メタ認知」カテゴリーアーカイブ

【思考力・メタ認知力】稲を育てよう

「これは何でしょう?わかった人は答えを言わずに立ってね」

上記は今年度最初の総合の授業の発問です。最初は「何!?」とわからなかった子たち。ただ、1枚1枚写真を見せていくと徐々にわかる子が増えてきます。「わかった!」と立つ子もいれば、「あれ?さっきはわかったけど、今の写真はわからない…」と逆に座ってしまう子もいます。子どもたちの理解が目で見て分かることがよかったです。

今年度1学期の5年総合のテーマは「イネを育てよう!」です。稲を育てることを通して、その育て方を調べたり、営繕の方に直接質問してみたり、調べたことを体験したりといろいろな学びのかたちを経験することで、探究的な学びのプロセスを子どもたちが身に付けられるようにしています。

まずは一人ひとりに「自分の育苗箱」を渡し、育てる活動を行います。稲は子どもたちが思った以上に育てることが難しく、水やりを怠ってしまい枯れさせてしまう子もいました。一方、日々稲のことを気にかけて育てている子の苗は元気に育ちました。枯れさせてしまった子には、その原因を考えさせた上で、こちらで育てていた別の苗を渡し「今度は元気に育てられるといいね」と伝えます。枯れさせて失敗することを経験した子は、そのことでより育てる意識が高まっていきます。

稲の育て方について調べていくと、稲を育てる方法として「バケツ」と「田んぼ」があることを知ります。「どっちにチャレンジする?」と聞くと子どもたちは「両方」とすぐに答えました。よって、両方の育て方にチャレンジ。子どもの「やりたい」を実現していきます。

「田んぼ」で育てる方法を調べていくと、今度は「田起こし」「畔塗り」「代かき」など知らない言葉に出会います。その内容を本やインターネットで調べていきますが、写真付きでわかりやすくなっているはずが、イマイチどうするものなのか理解できていない様子。一緒に動画をみたことで、初めて理解できたよう。その上で聞きます。

「代かき、やってみたい?」

調べて理解できたことを自ら実践できる場があることで、子どもたちの「やってみたい!」の意欲がより高まっていきます。

「代かきをする前の田んぼの様子も見てみたい。」ということで、田起こしを終えた田んぼを見に行きました。「ところでみんなは何を見に行くの?」と問うと「土の様子」。「なんで?」と問うと「田起こしでどれくらい土が細かくなっているかを確かめたい。」「どうなってると思う?」「水を入れる前だからきっと固い土だと思います。」「細かく砕いたんだから、こんなに小さな粒になっているよ。」と調べたことを踏まえていろいろな仮説がどんどん出てきます。その上で見に行きました。

「土は思った以上にごろっとしていました。」「畝の間には水たまりになっているところもありました。」その土を拾い上げてみせると「うわ、汚い!」という子どもたち。でも、こちらがさわっていると徐々に触れ始める子どもが増えてきます。自分の手で土の感触を味わいます。「表面にある土と少し掘ってみた土では、大きさや様子が全く異なり、掘った土は粘土状でした。」そういったことも実際に見て、触れてみたことで発見がすることができたようです。

代かき体験の日。今日は実際にはだしで田んぼの中に入ります。どろどろの中に入るのは、子どもたちにとってかなり抵抗があるようで、みな一様になんとも言えない表情をしながら入っていきます。

「うわっ、なにこれ!?」「気持ちわるっ。」と最初はなりますが、数歩進むと「いや、意外に気持ちいい」「楽しい!」という声に変わっていきました。耕耘機のハンドルを持ち、その振動を感じたり、動きが見られたりするのはかなり新鮮だったようで、とても楽しそうでした。

田植え当日。前日大雨でしたが、この日は見事に晴れました。5年学年スタッフを中心にサポートの教員がついたり、営繕の方も数名いたりして充実したサポートをしていただきました。それだけでなく、今年度は5年保護者の方にお手伝いを公募したところ、たくさんの方が参加してくださり、親子行事のような様子となりました。田植えの仕方も、事前に調べ学習で学んでいた子どもたちですが、実際にやるとなるとやはり簡単ではないことを子どもたちも良く知っており、営繕の方の説明・実演を熱心に聞いていました。

代かきの時には、一人ひとり田んぼに入りましたが、田植えはクラスの半分が一斉に入ります。友だちと感覚を共有できることがうれしいようで、笑顔がいっぱいでした。

①植える場所を手でならす。②苗を3,4本鉛筆のように持つ。③根っこが折れないように気をつけて田んぼに深く差して植える。➃植え終えたら一歩下がってまた①へ。説明は聞いたけれど、それでもわからないから近くにいる保護者にたくさん質問します。体験型の学びをすると、探究的な情報収集の在り方が自然とそこかしこで見られました。そのこともあとで子どもたちと共有します。

