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2年生図工「わくわく おはなしゲーム ~すごろく作り~」

授業者 大井勇輝

すごろくは、「サイコロを振り、出た目の数だけ進む」という単純で分かりやすいルールで、誰でも遊ぶことができるゲームです。アイディア次第では、表現する世界を様々な方向へ広げたり、工夫して仕掛けを作ったり、おもしろさを深めたりすることができます。始めに、みんなですごろくで遊びましたが、何とこのすごろく、私(授業者)が小学生の頃に作ったすごろくなのです!初めてすごろくで遊ぶ子もいたので、ルールを確認しながら何度も遊びました。どのグループも自然と笑顔が生まれます。これもすごろくの持つ魅力のひとつなのかもしれません。

09  07

本題材で作るのは「ただマス目を進ませるすごろく」ではなく、マス目にストーリーのある『おはなしゲーム』です。ルールはすごろくと同じですが、自分で考えたお話をきっかけに、マスの内容やもっと面白くなる工夫を取り入れられるように子どもたちが考えられるようにしました。そこで、今回使用したのがシンキングツール【フィッシュボーン】です。フィッシュボーンを使って、自分で作ったお話に合ったマスの内容や工夫を考えました。「すすむマス」「もどるマス」「やすむマス」「もっと楽しんでもらう工夫」という4つの観点に分けて多面的にゲームの内容を考えていきます。友だちとシンキングツールを見せ合いながら、自分たちが作ったお話について自然と相談する姿が見られました。
 

次の授業では、家でマスが進む設計図を考えてきた子、家で作ってきたすごろくで遊ぶ子、マスの内容だけではなく形や色も工夫している子、マスの順番を考えながら並べる子、様々な子どもたちの姿が見られました。まだ作り始めたばかりですが、「作る⇔遊ぶ」を繰り返しながら試行錯誤し、よりよい作品を作りたいという思いが、子どもたちの中で広がっているようです。完成に向け、もっと楽しんで取り組みたいと思います。

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