月別アーカイブ: 2020年7月

5年 生き方探究(キャリア教育)の実践報告

本校の総合学習では、3つの柱を作り、取り組んでいます。その3つは、「環境・生命」「リーダーシップトレーニング」「キャリア(生き方)教育」です。5年生になると、本格的な「探究」活動が始まります。まずは、「求める」ことを大切にして、「探求」から始まります。やがて、学びが深まるにつれて、「求める」ことから「究める」ことへとつながっていきます。5年はまず「米」の学習をします。「生命」のテーマにつながる「探究」です。そして、6月には「田植え」を行い、現在も「米の調べ学習」に取り組み、深めています。秋には稲を収穫し、冬のもちつきへとつながります。
今回は、同時進行で取り組んでいる「生き方を探求しよう」という「探究活動」の実践報告です。まずは「自己理解」をしっかり行おうということから、「他の人の生き方」を参考にする「探求」が始まりました。そこで、「人生の先輩」として、音楽ディレクターの方や絵本ナビの編集者の方などから、「自分の好きなことを生かして現在の仕事をしている」というお話をビデオでいただきました。この取り組みの区切りとして、現在、テニスのトレーニングコーチをしている卒業生の小澤宏幸氏にZoomを使った生の声を聴く機会を得ました。以下、5年学年主任の吉川慎司教諭による「生き方探究」の説明と、小澤氏を迎える前説と当日の様子です。
【7月7日の実践~卒業生 小澤 宏幸氏を迎えて】
(指導概要)

(当日の前説プリント)


Zoomでの様子

ワークシートに書き込む

質疑応答を考える

 

登園・登校再開(幼稚園・小学校)

 7月から登園・登校が再開して1週間が過ぎました。
 笑顔の子もいれば、心配した面持ちの子もみられ、初日は様々でした。しかし、二日目になると、検温したり、ソーシャルディスタンスを守ったり、手洗いやうがいをしたりして、元気いっぱいに生活する様子が見られました。以下は、毎日の生活の中での幼稚園と低学年の担任の日誌にうかがわれる子どもたちの様子です。
 
【幼稚園】
 登校が始まって、初めての週末を迎えました。全員で過ごすと、密になる場面がいろいろあるので、どうなることかと気を揉んでいましたが、なんとか3日間を終えることができました。新しい生活様式に教員も子どもたちも、少しずつ慣れてきたと思います。今週は子どもたちも先生たちもみんな、気を張って過ごしていたので、週末にゆっくり休養して、また月曜日に元気に幼稚園生活を始められるように願っています。
 年少さんも、他のクラスの先生たちにお手伝いいただき、元気に遊び、給食をもりもり食べて帰っていきました。まだまだ朝の登園バスでお家の人と離れがたくて泣いたり、帰りに疲れて泣いてしまったりする子もいますが、保育時間中は楽しく過ごせているので、泣いている年少さんを幼稚園全体でサポートしていきます。   

 今日は、年長さんに、「バスの中で、泣いていたり困っていたりする年少さんがいたら、お世話をしたり面倒をみたりしてあげてね。」とホームルームで話すと、帰りのバスで、年長さんの中の一人が、眠いけど寝られない年少さんの頭をなでなでしてあげていたと園バス添乗の教員から報告がありました。年長さんにとっても成長のチャンスなので、異学年で関われることを増やしていきたいと思います。

      

 

【小学校】
~1年~

☆七夕の日
 今年はコロナ禍の中、例年のように「七夕子ども会」として楽しむことはできませんでした。しかし、それぞれのクラスで、短冊に願いごとを書いたり、笹竹を飾り付けたりして過ごしました。笹竹に短冊を結びつける作業を、子どもたち自身にさせてみました。すぐに助けを求める子がいるのではないかと心配していたのですが、どの子も、何とか工夫しながら笹竹に結びつけていました。自分なりの力で、あるいは友だちと力を合わせて困難に立ちむかおうとする気持ちの強さは、今後の生活に大きく影響します。
 今日は、なかなかよい感触を得ることができました。

  

 

~2年~
☆エダマメ収穫
 今日は校内にある畑に行って、エダマメの収穫を行うことができました。ところどころで霧雨になる時間がありましたが、気になるほどではありませんでした。湿度も高めで、なるべくレインコートを子どもに着させたくなかったのでよかったです。子どもたちは畑にたくさんできたエダマメに驚きながら収穫作業を行いました。初めは、おっかなびっくりだった子たちも徐々に作業に慣れていき、全員が無事収穫作業を終えることができました。学園の植栽の方々にたくさんお手伝いをいただきました。

☆七夕の日
 まず、「七夕とは何?」というところからみんなで確認を始めました。子どもたちには七夕にまつわる話を動画〈市川悦子さんのまんが日本昔話〉で見ました。七夕の成り立ちを知ってから、短冊書きと笹の飾りつけを行いました。この日は、エダマメの収穫で時間があまりなかったですが、子どもたちは七夕の雰囲気が感じられたと思います。

      

 

分散登園の実践(幼稚園)

 幼稚園の園児が分散登園を行いました。保護者の方に園まで送迎していただきました。今年度に入って、年長・年中・年少組の初めての登園の様子をそれぞれ紹介します。

【年長さくら組】6/24(水)
 久しぶりに幼稚園に登園したうれしさと、年長組になったうれしさで、笑顔いっぱいのさくら組さんでした。
ソーシャルディスタンスを保ちながら過ごすことを知り、実際にマークの上に立ってみて、お友だちと離れて立つという体験をしてみました。紙芝居を見たり、みんなで手遊びをしたりして、楽しく過ごしました。動画で見ていたあさがおとも、初対面を果たし、歓声を上げていました。
 7月にクラスみんなで会うのが楽しみです。


①玄関で、先生に熱を測ってもらいました。

 

②手遊びでお友だちとエアータッチ!!

 

③ソーシャルディスタンスマークの上に立ってみました。

 

④「先生のあさがお、すごいね!」幼稚園のあさがおを観察しました。

 
 

【年中ひまわり組】6/25(木)
 久しぶりの登園に、はじめは緊張気味の子どもたちでしたが、HRを進めるにつれて朗らかな笑顔がみられました。
 コロナ禍の中での、トイレや手洗い場の使い方や正しい手洗いのやり方を学んだあとは、手遊びしたり、絵本を読んでもらったりして、楽しく過ごしました。帰る準備をしていると、「もっと、遊びたかったなぁ。」と名残惜しそうな声が聞こえてきました。
 子どもたちが7月から安心して通えるよう、私たち教員も準備をしっかりしていきます。


①初めて会う園長先生とエアーハイタッチ

 

②ソーシャルディスタンスを守って、靴の履き替え。

 

③みんなで手遊びをして遊びました。

 

④先生が読んでくれる絵本を楽しみました。

 
 

【年少ひよこ組】6/26(金)
 年少さんにとって初めての登園でした。靴を履き替えるのも、先生と会うのも初めてなので、緊張している子もいました。
 HRが始まり、ごあいさつをしたり、名前を呼ばれて大きな声で返事をしたりすると、子どもたちは元気な声とかわいい笑顔を見せてくれました。手遊びをしたり、歌を歌ったり、紙芝居を見たりして、あっという間に時間が過ぎ、楽しい時間を過ごすことができました。
 7月からの登園が楽しみです。


①靴袋の開け閉めはなかなか難しいね。

 

②シール貼り上手にできました。

 

③自分のロッカーを確かめました。

 

④みんなで楽しく手遊び♪