月別アーカイブ: 2025年11月

【チャレンジ力】【エージェンシー】【思いやり】5年生 宿泊行事 那須高原

5年生は10月1日から3日にかけて、那須高原で2泊3日の宿泊行事を実施しました。この行事は、那須高原の自然を体験するとともに、農業や酪農といった実践的な活動を通じて多様なキャリアの在り方に触れることを目的としています。また、この宿泊体験を通じて、学校で行われる田植え・稲刈りの学びと関連付け、食や仕事に対する理解を深めることを目指しました。

今回の宿泊行事を通じて、子どもたちはチャレンジ力、エージェンシー、そして地域の方々や友だちへの思いやりを育むことをテーマに取り組みました。

1日目:登山チャレンジ

初日は雨天となりましたが、子どもたちは状況に応じた行動を考えながら計画を調整しました。ロープウェイに乗車し、短時間ではありますが登山を体験しました。「雨でも安全にできる楽しみ方は何だろう?」という声が子どもたちの間から上がり、主体的に次の行動を考える姿も見られました。突然の天候変化にも柔軟に対応し、限られた環境下で最大限楽しむ工夫を見せた姿が印象的でした。

2日目:農業と酪農体験を通じた仕事の学び

地元の農家さんや酪農家さんの協力で、農業と酪農の体験を行いました。農業体験では、ブロッコリーの苗を植えたり、玉ねぎの種を蒔いたりする作業に取り組みました。この活動では、「学校で経験したお米と今回の野菜作り、同じ食べ物だけど別の手間があるんだ!」と驚く声があり、食べ物が作られるという過程について幅広い学びを得ることができました。

酪農体験では、牧草を集めたり、動物にエサをあげたりする作業を通して、動物たちと命のつながりを感じる時間となりました。特に牧草集めでは班で役割分担をして協力し合い、無事に作業を終えることができました。この活動で養われたチャレンジ力と、農家さんや酪農家さんへの敬意は、今後のキャリア観にも大きな影響を与えていくものと思われます。

宿泊体験を通じた多様な交流

宿泊は那須高原の6つのペンションに分かれ、それぞれのオーナーの方と交流しながら、パン作りや木工体験、星空観察などの特別な体験を楽しみました。この活動では、自分で何かを作る達成感を得るとともに、地域の方々と対話することでその仕事に対する情熱や誇りを感じる場にもなりました。また、同じペンションに宿泊する友だちと協力して食事を整えたり、体験活動を円滑に進めたりすることを通じて、互いへの思いやりの心が育まれました。宿泊の最後には子どもたちから「オーナーの方にお手紙を書きたい」「配膳のお手伝いをしました!」という声も聞こえてきました。

3日目:自然と向き合う釣り体験

最終日には渓流釣り体験を行いました。初めての釣りに挑戦する子どもたちは、最初こそ苦戦していましたが、友だち同士でアドバイスを送り合いながらひとつずつ課題を乗り越え、最終的には魚を釣り上げる成功体験を味わいました。この日は特に、自ら考え挑み続けるチャレンジ力と、仲間と助け合う協調性が存分に発揮されていました。

総括

今回の那須高原宿泊行事では、食や地域、仕事に関する学びを通じて、子どもたちはチャレンジ力、エージェンシー、そして思いやりの心を育みました。同時に、学校での稲刈り行事とのつながりを意識し、自分たちが普段口にしているものがどのように作られ、またそこにどのような人々の努力があるのかを理解する機会となりました。この行事で培った学びや経験が、今後の学校生活や将来のキャリア形成に生かされていくことを期待しています。

学校に戻ってから、各ペンションでのことを新聞にし、ペンションの方へお手紙を書きました。子どもたちにとってかけがえのない体験になったようです。お手紙や新聞では各オーナーの方への親しみを感じている様子が印象的でした。

 