育苗箱から代かき、田植えとこれまでの流れの中で、子どもたちは楽しみながら確かな学びを得ています。今後は、体験したことも含めて1学期のこれまでの総合の学びをまとめ・発表する活動に進みます。どんな発表になるのか、今から楽しみです。

ここまでの学びを振り返りカードに書きました。

シンキングツールを使うと…

記録する観点に気づいたことで、内容がとても充実しました。

 

 

 

【思いやり・メタ認知】ようこそ1年生

4月8日(月)に、今年度の1年生が小学校に登校してきました。4月6日に行われた入学式は、小学校校舎ではなくシンフォニーホールで行われたため、1年生が小学校の校舎に登校するのはこの日が初めてになります。下足箱の位置も、教室の場所も、何もかもが知らないことだらけです。そのため、6年生が登校初日から1年生をお出迎えして、学校生活をスムーズにスタートできるようサポートを行っています。

6年生には、「1年生が不安な気持ちにならないように、また、これから一人で準備などができるようにするためのサポートをしてあげよう」と伝えました。役割がはっきりしている方が6年生としても動きやすいと思い、各クラス『下足箱お出迎えチーム』と、『教室お出迎えチーム』に分かれ、1年生を迎え入れる準備をしました。1年生と触れ合えることを楽しみにしている子もいれば、どうやって接すればいいかわからなくて不安に思っている子もいるようでしたが、「今日はまずできることをやってみよう」と声をかけ、お出迎えに向かいました。

1年生が乗ったスクールバスが到着し、1年生が下足箱に来ました。積極的に動き出した子から「何組?」「お名前は?」など1年生に声をかけ、各教室まで誘導しました。教室お出迎えチームも、教室に到着した1年生に声をかけ、ロッカーの場所を確認したり、トイレに一緒に付き添ったり、色々なサポートを行いました。準備が終わった後も1年生に積極的に話しかけ、コミュニケーションを取っている6年生もいれば、うまくコミュニケーションが取れず戸惑ってしまう6年生もいました。

初日の1年生サポートが終わった後、各クラスで振り返りを行いました。「うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」「今後に向けたアイデア」を観点として、まずは今日の自分の様子を振り返りました。その後、明日以降の自分たちのサポートがよりよいものになるためにそれぞれの振り返りを共有しました。「名前を覚えられた」「丁寧に説明してあげられた」などうまくいったところもあれば、「あまり自分から話しかけられなかった」「話が続かなかった」などのうまくいかなかったところもありました。うまくいかなかったところを、どう改善していくかについても、「準備が終わった後、好きなたべものを聞いたりして話した」「じゃんけんなど簡単にできるゲームを一緒にやった」など、子どもたち自身が実践して好感触だったものを意見として出してくれたため、対応に困っていた子たちも「なるほどね」と良いアドバイスをもらっている様子でした。

翌日は前日と違う役割でお出迎えをしました。1年生の目線に立って話しかけている様子、準備を終えると一緒に手遊びをしたり本を読んだりする様子など、昨日の経験や振り返りで得たものを生かしながら、1年生と接している子が多くいました。初日に比べると、1年生も6年生も緊張が少しほぐれたような雰囲気でコミュニケーションを取っているようでした。「今日は昨日よりたくさん声をかけられた」「顔を覚えてくれていた」など、手ごたえや満足感を得られた子が初日よりもたくさんいるようでした。

2日目もサポート終了後に振り返りを行いました。前日より手ごたえを感じつつも、「質問パターンが同じになってきたから工夫をしよう」「名前を覚えてもらおう」など、1年生に対してもっとできることはないかと考えている様子でした。

 

3日目以降は、自分がより積極的にサポートできる役割を選択し、1年生のサポートを行いました。日を追うにつれて6年生がすべての準備をやってあげるのではなく、1年生が自分一人で準備ができるように、ということを意識してサポートする様子が多く見られるようになりました。また、1年生と6年生の一対一のコミュニケーションだけでなく、1年生と1年生をつなげ、コミュニケーションの輪を広げようと工夫する様子も見られるようになりました。

単なる1年生のお手伝い係としてではなく、「1年生が自分の力で学校生活を送っていけるようになるため」にできることをそれぞれが考え、活動に向き合うことができました。自分で考えて行動し、その活動を振り返り、友だちのアドバイスをもらいながら自分の行動を変えていく取り組みを通して、6年生自身の成長にもつながったと思います。

 

【思いやり・メタ認知・エージェンシー】~4 年宿泊行事 上郷~

4年生は、2 月 15 日(木)~16 日(金)に、上郷森の家にて、宿泊学習を実施しました。4年生としては、夏の宿泊行事に続いて 2 度目の宿泊行事です。夏の宿泊では、実行委員を【全体の企画運営・しおりを作成するチーム】【ホテル、バス、公共の場所での過ごし方を考えるチーム】【みんなが楽しめるようなレクリエーションを考えるチーム】の3つに分け、進めていきました。
今回も冬の宿泊行事の実行委員が、この宿泊行事をどのようなものにしていきたいかを話し合いました。前回の宿泊の経験や反省を生かして、今回は【自分で考え、班で考えて行動すること】がテーマとなりました。

