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2年生活科「お世話になっている方々へ!」

担任 小林 勉

 2年生になって、生活科の取り組みは「えだまめの栽培」から始まりました。桐蔭学園には畑があり、植栽の方々が手入れをしてくださっています。『豆まき→成長の観察→収穫→家庭でどのように食べたのか』という流れで学習は進みました。この流れの中で、植栽の方が日々自分たちの「えだまめ」を世話してくださっていることに子どもたちは気が付きました。そこで、収穫の最後に大きな声でお礼を言うことができました。

自分たちが毎日学校生活をしている中で、他にもお世話になっている方がいることに目が向くようになりました。そこで、初めに出てきたのが毎日登下校で乗るスクールバスの運転手さんでした。「運転手さんはどんな仕事をしているのだろう」「運転手さんはどんな気持ちで自分たちをバスに乗せてくれているのだろう」など、そんな気持ちから『お世話になっている方々について考えよう』という単元が進みました。

 

ロイロノートでお仕事について考え、意見を出し合い、実際にインタビューしてみようということになりました。実際に自分たちの疑問をインタビューして、疑問が解決した子どもたちの様子はとても充実した感じで、「今日から心を込めてあいさつしなくちゃね。」「バスに乗ったら、静かにしなくちゃね。」などという声が聞かれました。

次に、給食の方はどんな仕事をしているのだろうということになり、同じように給食の方たちのお仕事を考え、疑問点をインタビューして解決しました。

そして、最後には「お礼のお手紙」を作り、運転手さんと給食の方に渡すことができました。

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すると、学校生活の中で自分たちが何かできないかと考える子も出てきました。そこで、学校の中でできる「おしごと」についての取り組みが始まりました。
自分で仕事を考え、計画し、実行しました。12月の短縮中から1月にかけて実践しました。毎日取り組む子ややることを忘れてしまって声をかけられる子もいましたが、振り返りを行うと「続けて取り組みたい」とみんなが感じていました。ゴミ拾いを仕事にした子は、「いつもは気が付かなかったゴミに気が付くようになった。家でごみを拾っていたら、お母さんに褒められた。」、グラウンドに落ちていたボールを拾うことを仕事にした子は、「高学年の人がえらいねと言ってくれて、うれしかった。」など、うれしそうな表情で話してくれたのが印象的でした。
3学期の最後には、「学校→家」に目を向けて、家族にはどのようにお世話になっているのかを考えさせ、感謝の気持ちが伝えられたらと思います。

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