとに活動がスタートしま した。整理整頓係の⼦どもたちはリネンやバスタオルを取って⾏くなど、係の仕事をしっかりと こなしていました。また⾃分の家とは違うということを意識し、部屋ではお互いに思いやりを持 ちながら声を掛け合って過ごしていました。夜は⼤⾕⽯の絵付け体験を⾏い、2⽇⽬に⾏く⼤⾕ 資料館への期待を膨らませていました。

2 ⽇⽬の朝は、起床時間の6 時前からすでに準備を進めている班もあり、退所に向けてスムー ズに⾏動する姿が印象的でした。前回と⽐べると、どの班も余裕を持って⾏動していました。ま た、事前に配布されていたチェックリストを⼀つ⼀つ確認していき、担当班の先⽣に最終チェッ クをしてもらっていました。 その後、「⾃然の家みかも」で案内をしてくださったレゴさんにみんなで最後の挨拶をし、徒歩 で「いわふねフルーツパーク」へ移動。農家の⽅の話を真剣な表情で聞き、「とちあいか」につ いて学んだ後、いちご狩りを楽しみました。⼤きく⽢いいちごに⽬を⾒開き、いちごを⾷べ笑顔 を⾒せる⼦どもたちの姿が印象的でした。その後⼤⾕資料館へ⾏き⼤⾕⽯について学んだあと、 最後に宇都宮餃⼦館で栃⽊県の名物・餃⼦を味わい、学校へと帰りました。

今回の宿泊で⼀つ⼀つの課題にチャレンジし、また⼀歩、⼦どもたちは成⻑したと思います。班 での⽣活では、宿泊することで、友達との関係も深まったと思います。今⽇の経験で得た達成感 や課題を今後の⽣活、5年⽣へ向けて活かしていってほしいと思います。 写真① 写真② 写真③ 写真④ 目標 自分が班のみんなにできること ケガなく安全にすごすために、 部屋をきれいにする みんなに声 かけをする 自分のものの 置き場所を決 めてもらう 自分のものの 管理は自分で できるように 声かけ 使ったもの をもとの場 所に戻す 落とし物がない か確認する 目標 自分が班のみんなにできること 先に綺麗にし てから遊んで もらうように 声をかける 整理整頓でき ていないとこ ろを見つけた ら、言う。 自分のとこ ろを整理整 頓する。 使ったらも とにもど す。 最後にきれ いか確認す る。 ケガなく安全にすごすために、 部屋をきれいにする 写真⑤ 写真⑥ 写真⑦

 

【思考力・チャレンジ力・メタ認知力】 体育の探究的取り組み

1年「鉄棒を使った運動遊び」

逆さ感覚や回転の間隔を身に付けやすい低学年の間に、いろいろな鉄棒を使った遊びを経験させたいと考えています。

①ぶら下がる②飛び上がる③下りる④揺れる⑤回る 遊びを通して、巧みに体を使うことを体験していきます。

①「ぶら下がり」

鉄棒の正しい握り方を学び、自分の体を2本の腕で支えることを行いました。最初は5秒でしたが、「もっと秒を増やして!」とチャレンジしました。「豚の丸焼き」では数の数え方も工夫し「1・2・3・4・5 チーン出来上がり!」と楽しい声掛けも出てきました。

②「飛び上がる」

鉄棒を握る幅について学び、「つばめ」を行いました。1段の高さから始め、2段、3段と高さにチャレンジしていた人もいました。

③「下りる」

逆さ感覚を身に付け、手を離す「こうもり」を行います。最初は怖くてなかなか手が離せなかった人も「がんばって!」という友達の励ましで手が離せるようになりました。「こうもりじゃんけん」では友達とタイミング合わせてこうもりを行い、その状態のままじゃんけんを行います。ゲーム感覚で繰り返し行うことができました。