【思考力・チャレンジ力】5年生 稲刈り

5年生は一年を通して「米」に大きく関わっていきます。第一幕は【田植え】。今回はその第三幕【稲刈り】を行いました。晴天の下、多くの保護者や営繕部の方々に見守られながらの活動となりました。
 田植えの時とは違い、かたくなった土や、自分たちが植えた苗の大きな成長に驚きながら、子どもたちは稲刈りの作業に夢中になって取り組んでいました。三クラス総勢約90名での作業でしたが、想像以上の稲の量。そこで、チームに分かれて協力しながら進めました。稲刈りチームは鎌を使って稲をどんどん刈っていきます。一本ならやわらかい稲も、何本も束ねて刈るとかなりの力が必要で、軍手と長靴が欠かせませんでした。袈裟懸けチームは刈り取られた稲を束ね、縄でしっかりと縛って物干しざおに掛けていきます。どの作業も大変でしたが、互いに声を掛け合い、笑顔で取り組む姿が印象的でした。この田植えから始まる一連の活動は、【第二幕・社会科の学習】にもつながっています。社会科では10月ごろから「米作りのさかんな地域」という単元に取り組み、米作りの過程や効率化・安全面の工夫を学びながら、現代の社会課題や今後の展望について考えを深めました。今年は米の高騰が連日ニュースで取り上げられたこともあり、子どもたちの関心はとても高く、「米の高騰を抑える方法って、備蓄米を放出する以外にもあるの?」「どうして農家さんはもっと米を作らなかったの?」など、自ら問いを立てる姿が見られました。これらの問いをもとに、地理的な条件や歴史的な背景を調べ、また、生産者(農家)、消費者、環境保護団体などさまざまな立場の視点から情報を集めて考察しました。友達との意見交流を通して、最初の考えを修正したり、より深めたりする児童の姿も多く見られました。

 今回の稲刈り体験では、「実際にやってみたからこそ感じること」が加わり、社会課題への自分なりの考えを一層明確にすることができました。
子どもたちからは、「ほぼ一年をかけて行う米作りはとても大変だと感じた。桐蔭の田んぼだけでもこの大変さだから、農家さんはもっと苦労していると思う。」「米作りは苗を植えたり除草したり、稲を刈って干したりと重労働。だからこそ米の高騰につながっているのかなと思った。」といった、体験を通して学習内容を結びつけた感想が聞かれました。そして、今年は第四幕【調理実習】へと続きます。自分たちで刈り取った稲を脱穀・精米し、精米されたもち米を使って「おこわ」を作る予定です。「植える」「育てる」「刈る」「食べる」という一連の流れを自分たちの手で体験することで、子どもたちはさまざまな視点から考え、感じ、思いを深めていくことでしょう。営繕部の皆様をはじめ、ご協力いただいたすべての方々に心より感謝申し上げます。

《子どもたちの感想文より》

黄金色の稲穂を刈る作業は、予想以上に重労働で腰が痛くなりました。そして、その刈った、稲を束ねるのも、かなりの力が必要でとても疲れました。この大変さを身をもって体験したことで、スーパーや、お米屋さん、インターネットのショップで見るお米一粒一粒が、どれほどの手間と汗の結晶であるかを実感し、お米を作る素晴らしさを感じました。これからは、食べ物への感謝の気持ちを持って残さずいただこうと思いました。

 私は今回の行事で、食のありがたみを改めて知りました。お米は簡単に育つと思っていましたが、とてもたくさんの工程がありました。毎日のお水の管理や、雑草抜きなど、米作りの一年に欠かせない作業を間近で見て、本当に良い学びになりました。さらに、こんなに多くの作業と多くの稲を普段3人で作業していらっしゃると聞いて改めてすごいなと感じました。この場を設けてくださった先生方、営繕の方々に感謝します。

 私は学校の授業で、はじめて稲刈りをしました‼️初めは、どうやってやるのか分からなかったけど、先生や友だちに教えてもらってだんだんできるようになりました鎌を使って稲を切るのは難しかったけど、きれいに刈れたときはとても嬉しかったですお米ができるまでにはたくさんの人の手がかかっていることもわかりましたこれからはお米を食べるときに感謝の気持ちで食べたいです