具体的には、

①公共の場では、静かにしよう。

 

②集団生活を意識しよう。

 

③自分の事だけではなくみんなの事を考えよう。

④自分で判断、行動できる 2 日間。 となりました。この目標に向かって、部屋での過ごし方や食事中、活動中などで何に気を付けるかを班で話し合い当日を迎えました。

1日目

『体験学習!はまぎんこども宇宙科学館!!』
はまぎんこども宇宙科学館では、班行動で体験学習を通じてアタマとカラダを全力で動かします。未来の天才科学者誕生か??


自分たちだけが楽しむだけではなく、班長を中心に周りの人たちへの気遣いも忘れずに!!
「走ったら危ないよ」「次はどこに行こうか?」色々な体験を楽しみ、友だちと科学の面白さを共有することができました♪
「これ不思議だね~」

『到着!上郷森の家!!そして大自然ハイキングへ』
今回お世話になる宿舎の『上郷森の家』に到着しました。
昨年度の4年生もこちらでお世話になり、施設の皆さまも快く迎え入れてくださいました。部屋はとても広く、ゆったりと自然の中で過ごすことができます。到着してからは、まずはハイキング!
上郷森の家のすぐ裏は、ハイキングコースとなっているので、その大自然を堪能します。
もしかすると、野生の動物が…?? 「あ!リスだ!!」「しっぽ大きい~♪」「かわいい~✨」

『動かせカラダ!広がる表現!!TO MY HERO プロジェクト』
「TO MY HERO」では、体を動かしながら表現力を磨いていきます。指導してくれるお姉さんからは、「うまく踊ることより、楽しむこと!」を伝えられ、自分でこの空間を楽しくするために、とにかく笑顔で体を全力で動かしました。
「体を動かすのって楽しいね!!」「ぃぃいいいやっほ~~~~~~~い♪♪」

『力を合わせて充実した生活を!』
「TO MY HERO」のあとは、食事やレク、部屋での生活があります。友だちとの絆を深める大チャンス♪♪家族との生活とはちがい、友だちとの共同生活だということを考え、事前に班で話し合ってきたことを実行していきます。整理整頓やタイムスケジュールなどを班で確認し、周りへの思いやりをもって考えた行動を忘れずに♪
「 友 だ ち と の 生 活 は 楽 し い ね ♪ 」「 そ こ ! ま ず は 片 づ け を し ま し ょ う ~ ! !

2 日目
『おこせ、火!役割分担で火おこし体験 そしてご褒美へ✨』
2日目の天気は快晴。子どもたちの活動にも笑顔が咲きます。さて、2 日目の午前は仲間と協力して火おこし体験です。まずは「薪割り」です。“オノを振って薪を割る”ではなく、“トンカチで叩いて薪を割っていく”「キンドリングクラッカー」を使って薪を割っていきます。「キンドリングクラッカー」は、ニュージーランドの 13 歳の少女が自らの経験を逆転の発想に変え、発明したアイテムだそうです。そんな知識も教えていただきながら、ケガをしないように薪を割っていきます。
「オノじゃないから危なくないね!」

無事、火がつけられたらご褒美のマシュマロ焼き~♪
「甘くておいしい~」「焦げちゃったけど気にしないよ!

『社会や科学でも学習した、ゴミ学習@プレパーク栄』
お世話になった上郷森の家を出発し、プレパーク栄へ。こちらでは、「廃油を使ったキャンド
ル作り」と「ゴミ収集車を見学し、ゴミ収集についての学習」を行いました。ゴミ袋に集めると
き水切りがどうして大切か、ゴミ収集車がどのような仕組みになっているかを学び、社会や科
学で学んできた知識がよりアップグレードされて子どもたちの力となりました。自分たちの生
活に密接したことなので、よい経験ができました。
「水分が含まれてると燃えにくいのか!」「ちゃんと分別しよ…」

2 日間、友だちと協力して、荷物の整理、時間の管理、お風呂、食事、体験学習など、何をしたらよいかどうしたらよいか、自分たちで考えて行動する場面がたくさんありました。時には自分勝手になってしまうことや反省することもあったかもしれません。これらを自らの経験とし、5年生の宿泊行事では、さらに成長した姿を見られることを楽しみにしています。友だちと過ごしたこの2日間で学んだことを今後の生活に生かしてほしいと思います。

 

 