④「揺れる」

少し高い鉄棒で「ぶらんこ」を行いました。繰り返し行うことで、長い時間鉄棒にぶら下がれるようになっていました。

⑤「回る」

逆さ感覚を身に付け体を丸め、前後,左右に回ります。「足抜き回り(前後)」「地球周り(左右)」に取り組んでいきました。

①~⑤を使って工夫して鉄棒遊びを行いました。「こうもりブランコ」「コアラ」「ブランコきょうそう」等、楽しい遊びを考え行いました。シンキングツール「フィシュボーン」を使ってまとめをしました。

最初は怖かった鉄棒もお友達と一緒に行うことで楽しく行えるようになりました。技の習得だけでなく、「高い鉄棒で行いたい!」「もっとすごいことをしてみたい!」と工夫の幅も広がり、深い学びの実践につながっていきました。

3年「走・跳の運動(かけっこ)」

調子よく最後まで走れるような自分に合った課題を見つけ、動きを身に付けるための活動や工夫を友達に伝えられるような取り組みをしました。

①「かけっこを速く走るために考えたことをクラゲチャートに書いてみよう」

1・2年生までで学んだ速く走るためのポイントや、自分で考えたことをクラゲチャートに書き出しました

②「速く走るための練習方法を考えよう」

走り幅跳びの単元の時はより遠くに跳ぶための練習方法を教員が提示しましたが、今回は、50mのタイムを計った上で、タイムをより縮めるためにはどのような練習をしたらいいのかを自分たちで考え、オリジナルの練習方法を作成し、友達に紹介して一緒に取り組みました。より速く走るために繰り返し練習に取り組む姿や、より良い練習方法を探している姿が見られ、深い学びの実践につながっていきました。

③「振り返りシート」

自分たちで考えた練習を踏まえて、もう一度50mのタイムを計り、これまでの授業を通して良かったこと・改善していきたいことなどそれぞれが感じたことを振り返りました。

3年生の「かけっこ・リレー」では、今までの授業を自分たちで活かしていたり、より良くしようと学びを深めていたりする様子が感じられました。

5年「マット運動」

5年体育での探究的取り組みとして、器械運動の「マット運動」を紹介します。

①「チャレンジしたい技を見つけよう」

初めに「マット運動」の基礎的な運動感覚を高める活動をしたあとに、自分がチャレンジしてみたい技(以下、「チャレンジ技」)を決め、その技の完成に向けて活動を積み重ねていく授業を行いました。「チャレンジ技」の基準として、いまもっている力ではまだなかなか成功しない技とすることで個人個人のチャレンジを促しました。

②「チャレンジ技を練習しよう」

まずは、自分の「チャレンジ技」のポイント(学習シートに書いてあるもの)を見ながら練習をしていきました。この段階の技の精度としては、ポイントを何となく頭では理解しているけど、実際にやってみるとなかなか思うようにできないといった状態です。自分がどういう動きをしているのかイメージするのが難しいため、友達が伝えてくれるポイントのみが頼りになります。

③「ICTを活用し、自分の動きを分析しよう」

ある程度練習を重ねたあとに、ICTを活用し、iPadで自分が「チャレンジ技」をやっている場面を友達に撮ってもらい、それを見ることで、どう動き方を改善していけばよいのか考えていきました。実際に自分の動き方を撮って見てみると、具体的に直さなければいけないポイントが見えてきます。そのポイントを学習シート上で“発見したポイント”としてまとめていくことで、次に「チャレンジ技」の練習をするときに、自分が何を意識して取り組めばよいかわかるようにしていきました。

④「分析したポイントを意識して練習を繰り返そう」

練習→撮影→ポイント分析→練習→…の流れを繰り返していく中で、子どもたちの技の精度もぐんと上がっていきます。撮影することで新たな自分の課題をより具体的に発見することができ、次のチャレンジにつなげていくことができました。技の完成まで辿り着いた子もいればまだまだの子もいましたが、自分の具体的な課題を意識して練習していくことで、多くの子が自分自身のチャレンジ技の精度向上につなげていました。

課題を試し、また新たな課題を発見していく流れを大切にしながら、今後も体育の授業をとおして子どもたちの成長を促していけたらと考えています。