月別アーカイブ: 2024年5月

【思考力・思いやり】2年生遠足「ズーラシア」

 2年生の遠足が、5月10日によこはま動物園ズーラシアで実施されました。天気にもめぐまれて、たくさんの動物たちを見ながら楽しく一日を終えることができました。

 事前準備では、広い園内のうち「アフリカの熱帯雨林」と「アフリカのサバンナ」のエリアでグループ見学をするため、どの動物をどのようなルートで巡っていくかを、子どもたちが話し合って決めていきました。この話し合いは一人ひとりの希望が異なる可能性のある場面です。「こっちのルートで行くとうまく見られそうだね」など、うまく希望の折り合いがつけられるように、考えながら話し合いが進められました。

当日は天気にめぐまれ、青空のもと実施することができました。グループの仲間と一緒に見学をスタートし、自分たちで考えた計画に沿って動物を見て回り、子どもたちは目の前で見る動物たちに盛り上がっていました。また、「はぐれないように気を付けよう」「○○さんが遅れているから待ってあげよう」「疲れたなら水筒を持ってあげるよ」など、グループで上手に回れるようにお互いを思いやりながら散策をしている様子が印象的でした。

お昼のお弁当を食べたあとは、クラスごとに並んで「日本の里山」「オセアニアの草原」「アジアの熱帯林」を見て回りました。レッサーパンダやスマトラトラ、オランウータン、インドゾウはすぐ目の前で見ることができ、子どもたちからは歓声があがりました。たくさん歩いたので最後はクタクタになっていましたが、楽しく一日を終えることができ、新しいクラスの仲間と仲の深まる遠足となりました。

 

【チャレンジ力・思いやり】1年生遠足「子どもの国」

5/10(金)に1年生は遠足でこどもの国に行ってきました。

入学して1か月。ようやくクラスの子の名前と顔を覚えてきた1年生が、初めて学校外に出て活動する行事でした。今回の遠足ではこどもの国の中をお散歩した後、4~5人ごとの班でスタンプラリーを行いました。学校外での班活動では、班のメンバーで協力して活動することが重要になります。どうやったらうまくいくのか、道徳の授業でわがままなキャラクターが出てくる文章を読んで考える時間を設けました。

「わがままなことをすると、自分もあとから悲しいことになっちゃうんだね…」という気づきがあった子どもたちは、自分の思いとどう向き合うかを少しずつ考え始めることができました。どんなことがわがままになるのか、わがままが出そうになったらどうしたらいいのかを考えて、遠足での班活動に向けての準備を進めてきました。

最初のミッションは班の名前を決めることでした。相談しながら決めていきますが、「私はこれがいい!」「ぼくはこう思う!」となかなか決まらない班もありました。それでも話し合いを続けていくと、「じゃあまずは書き出してみよう!」「二つの名前をくっつけてみるのはどう?」「今回はそれでいいから、次は決めさせてね!」とみんなが納得できるようにアイデアを出し合う姿が見られました。誰かが我慢するだけにならないように、みんなで話し合いを続けていくと、少しずつ相手を思いやった発言も見られるようになってきました。

いよいよ出発です!

まずはおさんぽに行きました。広い子どもの国の中をみんなで歩きました。迷子にならないように気をつけながらも、急な坂をのぼったり、つり橋にチャレンジしたりと、一人ではできないことにもチャレンジしました。疲れてきても、お互いに声をかけあって、歩くことができました。

そして、メインイベントのスタンプラリーです。広い公園内に散らばった先生たちを見つけて、ミッションをクリアすると、シールがもらえます。地図を見ながら、作戦を考えて、ミッションにチャレンジしました。「迷路の中の先生を見つける」「けんぱをする」「滑り台を3つ以上滑る」「面白ポーズで写真を撮る」などのミッションにチャレンジする中で、「次はどうやって行く?」と話し合い、相手を少しずつ思いやる気持ちも出てきたようです。もちろん言い合いになってしまったり、はぐれてしまったりという班もありましたが、最後まであきらめずに満足げな子どもたちでした。

 

お弁当のころには班のチームワークも高まってきました。お弁当を食べて、自由遊びをして・・・楽しいことがたくさんの遠足になりました。最後はクタクタな1年生でした。目印につけていたバンダナも子どもたちにとっては変身グッズになりました!子どもたちの創造力には驚かされます。

 

 

【創造力、思いやり、エージェンシー】2年生学校探検

4月24日(水)に、2年生が1年生に、校舎内の案内をして回る「学校探検」が行われました。2年生の子たちは1年生の時から、自分たちは入学してくる1年生にどんなことを伝えることができるだろうか、考えを深めていきました。幼稚園や保育園と小学校の違いを考え、伝えるためのメッセージカードを作ってみたり、学校のどんな場所を教えてあげた方がいいかを考えたりしていきました。そして2年生となり、実際に1年生が入学してきたので、1年生の時に考えたことを生かして学校探検に臨みました。

気持ちを思いやりながら計画を立てていきました。すると、まずは案内する1年生に自分のことを知ってもらわないと仲良くなれないと気付き、オリジナルの名札を作ることにしました。それぞれの好きなものや個性の分かる、素敵な名札が出来上がりました。この名札は、当日はシールにして胸に貼り、1年生に見てもらいました。

そして迎えた当日。2年生自身もきちんと案内できるか不安な気持ちもありましたが、学校探検を楽しみに待ってくれていた1年生が元気に迎えてくれるとすぐに仲良くなることができました。グループとなる1年生と一緒に、さっそく探検スタートです。

 1年生もはぐれないように手をつないだり、きちんと付いてきてくれたり、協力をしてくれました。廊下もきちんと歩いて、「ここは保健室だよ。けがをしちゃったり、ぐあいがわるくなったりしたら来るんだよ。行くときは先生にちゃんと言ってね。」「ここは体育館。雨の日でも運動ができるんだよ。」など、校舎内のいろいろな場所を、一生懸命紹介していました。1年生もよく話を聞いてくれました。校舎内の紹介が終わってスタート地点の教室へ戻ってきたら、一緒に塗り絵をしたり、折り紙を作ったりして遊び、さらに仲良くなれました。昼休みにはだるまさんが転んだをして一緒に遊んだり、1年生が2年生の教室に遊びに来たりする様子が見られました。1年生と2年生は同じフロアで生活しているので、この学びをきっかけに、これからも仲良く過ごしてもらいたいと思います。