【創造力・チャレンジ力・メタ認知力・思いやり】教育実践「音楽会」~みんなで一つの作品をつくりあげよう~

音楽会は、2月13日(火)~3月1日(金)に行われました。

インフルエンザなどの影響で1週ずれ込みましたが、何とか無事に終えることができました。

鼓笛隊と合唱団の発表において、学級閉鎖となった4年2組が参加できなかったことは、とても残念でした。

しかし、今年度は、コロナが落ち着いたこともあり、全学年の保護者の皆様に直接ご覧いただくことができ、子どもたちの喜びも大きかったと思います。ありがとうございました。

 

1年生は、「はるなつあきふゆ」と「きらきら星」を演奏しました。はじめての音楽会という中で子どもたちは1年間での学びを最大限生かして演奏に取り組んでくれました。「はるなつあきふゆ」では、季節ごとにイメージを持ち「強弱」という表現方法を一生懸命考え、「きらきら星」ではフレーズごとの旋律の特徴に合せて表現の変化を考え、歌と鍵盤ハーモニカで演奏しました。音楽会当日は、自分たちが学んだことを表現に生かすことが出来た素敵な演奏でした。

 

2年生は、「こぎつね」と「赤いやねの家」を演奏しました。昨年の学びに加えて2年生では「拍子」や「音楽の構成」などを学びました。その力を活かして「3拍子にのれるように」や「ABA構成のBの部分はもりあげたい」など2年生だからこそ出てくる音楽表現がたくさんありました。当日は、歌と鍵盤ハーモニカで見事にこだわりの音楽表現を実現してくれました。

 

3年生は、「山のポルカ」をリコーダーで演奏し、「赤いやねの家」「世界中の子どもたちが」を歌いました。曲想を思い浮かべて音色や声の出し方を工夫し、表情豊かに表現することに重点を置いて練習しました。少し難しい指使いにも慣れ、明るい声や優しい声など変化をつけて歌うことで、自分でイメージした雰囲気を伝えたいという思いがあふれる演奏になりました。

 

4年生は、「茶色のこびん」の合唱奏を行いました。授業で積み重ねたものを発表する、ということから、教科書の中の曲を選んでいます。リコーダーでは、息の使い方やタンギングのよる音色や響きに気を付けて、表現を考えました。拍にのって楽しい雰囲気で演奏し、歌うことができたと思います。また、子どもたちのサプライズ企画として、「2分の1成人式」も行いました。

こちらでは、子どもたちが保護者の皆様へ感謝のスピーチをし、「ありがとうの花」の歌をプレゼントしました。

 

5年生は、合奏「威風堂々」と二部合唱「気球に乗ってどこまでも」を演奏しました。合奏は耳慣れた旋律をリコーダーで堂々と演奏するために、タンギングや強弱をイメージして取り組みました。伴奏となる鍵盤楽器も単なる和音ではなく、行進曲をイメージして合わせました。合唱では歌詞の表現する世界をのびのびと歌うために想像を広げ、手拍子などで明るい雰囲気を作ってくれました。

 

6年生は、「いのちの歌」の合唱と合奏を行いました。合唱は、一人ひとりが歌詞の意味を考え、理解することから始めました。「人との出会い、共に生きていくことの喜びと尊さ」これをテーマに想いを込めて歌いました。

合奏は、楽器ごとに小グループを作り、お互いに聴きあい、サポートしながら練習を重ねてきました。譜読みの苦手な友だちのために、拍を言葉で刻んだり、オリジナルのカタカナ楽譜を作るなど、子どもたちの思いやりあふれた一面も見ることができました。

小学校生活最後の演奏は、とても良い記憶になったと思います。

 

合唱団は、「ペガサス」「リフレイン」「卒業の季節」の3曲を演奏しました。どの曲も、一つ一つの表現にこだわり「語頭」「語尾」の歌い方についてもたくさん考えて、子どもたちは素敵な音楽表現を披露してくれました。その中でも「リフレイン」はアカペラという難曲でしたが子どもたちは諦めることなく全力で練習に取り組んでくれました。その練習でのプロセスに大きな価値を感じる時間となりました、

 

鼓笛隊は、「ボギー大佐」「涙そうそう」「リトル・マーメイド・メドレー」の3曲を演奏しました。伝統的なマーチと、心にしみる歌、そしてミュージカル映画と、今までにない選曲でしたが、新しい世界にチャレンジしようとする様子が見られました。

今回の音楽会では、子どもたちはみな堂々と精いっぱいの自己表現ができました。これは、保護者の皆様のご協力はもちろん、子どもたち自身が、普段の授業をしっかり積み重ねてきた証です。

保護者の皆様に発表する、という目標に向かい、みんなで考えながら、協力して大きな家を築き上げるように音楽を作ってきました。

子どもたちにとって、大変大きな力になったと思います。

これからも、子どもたちのコンピデンシーの育成のために、音楽科は努力を重ねていきます。

 

