月別アーカイブ: 2022年2月

5年総合(探究)「職業について考えてみようPart1(業界・業種)」

5年担任 渡部 彩子

2学期の総合学習では、「業界・業種」を題材に探究活動を行いました。
今回の活動のゴールは「就職説明会」です。自分が調査した業界・業種についてクラスや学年のみんなに向けて説明会を行い、その業界に就職してもらうことを目指します。

 

まずは、「興味のある、やってみたい、ワクワクする業界」について、クラスで説明会を行います。
業界の調査、資料作成と発表は、同じ業界を選択した仲間とグループを組んで取り組みます。説明を聞いてくれる人たちに「就職したい!」と思ってもらえるよう、自分たちがその業界の仕事、そして魅力を知るところからはじめました。
説明会実施にあたり、業界の魅力を説明する「就職情報誌」を作成しました。その業界で実際に仕事をしている人になりきって作成します。

 

そして、作成した「就職情報誌」をもとに、クラス内で発表を行いました。

次は「どんな魅力を感じているのか知りたい業界」について、クラスをこえて学年全体で説明会を行います。まずは、1つ目で作成した「就職情報誌」について振り返り、2回目の説明会に向けて、情報誌作成に必要な要素や魅力的な書き方について考えました。そして、次の情報誌作成にあたって取り入れたいことをロイロノートのダイヤモンドランキングにして整理しました。

次に、実際に情報誌に盛り込む内容を、どのような順で書いていくと伝わりやすいのかを考えてプロット図を作成しました。

各個人でこのような振り返りと情報誌作成に向けた下準備をしたところで、実際にグループで集まって情報収集や情報誌作成等、説明会へ向けた準備を行いました。

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いざ2回目の説明会。今回は学年全員の前での説明会です。子どもたちは、多少緊張している様子はあったものの、2回目の説明会ということで、1回目を踏まえて資料(情報誌)を作りこんだことが自信となったのか、どのグループも立派に説明することができました。

この2学期は、「まとめ・表現」、特に、「資料作成」に重きをおいて活動を行いました。今回は、「自分の業界に就職してもらうにはどうすればいいのか」を出発点とし、そこに必要な内容や表現方法について、2回の説明会を通して学習しました。3学期は、この2度の説明会を経て「就職したい!」と思った業界へ実際に就職し、その業界に属する職業について個人で探究活動を行っていきます。

 

2年生活科「お世話になっている方々へ!」

担任 小林 勉

 2年生になって、生活科の取り組みは「えだまめの栽培」から始まりました。桐蔭学園には畑があり、植栽の方々が手入れをしてくださっています。『豆まき→成長の観察→収穫→家庭でどのように食べたのか』という流れで学習は進みました。この流れの中で、植栽の方が日々自分たちの「えだまめ」を世話してくださっていることに子どもたちは気が付きました。そこで、収穫の最後に大きな声でお礼を言うことができました。

自分たちが毎日学校生活をしている中で、他にもお世話になっている方がいることに目が向くようになりました。そこで、初めに出てきたのが毎日登下校で乗るスクールバスの運転手さんでした。「運転手さんはどんな仕事をしているのだろう」「運転手さんはどんな気持ちで自分たちをバスに乗せてくれているのだろう」など、そんな気持ちから『お世話になっている方々について考えよう』という単元が進みました。

 

ロイロノートでお仕事について考え、意見を出し合い、実際にインタビューしてみようということになりました。実際に自分たちの疑問をインタビューして、疑問が解決した子どもたちの様子はとても充実した感じで、「今日から心を込めてあいさつしなくちゃね。」「バスに乗ったら、静かにしなくちゃね。」などという声が聞かれました。

次に、給食の方はどんな仕事をしているのだろうということになり、同じように給食の方たちのお仕事を考え、疑問点をインタビューして解決しました。

そして、最後には「お礼のお手紙」を作り、運転手さんと給食の方に渡すことができました。

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すると、学校生活の中で自分たちが何かできないかと考える子も出てきました。そこで、学校の中でできる「おしごと」についての取り組みが始まりました。
自分で仕事を考え、計画し、実行しました。12月の短縮中から1月にかけて実践しました。毎日取り組む子ややることを忘れてしまって声をかけられる子もいましたが、振り返りを行うと「続けて取り組みたい」とみんなが感じていました。ゴミ拾いを仕事にした子は、「いつもは気が付かなかったゴミに気が付くようになった。家でごみを拾っていたら、お母さんに褒められた。」、グラウンドに落ちていたボールを拾うことを仕事にした子は、「高学年の人がえらいねと言ってくれて、うれしかった。」など、うれしそうな表情で話してくれたのが印象的でした。
3学期の最後には、「学校→家」に目を向けて、家族にはどのようにお世話になっているのかを考えさせ、感謝の気持ちが伝えられたらと思います。

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2年生図工「わくわく おはなしゲーム ~すごろく作り~」

授業者 大井勇輝

すごろくは、「サイコロを振り、出た目の数だけ進む」という単純で分かりやすいルールで、誰でも遊ぶことができるゲームです。アイディア次第では、表現する世界を様々な方向へ広げたり、工夫して仕掛けを作ったり、おもしろさを深めたりすることができます。始めに、みんなですごろくで遊びましたが、何とこのすごろく、私(授業者)が小学生の頃に作ったすごろくなのです!初めてすごろくで遊ぶ子もいたので、ルールを確認しながら何度も遊びました。どのグループも自然と笑顔が生まれます。これもすごろくの持つ魅力のひとつなのかもしれません。

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本題材で作るのは「ただマス目を進ませるすごろく」ではなく、マス目にストーリーのある『おはなしゲーム』です。ルールはすごろくと同じですが、自分で考えたお話をきっかけに、マスの内容やもっと面白くなる工夫を取り入れられるように子どもたちが考えられるようにしました。そこで、今回使用したのがシンキングツール【フィッシュボーン】です。フィッシュボーンを使って、自分で作ったお話に合ったマスの内容や工夫を考えました。「すすむマス」「もどるマス」「やすむマス」「もっと楽しんでもらう工夫」という4つの観点に分けて多面的にゲームの内容を考えていきます。友だちとシンキングツールを見せ合いながら、自分たちが作ったお話について自然と相談する姿が見られました。
 

次の授業では、家でマスが進む設計図を考えてきた子、家で作ってきたすごろくで遊ぶ子、マスの内容だけではなく形や色も工夫している子、マスの順番を考えながら並べる子、様々な子どもたちの姿が見られました。まだ作り始めたばかりですが、「作る⇔遊ぶ」を繰り返しながら試行錯誤し、よりよい作品を作りたいという思いが、子どもたちの中で広がっているようです。完成に向け、もっと楽しんで取り組みたいと思います。

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