【思考力・メタ認知力】漢字検定

今年度第 2 回から、本校を準会場とした漢字検定を実施し始めました。10 月に実施した際には 3 年生以上の実施でしたが、今回は 1 年生から 6 年生まで、全学年の希望者 198 名が参加しました。9 月から漢字を勉強し始めたばかりの 1 年生も 67 名参加し、それぞれの級でこれまでの学習の成果を確認しました。こういった公式の検定を受けるのが初めての子もいて、始まる前は「できるかな…」「こんなトラブルが起きたらどうしよう…」「難しいのかな…」と様々な心配にドキドキしている様子が見られました。しかし、終わってみるとなんだかすっきりした表情!感想を聞いてみると、「できた!」「楽しかった!」「思ったより簡単だった!!」「頑張って勉強してきてよかった~!!」と満足気でした。

本校では漢字への意欲関心の向上を図るため、昨年度から漢字の取り組み方を変えてきました。習った漢字を書けるようにすることに留めず、その漢字を使った熟語を集めることに力を入れるようにしました。漢字テストは、該当の漢字を使った熟語を書くことができると点数が加算されていく形に変更をしました。その結果、漢字の学習をする時間が増えた子が目立ちました。また語彙が増えた子や、まだ習っていない漢字にも興味を持って挑戦しようとする子も増えました。今回の漢字検定では、学年の該当級よりも上の級を受検した子が前回よりも増え、健闘が見られました。
これからも子どもたちのやる気を刺激できるような方法を模索して、子どもたちとともに私たち教員もチャレンジしていきたいと思います

 

 

【思考力・メタ認知・エージェンシー】町探検―自分の生活を支えてくれている人たちの仕事を調べよう―

2年生では生活科の単元「町探検」を、生活を支えてくれている人たちの仕事とそのやりがいに注目をしての学習を進めています。

まず授業では、自分がどんなところを通って、どんなものを利用して登校しているのかを振り返りました。家から学校までに電車やバスを利用していて、そこで働く人たちのおかげで安全に登下校できているということに気が付きました。

つぎに、働いている人たちはどんなことを考えながら仕事をしているのかを考えるため、身近にあるものから考えてみようと、本校にあるラーニングスペースの設置物について、どんな意図があってそれが置かれたのか予想を立てました。

予想を立てたあと、実際にラーニングスペースを作るときに中心的な役割を担った石故副校長にお話を聞き、子どもたちは自分たちの思っていた以上に、多くのことが考えられて設置されていることに気が付き、より良いラーニングスペースの使い方も考えることができました。

次に、世の中の人たちはどうだろうということから、都筑郵便局にお願いをして、見学をさせてもらいました。子どもたちは、どうやってたくさんのお手紙が一人ひとりの家に届くのか、そのためにどんな工夫をしているのか、郵便局の方の働き甲斐についてのお話を伺いました。

働いている人たちにたくさんの思いや考えがあることを学んだ子どもたちは、次にお家の方はどうなのかを調べてみることにしました。自分がお家の方のお仕事について、どんなことをやっていて、それはどんな人が喜ぶ仕事なのか、そしてどんなことを働き甲斐としているのかを予想してみて、その予想が合っているかインタビューを行いました。いつも関わっているはずのお家の方が、自分が知っていると思っていたこと以上にたくさんのことをしていることや、どんな人のために働いているのか、発見することができました。

こうしたことが掴めた上で、自分の生活を支えてくれている人にはどんな人がいるのかを改めてウェビングマップに書き出してみました。子どもたちは直接関わる人だけでなく幅広く、こうした人たちによって生活が支えられているのだなと書き出すことができ、子どもたちの認識の広がりを見ることができました。

子どもたちは、自分の生活を支えてくれているなと思う仕事について、より深く調べてみることにしました。お家の方へのインタビューを生かして、「どんなことをしているのか」「どんな人に喜ばれる仕事なのか」「その仕事にはどんなやりがいがあるのか」を調べてきました。今後はこの調べてきたことを、新聞の形にまとめる活動を行います。

子どもたちがもっと大きくなって自分のやりたい仕事について真剣に考えるときが来た時、この取り組みで学んだ働く人たちの努力や工夫、やりがいが、その一助となることを願っています。

 

【エージェンシー・メタ認知力】6年生修学旅行

11月20日(月)~11月22日(水)にかけて、6年生の修学旅行が実施されました。今年の目的地も京都です。
修学旅行での目標は以下の3つです。
①日本の文化遺産を実際に自分の目で見て、自分の足で歩いて確かめ、今後の歴史の学習に役立てる。
②規則正しく楽しい生活ができるように、各自が責任を持った行動をとる。
③思いやりのある思考・行動を心がけて、友だちや現地の方、支えてくださる方などと互いに気持ちよく過ごせるようにする。
今年の6年生は、1・2年生で宿泊学習を経験した後、コロナ禍となり、3・4年生では宿泊学習にいけませんでした。5年生のときには、農業を体験することをねらいとして、農家のお家や近くのコテージに少人数で宿泊しました。したがって、今回の修学旅行は学年全員で同一の宿舎に泊まってすごすのは本当に久しぶりの体験であり、子どもたちにとって②、③を積極的に意識して取り組む絶好の機会となりました。
今年度の修学旅行は、1日目に三十三間堂、二条城、金閣寺、3日目に清水寺、平安神宮、銀閣寺を全体で見学し、2日目は5・6人の小グループにて自分たちで見学地を設定し、行程表を作成、見学しました。
まずは歴史の学習を活かして、京都の史跡について個人で調べ学習を進めました。全体で見学する史跡を例にとり、調べ方・まとめ方を全体で確認。その後に自分たちが調べた史跡について、その由来や歴史的意義、豆知識などの情報を集めて、個人で見学地の候補を選定しました。選定した候補地について、小グループ(行動班)で集まって、それぞれプレゼンテーションを行いました。友だちのプレゼンテーションを受けて、その中から実際に行動班で見学する場所を決定していきました。

 

子どもたちが見学場所を選定する上で次のことをルールとして話し合ってもらいました。

 

 

①午前・午後それぞれ3つのエリアの中から一つずつエリアを選び、そのエリア内で見学計画を立てること。

②午前と午後の活動時間を示し、その中で見学できる順番・場所を選定すること。

 

こうして、行動班で見学する場所が決定しました。その後は、当日見学する行程表を作成していきました。知らない土地のことを考えて見学計画を立てるのは、旅行の計画を立てることと一緒であるため、子どもたちはワクワクして学習を進めていきました。

また、今年度も京都文教大学の学生さんのお力を借りて行動計画を作成しました。オンラインで京都文教大学の学生さんとつなぎ、自分たちの行程表を発表しました。その後、学生さんからそれぞれの場所の見所や行程表に関するアドバイスをいただきました。

見学班での行程表作成と並行する形で、集合班の打ち合わせも加わりました。今回の京都へは新幹線を利用しましたので、旅行初日の学年全体の集合場所は新横浜駅でした。6月の鎌倉への遠足の際も、公共の交通機関を利用しての現地集合でしたが、今回も、新横浜までは子どもたちだけで向かいます。住んでいる場所をもとに3~5名程度で小グループを作り、途中のチェックポイントを経て新横浜まで移動しなくてはなりません。不測の事態への対応も考え、各グループの状況を教員が確認したり、予想外のトラブルに速やか対処したりできるようにしました。集合班での話し合いでは、集合時刻までに新横浜に到着するためには、何時の電車に乗り、どこで乗り換えなければならないのか、乗り遅れると次の電車は何時なのか等、様々な角度からシュミレーションしていました。その上で、それぞれの班が集合時刻や場所を決め、カードを仕上げていきました。

修学旅行に向けて、3か月近くをかけ、以上のような準備をすすめてきました。自由散策である2日目は、子どもたちだけで行動する点で少なからず子ども自身、保護者の方が心配していました。
この点については、以下のことに取り組むことで、子どもたちの不安を少しずつ自信に変えていくことができました。

①6月の鎌倉校外学習で今回同様に自由散策を実施したこと。
②事前に入念な行程表を作成したこと。
③Wi-Fiルーターを各グループに1台持たせ、ロイロノートで現在の場所をリアルタイムで本部教員に報告し、やり取りしたこと。
➃緊急時の対応をマニュアル化したこと。
⑤GPS探知機をグループに1台持たせ、位置情報をリアルタイムで確認できる状況にしたこと。
⑥子どもたちの準備の過程を保護者の方にもお伝えし、ご理解・ご協力をいただいたこと。
⑦現地の大学である京都文教大学と連携し、当日お手伝いとして参加していただいたこと。

①~⑥については、鎌倉校外学習のときにも同様に実施したことで、子どもたちはこれらの過程を見通しを持って取り組むことができ、安心度合いを増して、当日の活動に入ることができました。

保護者の方や宿泊・見学先の方々のご配慮、京都文教大学の学生の方のご協力により、無事に終えることができました。帰路の新幹線の中での子どもたちの表情からは、今回の旅行に対する満ち足りた思いが伝えわってきました。

 

【創造力・メタ認知力】3年国語「組み立てにそって,物語を書こう」

3年生の国語で「組み立てにそって書く」を目標に,物語を作りました!

一つ前の単元,「組み立てをとらえて,民話をしょうかいしよう」で,「三年とうげ」を通して《起承転結》という物語の組み立てを学習しました。また,民話をさがして友だちに紹介する活動では,さがしてきた民話の起承転結を簡単にまとめ,友だちに紹介しました。

そこでの学習を踏まえ,物語を作ります。以前,「読んで,そうぞうしたことをつたえ合おう」の単元で「きつつきの商売」の続きを作成した経験のある子どもたちは,その時に味わった創造の歓びや友だちからの言葉の嬉しさを思い出し,とてもワクワクしている様子でした。

《起承転結》を意識するあまり,登場人物の行動ばかりに意識が向かい,心情の移り変わりが希薄になっては意味がありません。まずは,これまで学習してきた物語文を思い出し,プラスの気持ちやマイナスの気持ちに関わりそうな言葉をたくさん見つけました。

次に,物語のあらすじを考えます。その際,

①起承転結にそってあらすじを考える

②それぞれの場面で使いたい言葉(気持ちにかかわる言葉)を1つ以上あげる

ことを約束として考えました。

そして,このあらすじをもとに物語を作っていきます。骨組みを作ってから肉付けをしていったこと,また,そこに付随する気持ちを先に想像していたことで,すんなりと作品づくりに入っていくことができました。完成した作品を見ると,同じような出来事の羅列になってしまっている話や,オチや結びのない話がほとんどなく,起承転結を意識した作品にすることができました。

このあとは,実際に本の形にしてみんなで読み合います。作品づくりの前にそれを伝えたところ,あるクラスの児童から「ラーニングスペースに置いて,1・2年生にも読んでほしい!」という意見が出ました。他クラスにもその意見を紹介したところ,どのクラスも大賛成。どうやらそれも執筆意欲につながったようでした。ラーニングスペースに置くということで,予定していたよりもしっかりした形で本にすることになりました。そこで,ここから先は読書の授業で形にしていきます。子どもたちの言葉から,より多くの人に作品を見てもらう機会を作ることになりました。本の完成が楽しみです♪

 

 

桐蔭まつりをふりかえって

桐蔭学園小学校で 2回目の行事となる「桐蔭まつり」が12/ 2に開催されました。このおまつりは3年生以上の各クラスが低学年や桐蔭幼稚園生、保護者の皆様などを招いてそれぞれイベントを行うというものです。このおまつりの大切なポイントは子どもと大人がチームとなって開催に至るまでのプロセスも共にし、子どもの考えを中心に大人はサポートに徹するという視点です。三年生以上の子どもたちの企画段階から役員・代議員の保護者の方にも入って頂き10月から活動が始まりました。今年は 2回目ということもあり、昨年の経験をもとに一人ひとりの子どもたちの中にイメージがさらに広がっている様子でした。
例えば、3年生ではお化け屋敷の企画の中で「怖すぎると低学年が泣いちゃうかもしれないから教室を暗すぎないようにしよう」といった考えが出たそうです。そのほかの学年でもテーマに沿った空間を演出したり、レモネードスタンドという企画で小児がん支援プロジェクト・募金活動に取り組んだり、昨年どうしてもお客様に味わってほしく考えた中で実現出来なかったジェットコースターを実現させたりとそれぞれに昨年の経験を生かして広がった企画がたくさん見られました。また、これらの一つ一つの企画が桐蔭学園小学校が掲げている6つのキーコンピテンシー育成へと繋がっていきます。新たな企画への取り組みではチャレンジ力、創造力を磨き、低学年への配慮などが思いやりを育みます。昨年度のふりかえりからの新企画はメタ認知力を構築し思考することも必要となります。そして何よりお客様により楽しんでもらいたいと考える取り組みはエージェンシーを育ててくれます。これらのプロセスにこそ大きな価値があると感じています。
今年度は、低学年が保護者の方と一緒に来校することが出来たことから家族団欒といった暖かな光景をたくさん目にしたり、卒業生や転校生との再会の場になったりもしました。年によって変化していく桐蔭まつりが、来年・再来年とさらに変化していき、子どもたちにとっても子どもたちを支える大人にとっても幸せな一日となれる行事になっていくことを心から願っています。

 

【チャレンジ力・創造力・思いやり・メタ認知】 ~4年宿泊行事 三浦~ 

7月17日(月)18日(火)に4年生の1泊2日の宿泊行事が実施されました。子どもたちは昨年度、野島青少年研修センターにて、初めての1泊2日の宿泊行事を経験しています。

昨年は、初めてということもあり、自分の事や泊まるということだけで精一杯だった子どもたちでしたが、今年は昨年の経験もあることから、子どもたちの姿にも少し余裕が見られました。その姿や、日々の子どもたちの様子をみて、もっと子どもたちが主体となって取り組むことができるのではないかと、初の試みである「宿泊行事実行委員」を立ち上げてみました。子どもたちの反応を見てみると、「やってみたい。」という子が多数上がり、実行委員の希望を募ったところ、希望者数は学年でなんと23名も集まりました。実行委員としては、人数が若干多いようにも感じましたが、まずは子どもたちの「やってみたい」という気持ちを優先し、23名で宿泊行事の具体的な内容を決めていくことになりました。

 

人数も多いということで、

【全体の企画・しおりを作成するチーム】

【ホテル、バス、公共の場所での過ごし方を考えるチーム】

【バスやホテルでの部屋での過ごし方やレクリエーションを考えるチーム】

の3つに役割を分担し取り組んでいくことになりました。

 

初めての経験でありながらも、朝休みや、他の休み時間に声を掛け合って集まったり、自宅で調べてきたことを持ち寄ったりと、子どもたち自身で、考え、協力しながら進める姿を目にすることができました。時には各クラスへ協力を呼びかけるなど、全員で宿泊行事を作っていく、成功させるという想いも伝わりました。特に、子どもたちが力を入れていたのは宿泊行事のしおりです。教員に行程を確認して、全くの白紙の状態からロイロノートを使って1ページ1ページ作り上げていきました。宿泊行事のねらい、目標、決まり、施設紹介、レクリエーションなど構成やレイアウトまで子どもたちだけで取り組み、ついにしおりが完成しました。学年会では、そのしおりをもとに、実行委員のみんなから説明があり、これで、宿泊行事の準備が整いました。

【8月17日(月)1日目】

当日は、通常よりも少し早い集合ではありましたが、子どもたちは全員笑顔。ワクワクして朝早く起きてしまった子や、ドキドキしてなかなか眠れなかった子もいたようです。大きな荷物を背に元気にバスに乗り込みます。1日目の最初の目的地は新江ノ島水族館です。

バスを降り、集合写真を撮ったあとは、グループ行動(調べ学習)と体験活動です。体験活動は前半後半に分かれての実施ですので、後半グループには集合時刻を伝えた後、別行動となります。

体験活動では、小さなビンの中にカラフルな小石を入れ、植物やプラスチックの魚を泳がせます。なかなか細かい作業で手こずっている子も中にはいましたが、1つだけのミニ水族館です。できあがった世界に、子どもたちの目もキラキラしていました。

グループ行動では、事前に新江ノ島水族館について調べてきたことをもとに、計画してきたことを確認しながら、見学(調べ学習)します。中には新江ノ島水族館へは家族で来たこともある子もいましたが、友だちと行動したり、水族館にいる生き物の種や生態を調べたりすることで、また違った楽しさを感じているようでした。

学校でお互いのやりたいことや行きたい場所を、事前にみんなで話し合ってきたものの、実際に現地に来たことで、計画してきたことをその場で変更することもあったと思います。自分の事だけではなく、グループみんなのことを考え行動していくということが今回のグループ行動でのおおきなねらいでもあります。どのグループもみんなが納得し、楽しめる方法を模索しながら時間いっぱい水族館を満喫することができたようです。

新江ノ島水族館を出て、いよいよ子どもたちが楽しみにしている宿泊先に向かいます。

ホテルに到着した後は、入館式を行い各部屋に移動しました。

ホテルでは、自分のことは全て自分でやらなければいけません。布団を敷く、荷物の整理、お風呂の準備、片付けまで全て自分たちで行います。時には、友だちと協力してやらなければいけないこともあります。順番を守ったり、我慢をしなければいけないこと、意見がぶつかることもあったことでしょう。その他、食事のマナーや、公共の場所での態度など、子どもたちの「自ら考えて行動する」場面をたくさん目にすることができました。

 

【7月18日(火)2日目】

2日目の目的地はソレイユの丘。ここでの活動はかなりの広範囲になるため、各グループ事前に施設マップをみながら話し合う時間を設けました。

当日は、とても気温が高かったため、グループ行動となると、子どもたちの体調管理を私たち教員が把握するのが難しいということもあり、急遽当初の予定を変更し、時間を区切って教員が子どもたちの安全を確認しながら活動することになりました。そのような、急な状況の変化にも子どもたちは理解を示し、話し合って予定を組み直している姿を見ることができました。

2日間の宿泊行事を終え、子どもたちがこんなにも主体的に行動し、何でも自分たちで解決していけるのかと改めて子どもたちの可能性、力を感じました。私たち大人は勝手な物差しで子どもたちの力を判断するのではなく、もっと子どもたちの持っている力や可能性を信じ、子どもたちに任せる、考えさせる、やらせてみるということが必要であると改めて実感した2日間となりました。

 

4年生も2学期がスタートしています。今回の宿泊行事で得た達成感や課題こそが、次へのやる気、行動力に繋がっていくことでしょう。今後も無限の可能性に満ち溢れた子どもたちを全力で見守りサポートしていきたいと思っています。

 

【子どもたちの宿泊行事のふり返り】

 

この宿泊行事で得た経験は、今後の学校生活や様々な行事にもきっと活かしていけることでしょう。2月には第2回宿泊行事を予定しています。子どもたちの更なる成長を楽しみにしています。